量子型演算処理システム「ヴェーダ」のログ

量子型演算処理システム　 ヴェーダ @veda2314

クラウス　「……早急に資料を揃えていただきたい、すぐにでも大統領に報告を……」

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キム中将「　くれぐれも公には……　パニックになります。」

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クラウス　「わかっています。大統領を中心に特別対策室を設置し、事態の収集に当たります」

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キム中将　「よろしくお願いします……軍も、対応を進めます。」

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グラハム　「データは読ませてもらった。……奇々怪々だな。宇宙より飛来した金属片が、人間を襲うとは……」

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グラハム　「しかし、疑問もある。探査船を破壊したのは、新型を操るイノベイターだと聞いている。なぜ、金属片はイノベイターの脳量子波に引かれなかった？」

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カタギリ　「鋭い指摘だね。だけど、答えは簡単だ。イノベイター……シャーマン大尉といったかな、彼のパイロットスーツには脳量子波を遮断する処置が施されている。ファングをより正確に操るためにね」

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グラハム　「さすが、次期主力候補機のライバル陣営については調査済みというわけか。……ちなみに聞くが、後ろにいる女性は誰だ？　……フッ、隅に置けない男になったようだな」

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カタギリ　「えっ、ああ……。彼女は、大学院時代の同期だよ。宇宙物理学の権威で、エルスの実態について一緒に研究をしているだけで……」

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グラハム　「彼女の目はそれだけだと言ってはいない。これは祝杯ものだな。朴念仁にロマンスが訪れようとは」

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ミーナ　「ミーナ……ミーナ・カーマインよ。よろしくね、エースパイロットさん」

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グラハム　「キミの名前を心に刻むことにしよう」

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カタギリ　「いや、だから、そういうんじゃないって……」

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グラハム　「進展があったら連絡をくれ。通信を終わる」

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カタギリ　「……ああ、神よ……」

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ロックオン（ライル）　「トレミーへ、こちらロックオン・ストラトス。小型艇の着艦シークエンスに入る」

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ミレイナ　「ハプティズムさん、ピーリスさん、お久しぶりです」

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アレルヤ　「ずいぶん雰囲気が変わったね、ミレイナ」

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ピーリス　「その髪形、とても似合ってるわ」

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ミレイナ　「えへへ、大人の女に脱皮中です」

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フェルト　「刹那、どうかした？　……なにか、感じたんでしょ？」

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刹那　「……ああ……だが、うまく、言葉にできない……」

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スメラギ　「……刹那のことが、気になるのね」

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フェルト　「なんだか、怖いんです。刹那がイノベイターになってから、出会った頃に戻ってしまったようで……誰にも心を開かなかった、あの頃に……」

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スメラギ　「変革した自分に戸惑っているのよ、その能力にも……私たちと違う自分を、強く意識してる……」