第7回ARGカフェでの「図書館はいらないか」について(1)
@min2fly 今後、日本でその辺りの話増えるような気がします、似た構図が時々見え隠れしてる気がするので…(特に生物学情報)
2010-02-14 22:25:34ちなみに場としての図書館論についてはさらに図書館員が思い描く理想像と利用者の描く理想像の対立とかもあって面白いよな、とかなんとか。「本に囲まれて云々と言うのはノスタルジー」と言うのは簡単だが、もうそれが言われ始めて50年くらい経っているのに未だ払拭できていないわけで
2010-02-14 22:55:35今後50年で払拭されるものなのか。されないとして、じゃあもうそれノスタルジーとかじゃなくてそここそ実は本質なんじゃねーの、的な。っていうかそこ以外にプッシュできるものってそんなにないし
2010-02-14 22:56:41「本に囲まれて云々と言うのはノスタルジー などというのはアリストテレスの時代から言われてるんだよ!」的なネタはないかしら。
2010-02-14 22:57:53電子図書館の神話=「必要な情報を最も効率的に入手できる手段」としての図書館はいずれ電子図書館で全て代替されうる、っていうかそもそも電子図書館とはそれを目指すものだ。そして電子図書館派が入り込んでくる前、図書館(少なくとも公共図書館)はそんなもの目指したことはない
2010-02-14 22:58:04昨日は朝6時くらいに @min2fly と二人で帰路についてて,その間電子図書館だのなんだのを議論してたんだが,結局僕の立場としては「グーグル登場前にグーグルが拓いた世界を想像できた奴はほとんどいない」ってことに帰着するけど,それをゆったらおしまいだよねーw って事になったw
2010-02-14 23:03:06「最小の費用で最大多数の人々に最良の読書」というと電子図書館派に似ているようだが、ポイントは「最良の読書」は図書館員が決めるということ。欲しい情報を与えるところではない、こちらから欲しいと思わせて教育する(それも自主性に任せたようなふりをして)場所。
2010-02-14 23:03:34そのいずれとも対立しうるのが図書館デートであるが、まあデートって言った人はいないけど「多くの本に囲まれた荘厳な空間での経験」ということこそ図書館に求めるものだ、とか、そういう意見も根強い。カーネギー的図書館ではなく機能的な図書館を作ろうとして市民に総スカンくらわされた的な
2010-02-14 23:04:47@librarius_I お待ちしていますw あとで「効能だけの一面だけじゃヤバいでしょ」と,ちゃんとつっこんでくれた人がいてマジありがたかったなーですハイ。学生の思惑と大学の思惑と我々のような立場の三者の思惑が手を取り合って現在の地獄のような司書状況を作り出してますからね(苦笑
2010-02-14 23:05:13しかしそれは市民が不勉強とか図書館を理解していないというわけではないように思う。っていうかむしろ図書館員や電子図書館推進者こそ、図書館がなんだかよくわかっていないんじゃないのか
2010-02-14 23:06:09少なくとも電子図書館推進派集団は図書館を使わない人間の方が多数派で、そもそも図書館になんか興味がないのでそこで何が起こっているかなんてどうでもよかったりもする。今の利用者を見ているわけでもないし。
2010-02-14 23:06:49あと,セーフティネットとしての図書館ってのもアリだし首肯するんだけど,それを主な目的として全面に押し出すことは某能率一辺倒のような大阪府知事のような考え方の前でブルドーザで押しつぶされちゃう可能性があるから戦術としては必ずしもよくない…とかなんとかw
2010-02-14 23:07:25@min2fly なるほど。ちょっと面白いっす。功利主義というよりは、むしろマキャベリズム?>「最小の費用で最大多数の人々に最良の読書」
2010-02-14 23:08:44@yuki_o セーフティネットを推す場合に重要なのは、そのネットから漏れた人の悲惨さを説くのではなく、漏れた人の「脅威」を説くことだと思うのですが、あんまり今の日本で通じそうな気はしませんね・・・
2010-02-14 23:08:59図書館はなくなるかといったら図書館を定義しないと,というしょーもない話にしかならないんだけど,図書館はなくなる。でも図書館的な存在はなくならない,としか言いようがないかな
2010-02-14 23:10:12「セーフティネットとしての図書館」というのは綺麗ごとでもなんでもなく、図書館の教育機能というのと同根。っていうかボストン公共図書館は増える移民にびびった既住者が新規移民をアメリカナイズするためのものとかいう話もあり。今のヒスパニック向けサービスだって同じ
2010-02-14 23:10:29「アメリカ社会に馴染めるようにするサービス」とは言い換えれば「ヒスパニックが独自にスペイン語圏を広げてアメリカに反旗翻して社会構築しないための策」である
2010-02-14 23:11:19@min2fly うん,わかるわかるw おれもその論法でいいんだと思うけど,それだと「セーフティネットから漏れた人の「脅威」って,そんな漏れた奴はみんな基地外で人を刺して回るとお前は考えてるのか」とかいうしょうもない反論を呼び込みそうだしw
2010-02-14 23:11:38@min2fly 本に囲まれて、って、ブックオフでる前の古本屋のイメージだなー。情報論としては、図書だけでなく映像も本格的に欲しかったもの。
2010-02-14 23:13:33あと@min2flyと帰路歩きながら話していて我乍ら最近面白いなと思ってるのが,活版印刷の一番の効能は大量印刷ではなく,同じ箇所に「同じ文字」が存在することではないかと.誰が参照しようと,その意味内容が同一という。グーテンベルク以降,50年くらい経ってからの「頁数の発明」で(続
2010-02-14 23:13:39@yuki_o 基地外とかではなく、社会的に排除された立場におかれた弱者が使える手段(暴力etc)によって自分の身を守る、っていうのは当たり前のことなんですが、その当たり前が想像できない(なんかやらかすのはその人に問題があるとしか考えない)人だと確かにその反論は来得るかも
2010-02-14 23:14:32そういえば「図書館」が今後なぜ必要であるか の叩き台には,自分のブログの初期の真面目に図書館話題をやっていた時代の人気記事の「“図書館と”図書館員が極めて重要である33の理由」が使えるのではないかとか。 http://bit.ly/9hH9ed
2010-02-14 23:15:04続)議論をするためのリソースとして,同一の所を参照して議論を行うって可能性が頁数の発明によって成立した。これが写本や巻物では,頁数という概念が存在しない。遠く離れた人が同一意味内容を正確に指し示しうる可能性によって,議論的な社会が開かれたのではとゆった。続)
2010-02-14 23:15:12