【美術編５】ノーマン・ザ・スノーマン制作記録

ノーマン・ザ・スノーマン　制作日記まとめ　細かすぎる美術セット編

〜つどえ！ノーマンの仲間5th〜

じいさんの車は、造形的にも見所満載ですが、撮影シーンも見所満載でした！

じいさんの車はサイズが２種類あります。両方とも細部まで（？）そっくりです。写真の、右手小指のあたりに映っているのが大きい方のナンバープレート（約5×1.2cm）なのですが、それに対して小さいナンバープレートは…2×0.5cm。本編を見る方は、その文字にもご注目ください！

車が爆走するシーンでは、雪煙がもくもく、もこもこ、流れています。セットの端から端まで画面を横断するようにテグスを張り、リールで巻き取れるように固定しています。テグスに綿をくっつけて、リールの回転で雪煙を動かしています。

地面にできる雪だまりには小麦粉粘土を使っていました。このシャンシャン、という音にもこだわりのある設定です。さすが北国仕様！

大きいほうの車は車内のシーンにも使っています。

透明なアクリル板で出来ているエンブレムをキラリと光らせるために手鏡（車のフロントの部分に映っている丸いやつ）で光を調整しています。試行錯誤を重ね、色んなパターンを撮影していました。

見た目はリアルに遭難したようでありました。

小さいサイズの車ですが、ちゃんとヘッドライト光ります。乾電池を背負ってますヨ。

監督の苦悩。。。

語尾に「のーまん」って付けるのが少しだけ流行りました。

雪景色をセットチェンジするということは、大量の塩を触らなくてはいけないということ…。ビニール手袋を装着して、手の水分を奪われないよう工夫しました。（すぐ破けるんですけどね。。。）

セットの土台になっている平台には、塩が直接触れないように梨地（半透明でさらさらしているビニール）を敷いています。渕には塩がこぼれないように、板を５センチ程飛び出させて打ち付けています。（みんなの靴裏から床に落ちるんですけどね。。。）