「東京都知事選挙 脱原発候補は敗れたのか」への反論

「都知事選、脱原発派は敗れたのか 鎌田慧氏が寄稿」 (http://www.asahi.com ) http://t.asahi.com/dxu4   への反論、または返信。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

0 「都知事選、脱原発派は敗れたのか 鎌田慧氏が寄稿」 (http://t.co/vtYcZ4USB6) http://t.co/QU4We0EE0X  への反論、または返信。

2014-02-14 00:47:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

1 もはや、鎌田慧氏は冷静な判断能力を失ったのかと思うほどの、情け無い文章だ。 なぜあんな愚かな行動をし、こんな支離滅裂な文章を書くに至ったかを、私なりに考えてみたい。 今回の文章には明文化されていないが、記者会見などで鎌田氏が繰り返したのは「これが最後のチャンス」という言葉だ。

2014-02-14 00:51:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2 ポイントは、今回の都知事選挙が、誰にとっての、何の、最後のチャンス、なのか、だと私は考えている。 鎌田慧氏の人生にとっての、自民党独裁体制打倒の、最後のチャンス、だったのではないか? 私には、その「最後のチャンス」は、大きな意味が無いと感じられる。

2014-02-14 00:53:57
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

3 既に、日本の原発の過酷事故は発生しているのだ。 放射性物質を大量に環境中に放出し続け、日本の国土の一部を半永久的に居住不可能にしている原発事故は、発生し、今も続いているのだ。 反原発を考え、それに沿った投票や署名や、市民運動に関わってきた私の眼から見れば、 既に敗北したのだ。

2014-02-14 00:57:03
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

4 私よりも年長の鎌田氏が100歳まで生きるとしても、現在50歳代にはいって間もない私が100歳まで生きるとしても、現在16歳の私の息子が100歳まで生きるとしても、死ぬまでに今回の原発事故の片づけが終わるわけが無い。 そういう事故を、発生前に防ぐことはできなかったのだ。

2014-02-14 00:59:32
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

5 例えば今回の東京都知事選挙で、原発再稼動阻止、全機廃炉を掲げた人が当選しても、 あるいは明日にでも安倍政権が総辞職して原発全機廃炉を政策にする政権が誕生しても、 起こしてしまった原発事故をなかったことにはできないし、 事故収束がすぐにできるわけでもない。 私達は負けたのだ。

2014-02-14 01:03:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

6 「一度負けたんだから、どこまでも負け続けろ」などという事を言いたいのではない。 今回の都知事選で「勝った」としても、原発事故発生を防ぐことはできなかったという「負け」をなかったことにはできないし、明るい未来が来るわけでもない、という事を私は言いたいのだ。

2014-02-14 01:06:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

7 鎌田慧氏や、会見の席に並んだむの氏や、あるいは瀬戸内寂聴氏が、選挙に直接かかわることができるのは、あるいはこれから健康面で難しくなるかもしれない。 しかし、だからと言って、「これが最後のチャンス」などと軽々しく言ってほしくは無いのだ。 私達は既に、一度負けているのだ。

2014-02-14 01:10:13
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

8 以前からの知人には「またあいつは同じ事を言ってる」などと言われかねないが、 負けたときには負けを認め、しっかり総括しなければならない。 今回、原発事故を防げなかった総括を、鎌田氏の年代の人や私の同年輩の人がキッチリ終えることができたとは、私には思えない。

2014-02-14 01:13:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

11 今回の朝日新聞への寄稿に関しても、鎌田氏が書いた話は支離滅裂だ。 なぜ都知事選挙で勝つ候補が細川護煕氏でなければならないのか、宇都宮健児氏ではなぜダメなのか、という説明をしようと努力した形跡さえ見当たらないのだ。

2014-02-14 01:21:06
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

12 曰く、準備態勢ができていなかった、曰く、選挙対策本部が機能していなかった、曰く、共産党や社民党の協力を得ることができなかった。 ならば、それらの課題を既に解決していた宇都宮候補では、なぜダメなのか、全く書かれてはいない。

2014-02-14 01:24:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

13 鎌田氏が首相経験者2人の共闘に大きな期待を寄せたことは文章から読み取れるが、その2人の首相経験者が何を達成できたのか、思い起こしてほしい。  一言で言うならば「細川政権や小泉政権で、国民の暮らしはマシになったのか?」だ。 政治手法とか過去の政策の話だけではないのだ。

2014-02-14 01:27:52
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

14 細川氏も小泉氏も、国民生活の向上に、失敗した首相なのだ。 保守系で、しかも一般国民の所得向上に寄与できず、今回も所得向上策を示すことができないのであれば、保守系の票さえもまとめきれないことは、投票前から自明のことではないか?

2014-02-14 01:30:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

15 保守系の票をまとめきれない候補ならば、中道や革新の票を集め、いつも以上の高い投票率に持っていかなければ、首長選挙では勝てるはずが無い。 細川候補の運動には、勝てるだけの票を集めるための戦術も作戦も、最初から最後まで存在しなかった。

2014-02-14 01:32:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

16 細川候補と彼の熱烈な賛同者が行った選挙戦術は、今から考えると、本当に稚拙なものだった。 大きな人数を集めることができるターミナル駅の前で演説を行い、聴衆の熱気と人数で参加者を鼓舞し、その演説会の熱気を報道に乗せることで投票率を上げようというものにしか、私には見えなかった。

2014-02-14 01:36:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

17 小泉郵政選挙のときとは違うのだ。今回の細川候補は、与党に後押しされているわけではない。野党候補の演説を報道しないようにする仕組みは、他ならぬ小泉政権のときに作られたもので、今回も与党にだけ有利に働いた。

2014-02-14 01:38:49
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

18 ついでに付け加えると、郵政民営化には米国政財界の強い同意があったが、脱原発には米国政財界が反対しているという点でも、大きな違いがある。 その違いがわからない小泉純一郎氏や鎌田慧氏では無いだろうと思うのだが。

2014-02-14 01:41:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

19 色々な不備や不足が目立つ細川護煕陣営に、それでも鎌田氏は一方的で勝手なオマージュを捧げ続けていた。 細川陣営でさえ期待しない事柄を。 万が一なのだが、社民党や共産党が「細川候補支援」を組織として表明したら、方針として細川陣営は支援を拒絶しただろう。無党派が売りなのだから。

2014-02-14 01:45:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

20 そこまでピントがずれたことをしてでも、鎌田氏は保守系脱原発候補が東京都知事に当選することを夢見たのだ。 自分のかかわる最後の選挙で、これまでと異なる「右傾化に反対する保守」の潮流が多数になりえる事を確認したかったのだろう。

2014-02-14 01:49:19
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

21 再度、しつこく確認する。 鎌田氏の論の中心は「かつて原発推進をした2人の首相経験者が、間違いを認めて脱原発を中心政策にしたのだから、当選させよう」という事だ。 事故の被害者である私の立場からは「3年近くたって、今頃、しかも被害が小さい場所で何を寝ぼけたことを」と感じる。

2014-02-14 01:54:48