ガムラン氏（@M_Gamelin）による【艦これ×papers,please】SS #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「さんきゅ！それじゃあ最後にこれ、取っておいてちょーだい！」村雨は去り際にまた一枚の紙を金剛の所へ残した。しかしそれは意味不明な文字・記号の羅列だったため、かえって下手に金剛を惑わす事はなかった。「Next!」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「Papers, please!」「Next!」「Papers, please!」「Next!」「Papers, please!」「ちょっとー、労働許可証が無いじゃないデスかー！」「Next!」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「Papers, please!」「Next!」「Papers, please!」……こうして今日も、労働と共に時間が過ぎて行く。今回営業時間にぎりぎり間に合わなかったのは、装甲空母の大鳳だった。 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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【艦これ×Papers, Please】#アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局【二次創作SS】 ＊＊＊つづく＊＊＊ 過去話は→http://t.co/65VPr9RPQx 質問などは→http://t.co/BKcSswd07q

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【艦これ×Papers, Please】#アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局【二次創作SS】 ＊＊＊DAY 7＊＊＊ 今回は7日目記念という事で、某鎮守府より特別に（勝手に）ゲストを招きました。

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人類の手には負い切れない能力を持った艦娘・深海棲艦。社会主義国家アルストツカにおいて、 彼女ら専用の国境検問所があるのがアルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局である。 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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そしてここで入国審査を担当する艦娘が金剛型一番艦の『金剛』。彼女は今日の朝も 4回目になるティーパックから紅茶の成分を無理矢理ひねり出し、それを飲むと職場へ向かった。 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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シャトルバスなど各所に置かれたフリーペーパー、『アルストツカの真実』には、『コレチアで違法取引が摘発される』『取引関係者のうち数名がコレチア東部へ逃走』などの文字が躍っている。 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「さあ、今日も今日とてLet's do thisデース！Next!」職場たる入国管理局、国境検問所へ到着した金剛は早速最初の入国希望者を呼び出した。入ってきたのは正規空母最強格とも言われる加賀改。 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「Papers, please!」加賀改の提出した書類を抜かりなく調べる金剛だが、加賀改の方も書類は抜かりなく揃えている。しかし。「Well, ちょっと格納庫の中を見せてくだサイ！」「何か問題？いいけれど」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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加賀改の矢筒を受け取った金剛は、その中身を検めていく。「Hey! この矢筒はダメデース！戦闘機が足りまセン！」加賀改の片眉が吊り上る。「……ちょっと待ってください、どういう事です？」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「先日の規則変更で、戦闘機を2スロット以上入れていない空母・軽空母は入国できない事になっていマス！」「この零式艦戦が見えないんですか？」「これは62型、爆戦ですネ？爆戦は戦闘機とは別扱いヨ！」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「戦闘機である理由は何があるんでしょうか？爆戦じゃダメなんでしょうか？」「それはワタシの管轄外デース！」なおも食い下がろうとする加賀改に、金剛は入国拒否の赤いスタンプが押されたパスポートを返す。「……頭にきました」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「Next!」捨て台詞を残して去る加賀改を尻目にかけ次の入国希望者を呼び出す金剛。日常茶飯事の光景だ。「Papers, ple...「よろしゅうな！」駆逐艦、黒潮は検問所に入ると、金剛が求めるまでもなく書類を出す。 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「『時は金なり』やからな、はよ頼むで！ウチは半年間、漁業での滞在や！」金剛は書類に問題が無い事を確認し、今度は緑のスタンプをパスポートへ押した。こちらは入国許可の証である。「面倒事を起こさないようにネ！」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「おおきに！」お礼のつもりなのだろうか、黒潮は幾つかの飴玉を金剛に渡して立ち去る。そのうち1つをおもむろに口へ放り込み、思い切り噛み砕いて飲み込むと金剛は再び仕事へ戻った。「Next!」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「Papers, please!」「Next!」「Papers, please!」「ローンダズは合衆連邦の都市じゃないヨ！」「Next!」「Papers, please!」「Next!」「Papers, please!」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「Next!」金剛の呼び出しに応じて入ってきたのは深海棲艦、駆逐ニ級eliteだ。「Papers, please!」ニ級のパスポートとアルストツカ国民のIDカードを受け取った金剛、それを一瞥して早速顔をしかめる。 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「Hey! ワタシを誰だと思ってるんですカ！艦娘にだってニ級とハ級の区別ぐらい付きますヨー！」指摘を受けて眼を逸らすニ級。「ちぇっ、同じ単眼だからバレないと思ったのに」「甘く見ないでくだサイ！Next!」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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駆逐ニ級eliteを追い返すや否や、金剛は次なる入国希望者を呼び出す。だが入ってきた入国希望者の姿を認めた金剛は、顔をしかめるどころか唖然としていた。「あ……足柄サン？何デスかその荷物」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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妙高型重巡洋艦の3番艦、足柄。彼女は駆逐艦娘なら2隻は入るだろうかという巨大な袋――それもはち切れんばかりに中身の詰まった袋を担いでいたのだ。「何だっていいじゃない、とりあえず早く書類審査して頂戴よ」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「Wait, wait, wait! 今までも結構な数の密輸艦娘を摘発してきたケド、ここまで図々しいのは初めてデス！」「密輸だなんて失礼ね！私はコレチアで収穫してきたものを新鮮な内に持ち帰ろうとしてるだけなんだけど」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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「それを世間では密輸と言いマス！もしかしてアナタ、今朝の新聞に出てた違法取引の」「違法取引って何の事かしら、初耳だわ！」「しらばっくれないでくだサーイ！拘束させてもらいますヨ！」 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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言うが早いか、金剛はデスク下の衛兵呼び出しボタンを力強く押し込む。警報音を聞いた伊19と軽母ヌ級eliteが駆けつけたが、それを察知した足柄は既に戦闘態勢に入っていた。 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局

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まず伊19が手にした53cm酸素魚雷で足柄へ殴りかかる。本人が「これで殴られて気絶しない奴はいないの！」と豪語する高性能魚雷型鈍器だ。今回も勝利を確信する伊19。しかしその確信は見事に打ち砕かれた。 #アルストツカ海軍東グレスティン鎮守府入国管理局