実はほぼ全部記録済み http://gorry.haun.org/about.html QT nori6001: あの頃の電波のソフトって、どの辺りまで @gorry5 さんのご担当だったんでしょう?
2010-02-20 03:16:05これらビデオゲームアンソロジー後期のナムコ移植系、ゲーム部分はるつぼの原川さん(ussy)、サウンド周りもプログラムはすでに同氏が作成済みでした
2010-02-20 03:19:37実はそれより遡ること6年ほど前、「ナムコ・ビデオゲームミュージック・ライブラリ」という書籍が電波から出てまして、この時すでにYM2151でナムコPSGの真似事をするという経験がありました
2010-02-20 03:25:15ただこの時はあくまで楽譜と、あとは耳でそれっぽく聞こえるように仕上げるという作業で、個々のゲームがプログラム的にどのようにサウンドチップを制御しているかは全く知識がないわけです
2010-02-20 03:27:066年間の間に「ドライバごと移植」という作業をこなしてきたこともあって、アンソロジーのときも「演奏データまでは完全にオリジナルと同一」というのがすでに当然
2010-02-20 03:29:10演奏データが同じでも、それを発声する音源が違えばもちろん出る音は全然違うわけです。昔なら「MIDI楽器ごとに音が違う」、今だと「ミクとリンレンじゃ同じ歌にならん」、という話w
2010-02-20 03:31:384本とも同じ音源で音色もわりと共通性があったので、期間こそ1年間くらいにまたがる仕事だったものの、実質4本で1つの仕事という感じでした
2010-02-20 03:35:11で、今実際に当時の開発フォルダを開いていろいろ文書を見ているんですが、これらはほとんどプログラムを書いていないせいかあんまり記録らしい記録がない…(苦笑
2010-02-20 03:39:53あ、「4本」が何か書くの忘れていました。ディグダグI/II(1994/06頃)、ドラゴンバスター(1994/08頃)、パックランド(1994/09頃)、バラデューク(1995/04頃)
2010-02-20 03:51:54上の業務経歴ページと違うのはゲーム発売時期と実開発時期のズレによるもののはず。さっき書いたのは開発フォルダのソースの日付
2010-02-20 03:53:32で、また記憶違いの話。ディグダグはサウンドドライバも当方制作でした。何の違いでこれだけプログラム書いたんだったかな…
2010-02-20 03:56:34こんな風に手作業コンバートして移植してました(実際は半分くらいはawkで自動変換だったけど) http://gorry.haun.org/imgbbs/p/20100220040238.png
2010-02-20 04:05:47プログラムとして構築するのはせいぜい数日もあれば終わる仕事です。あとはこれで出てくる音源チップへの書き込み値をどうYM2151に流すか、という話
2010-02-20 04:09:53お決まりだと「この音階まではいいけどそこを外れるとそれっぽくなくなる」とか「この音色と一緒に鳴ると響きが違う」とかの問題が出るので、本番のデータとして作りこんでいくと
2010-02-20 04:14:22音色を練り上げていく作業ってのは、ずっと聞いてると耳がよくわからなくなっちゃうので、そこそこ長い時間かけて少しずつ近づけていく必要がありました
2010-02-20 04:22:14実質的には、1日に何バイトいじるだけとかそういう仕事になります。もちろんテストプレイしまくっているので「それだけ」というわけではないですが
2010-02-20 04:24:01今だとエミュレート、当時だとコンバートと言っていましたが、どっちにせよ「~するだけでできるんだから楽な仕事だ」などと言う人は今も昔も変わりなく存在しています
2010-02-20 04:27:45オリジナルがある以上「満点」が存在し、かつ様々な理由で満点が不可能であるものに対して、どこまで満点に近づくことができるかという仕事は、極めるに値する難しさを持っているものです
2010-02-20 04:32:33それがプレイしていただいたみなさんに伝わったかどうかはわからないけど、そういう気持ちで仕事できたことはいい経験だったと思っています
2010-02-20 04:37:47