【実況】 フィジシャン、ヒール・ユアセルフ #2(発掘)
「『Don't be evil.(邪悪になるな)』『Free, Free, Actually Free…(無料、無料、実際無料……)』 欺瞞の言葉を撒き散らしながら、G∞gleストリートビューツェッペリンが空を遊覧し、衛星無線LANをあまねく街中に中継する……」 #NJSLYR
2011-11-12 17:09:54「SYYYAAAAHHH……」奥の闇から気味の悪い吐息が漏れた。己の名に応えたのだ!「そォだ!お前だよ!」ブルーブラッドは闇を指差した。「ラヴェジャー=サン!出してやれ!だがくれぐれも奴に触れるなよ」「勿論です……」愚問だ。彼がこの広間の虜囚の世話を一人でしているのだから。 12
2011-11-12 17:28:39ラヴェジャーは闇の中へノタノタと進んでゆく。彼が操作したのは天井から下がる檻ではなく、床のカンオケだ。何重にも巻かれた鎖の錠を外すと、すぐにカンオケは内側から開かれた。「SYAAAHH……」ラヴェジャーが足速にブルーブラッドのもとへ戻って来る。その後に続き"それ"が現れた。 13
2011-11-12 17:38:51「ドーモ、ホスト=サン。暗月の剣です。罪人殺すべし」「アイエエエ!暗月!暗月ナンデ!?」 #DarkSouls #njslyr
2011-11-12 17:45:11#NJSLYR …リー=センセイ、フブキ=サン、トリダ=サンを見て何か思い出すよなぁ…と思ったら、アレだ、「青空にとおく酒浸り」のオジロ=センセイ、シノ=サン、アキ=サンだ。関係は逆だけど(先生が女子の助手に執着)
2011-11-12 17:55:00「ドーモ……ブルーブラッド=サン、ラヴェジャー=サン。ナックラヴィー、デス」恐るべきそのニンジャはオジギし、班の眼球を動かして二者を睨んだ。はだけた長布はギリシア哲人めいているが、裸の腰から上はおぞましいものだった。皮膚が無く、ただれた黒い筋繊維が剥き出しなのだ。 14
2011-11-12 18:05:35「マダ……仕事シタバカリデハ?」ナックラヴィーの死んだ瞳には邪悪な理性が輝いている。常人が覗き込めばショックで死ぬかもしれない!「もうひと仕事だ」ブルーブラッドは何の恐れも遠慮も無く言った。「お前のハカバ・ハンドがうまく行っていないんだよ!」「ソンナハズハナイ」 15
2011-11-12 18:10:48ブルーブラッド=サンの脳内声優があの人なのだが名前とキャラから今放映中のアニメの壮絶なネタバラシになる上、そもそも不特定多数での脳内声優トークセッションは熱が入りやすく現代社会においても最終的に流血沙汰の騒ぎとなるのがチャメシ・インシデントなのでコワイ。 #NJSLYR
2011-11-12 18:16:39ナックラヴィーは不満げに言った。「ワタシノ、ジツハ、スサマジイ」「そんな事はわかっている!リー先生と僕がお前を作ったんだ!」ブルーブラッドは苛々と言った。「何かがお前のハカバ・ハンドの病毒を妨げているんだよ!」「ナルホド」ナックラヴィーは頷いた。「デ、マタ、ヤル」「そうだ」 16
2011-11-12 18:22:04ナックラヴィー =サンコワイ!と思ったら名前の由来になった怪物はもっと過激だった http://t.co/1vE6K1e2 #njslyr
2011-11-12 18:24:12ナックラヴィーは沈思黙考した。「……同ジ結果ニナルノデハ?」「……」ナックラヴィーとブルーブラッドは睨み合った。ラヴェジャーは場を離れ、台車に満載した血みどろのバイオチキンをサスマタで檻に投げ込む作業を始めている。夕食の時間だ。檻がやかましく鳴り、怪物どもが唸りをあげる。 17
2011-11-12 18:25:24#NJSLYR ナックラヴィー=サン実際理性的。研究進行の証でしょうか。スガワラノ=サンの時は理性とかありえなくて、まあジェノサイド=サンは伝説級のソウルだったから別枠として、ブルーブラッド=サン自身の生前記憶と理性は「偶然」、キャバリアー=サンはアレだった、という過程を経て……
2011-11-12 18:30:51#NJSLYR そういえば以前言ってなかったので今言いますが、ナックラヴィーという名がズンビー・ニンジャに当てられているのは多分『隣り合わせの灰と青春』のナックラーヴ=サン由来説。
2011-11-12 18:33:12#NJSLYR とかテキトーに言ってみましたが、実は普通にナックラヴィーをアンデッド的に捉えるネタがアメリカにあったりするかは知らないのでアレ。水系の怪物妖怪はドザエモンめいてアンデッドと相性いいですしね。
2011-11-12 18:37:25「だから……もう一回やって!その中で!原因を探るんだよ!」「……モウ一回。ハカバ・ハンド」「そォだ」「……イイダロウ」ナックラヴィーは納得した。ブルーブラッドは何か悪態をつこうとしたが、呑み込んで、出口へ向かった。「一緒に来い!」「……原因ハ何デアロウナ」「それを調べる」 18
2011-11-12 18:40:30「……オタッシャデー」ブルーブラッドとナックラヴィーが出入口をくぐり出ると、ラヴェジャーの陰鬱なアイサツが響き、シャッターフスマがしめやかに閉じられた。……そろそろ読者の皆さんにこのジゴクめいた謎の施設が何であるか、彼らは何者なのか、明らかにせねばなるまい。 19
2011-11-12 19:03:21