【実況】 フィジシャン、ヒール・ユアセルフ #4(発掘)
「もうガマンできない!」カモメヘアーが言う「早く!早くやろうぜ!」BLAM!BLAM!返事のかわりにモヒカンは銃を撃った。バイオスモトリの臀部が爆ぜる。「フゴッ、フゴーッ!」ナムサン、バイオスモトリは人間ではない。だが人間に似た姿をしている。マンハンターに慈悲の心は無いのだ! 8
2011-11-18 15:53:35ちなみにカモメヘアーを真面目に補足するとシーガルヘアーと俗称される、あるバンドの特徴的な髪型を指しているものなのではないかと。サリー=サンのパパめいた呪術的禍々しさ! http://t.co/JgpZZjqT #njslyr
2011-11-18 16:07:33「フゴーッ!フゴーッ!」バイオスモトリが攻撃に反応し、ホロから上半身をもぎ離した。そして二人のマンハンターを振り返る。ヒグマめいた巨体と吐き気をもよおす脂肉!おお、なぜテクノロジーはこんなものを産み出してしまったのか?神聖なオスモウ・リチュアルを冒涜する怪物! 9
2011-11-18 16:12:22「ヒャア!コワイ!」「ヤルヤルー!」モヒカン・マンハンターは満面の笑みでガンを乱射!全身からバイオ液を噴き出しながら突進するバイオスモトリ!だがその機関車めいた突進はカモメヘアーのハープーン・ガンがその呪われた脳天を貫いた事で終了した。バイオスモトリは絶命しうつ伏せに転倒! 10
2011-11-18 16:16:02「イエッフー!ハンチングー!イエッフー!」「イエッフー!」二人のマンハンターは薬物摂取の異常なハイ・テンションのもと、バイオスモトリの死体の周りで踊る!「ポイント倍点!」「もっと殺したい!」「おい、あっち!獲物だ!」「バカ、鼻を削がないと……」「あっちだ!逃げられるぞ!」 11
2011-11-18 16:19:44モヒカンが振り返りもせず駆け出した。「あのスクラップの角を曲がったぜ!逃げた!」「もう!休むヒマも無いな!この町は!」カモメヘアーがヨダレを垂らして笑い、それに続く。二人は全速でダッシュし、トーフトラックの脇を通過し、積み上げられた車体をよじ登った。「おい!あれを!」 12
2011-11-18 16:24:11二人は眼下の光景に息を呑んだ。バイオスモトリをすら恐れぬ薬物ハイにあるとはいえ、このようなジゴクめいた光景となれば話は別だ。眼下を流れるのはタマ・リバー。間違いない。そしてそのタマ・リバーで沐浴している黒ずんだ人影。そのあたりから……七色の汚濁が大量に湧き出している。 13
2011-11-18 16:30:19「ナニアレ?」モヒカンがカモメヘアーを見た。「タマ・リバー汚染しちゃってンの?あいつ?」「犯罪じゃない?」カモメヘアーのサイバーサングラスに『薬物関係を不法投棄では』というミンチョ文字が表示された。一体何を流しているのか?あの人影から下流が、いきなり全面に汚れているのだ。 14
2011-11-18 16:35:24バイオスモトリについては「キルゾーン・スモトリ」に詳しくあるので二部からのヘッズは是非 #njslyr
2011-11-18 16:58:49久々に出たか。忍殺には『活劇』『悲劇』『喜劇』『無情感』『ときおり思い出したように勧善懲悪』『ユウジョウ』『サツバツ』『インガオホー』と数多の物語要素が詰まってるが、バイオスモトリは『狂気』の象徴として、私の中で巨大な存在感を示している。 #NJSLYR
2011-11-18 17:01:15