山形方人(nihongo)先生 Nature投稿について まとめ

nature投稿の特徴を他の雑誌との投稿と比較して発信してらっしゃいます。
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山形方人(nihonGO) @yamagatm3

今日は、話が少し脱線しましたが、ネイチャーの特殊性について、今日はこれまで。また明日。。

2014-04-14 21:41:27
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

つまり、こういうキャリアの人が、エディターとして、論文の採否に大きな力を持っているということです。

2014-04-14 21:40:31
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

Francesca Cesariさんは、5年ほどのポスドク経験があります。The Wellcome Trust Gurdon InstituteのSuraniさんのラボで3年間のポスドクから、ネイチャーの編集部に入って、姉妹誌のエディターなどを経験したようです。

2014-04-14 21:39:19
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

ネイチャーの幹細胞関係ですと、現在、担当しているエディターは、Francesca Cesariさんという方です。 http://t.co/9xP8Oigyhe こういう方は、その分野の主要なミーティングなどに参加しています。

2014-04-14 21:34:13
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

例えば、ゴードン会議、コールド・スプリング・ハーバーの会議、大きな学会などでは、そういう人を見かけることがあります。そして、偉い人達と何か常にコンタクトを取って、今、ネイチャーに載せるべきものは何なのかというのを探っているいるわけです。

2014-04-14 21:32:27
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

ネイチャーでも、研究内容がどれくらい世の中で発表されて知れ渡っているものかというのも調査しているでしょう。そういう形の情報網は持っているはずです。例えば、米国の大きなミーティングなどでは、ネイチャー編集部の人も参加しています。

2014-04-14 21:31:01
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

実際、論文発表前に内容が漏れるというのは、あってはいけないという秘密主義がネイチャーにはあります。あくまでサプライズでなくてはならないということです。

2014-04-14 21:29:01
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

今回の報道では、日経バイオによりますと、「日本の国外で、報道解禁前の報道があったため、Nature誌を発行している商業出版社のNPG社が、7時間ほど報道解禁の日時を前倒ししました。」ということも当初ありました。 https://t.co/nCv0px6Cid

2014-04-14 21:27:43
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

おそらく、笹井さんなどは、このプロセスをよくご存知でしょうから、この特殊性というのが、ポイントになる可能性もあるかもしれません。でも、こうした事情を知っている人でないと、質問や分析が適切でない可能性もあるわけです。

2014-04-14 21:22:11
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

特に、ネイチャーなどの学術誌は、2000年以降、オンライン化、電子化、電子投稿システムなどが進んで、20-30年前の常識というのとかなり違ってきています。つまり、このオンライン化以降の投稿、掲載システムにある程度は熟知した方が、調査に関わるべきではないか、と思うわけです。

2014-04-14 21:20:32
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

理化学研究所の調査委員会の委員長は、石井俊輔さんです。PubMedで調べると、2011年にネイチャーに他所のラボの成果に乗っかる形で発表しています。ところが、自らがネイチャーの投稿、掲載プロセスを理解しておられるのでしょうか。

2014-04-14 21:18:23
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

ネイチャーという雑誌の特殊性についての続きです。まだいくつかありますが、何故ネイチャーの特殊性が大切かというと、この特殊性がわかってないと、調査なども調べるべきポイントを外している可能性があるからです。

2014-04-14 21:16:28
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

@newsms18 実物をご覧になればわかりますが、同じオリジナルデータを使っても、ネイチャーの紙媒体の写真は、質が低いです。紙と印刷技術が、例えばTIMEやNewsweekなどの一般雑誌と同程度なのではないでしょうか。形態学の専門誌ですと、紙や印刷技術が一般誌とは違います。

2014-04-14 10:24:00
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

ネイチャー論文の掲載プロセスについての特殊性。多数のツイートになってしまいましたので、今日は、これまで。続きはまた明日。。

2014-04-13 22:50:50
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

ネイチャーのりプリントでは、表紙が特別に付くわけです。表紙付きのリプリントですから、ちょっと格好がよいですから、これが欲しいという研究者の人もまだ多いのでしょう。中身のレイアウトは、pdfバージョンと違いはないと思いますが。。

2014-04-13 22:49:42
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

リプリントというのは、今から20年くらい前だと、科学者のコミュニティでは非常に大切なものでした。タイトルと抄録だけの論文の発表をみて、図書館に行っても、その現物がない。そういう場合、著者に直接、リプリントを請求したりするわけです。

2014-04-13 22:45:57
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

そして、pdfバージョンでは、実験方法の詳細を載せている。印刷バージョンでは、全くの省略版で、これだけを見ても実験の再現などというのはできません。これも、印刷バージョンでは、スペースを極限まで切り詰めているということです。

2014-04-13 22:41:58
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

pdfバージョンの場合、それひとつに、補足資料を除く論文のすべてが収まり、そしてタイトルから始まっています。つまり、印刷バージョンだと、お隣の論文と一緒になっているのですが、pdfでは、ひとつの論文だけです。

2014-04-13 22:40:02
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

でも、こういう問題は、オンラインバージョンではないので、そういう形の補足はできるわけです。オンラインバージョンでは、pdfバージョンというのもあります。これは、実は、印刷バージョンと違います。

2014-04-13 22:38:23
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

リプロダクションというのは、つまり画像の解像度、あるいは印刷に使っているインクの質、紙の質などの影響を受けているわけです。ネイチャーというのは、解像度や色の再現がうまくできない雑誌だと思います。ですから、論文掲載や編集過程では、こういう観点も注意する必要があります。

2014-04-13 22:36:44
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

ネイチャーの印刷バージョンというのは、その意味で、リプロダクションの質がとても低い。もちろん、最近はオンラインがあるので、その補足はできるのですが。でも、印刷物がまだ日常的に使われているネイチャーの場合は、印刷物の論文だけで、わかるという必要性はでてきます。

2014-04-13 22:34:48
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

例えば、生化学的なデータの多い専門誌というのは、細かな細胞や組織の写真の質がよくない。ところが、形態学を重視する専門誌、特に電子顕微鏡写真とかが多い雑誌、細胞生物学だと、J. Cell Biolとかだと、写真の質がよいです。

2014-04-13 22:33:14
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

生命科学系では、細胞、組織などの写真をよく使います。印刷物で、このリプロダクションの質がよくないというのは、結構、問題だと思います。専門誌でも、このリプロダクションの違いというのは、結構ありますね。

2014-04-13 22:31:36
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

それと、ネイチャーの場合、図が小さいです。詰め込んでいますから、当然です。また、印刷物の場合は、その質が必ずしも高くない。つまり、リプロダクションの質が高くないということです。

2014-04-13 22:30:21
山形方人(nihonGO) @yamagatm3

印刷バージョン、オンラインバージョン(テキスト、Pdf)の他に、リプリントバージョンもあるでしょうか。最近は、印刷されたリプリントというのは、ほとんど消えてしまったのですが。。ネイチャーの場合、それでも、まだリプリントが欲しいという人は多いのではないでしょうか。

2014-04-13 22:44:08