川村先生と伝書と宿命

もらい泣きしたのでまとめました。
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武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

自分を見失い、自分探しに山形県庄内地方に行ってきた。ここには鶴岡市郷土資料館(市立図書館内)がある。武道の史料も豊富にある。なにかに縋るような気持ちだった。 http://t.co/TIQ4fFFmTd

2014-05-02 20:54:52
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武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

Σ(゚д゚;) 2階に併設された資料館に行って驚いた。展示コーナーで庄内藩田宮流の伝承者の展示がされてる!資料館の方々はそんなこと全然知らなかったらしい。つい数日前に展示はじめたそうな(県外に告知ナシ)。そして資料目録もつい先日完成したらしい。

2014-05-02 21:01:48
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

その人物は北海道に田宮流を残した人物ではないか…そう睨んでいた松本十郎…当然、田宮流に関する史料はトヨさんがもらってきた武芸史料目録にはないし、寄贈されてから目録が出るまで知られていなかった…そして目録を入手した第1号が私なので勿論、外部の人間は誰も知らなかった代物…。

2014-05-02 21:08:07
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

なんだろう…誰にも知られることのなかった史料…ボロボロで紐解くことすらできない史料だったが、読まなくても中身、内容は分かっているわけで、それを感じた時に思わず泣けてしまった。なんというか、その史料自身が「分かってくれる人」を待っていたのかなあ、と。

2014-05-02 21:19:05
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

クラバウターマンとか、つくも神とか、私は非科学的なものは信じないけど、でも、なんでか「物」には好かれるらしい。紐解けないが、それでも史料を丁寧に丁寧に巻き直していたら、近場にいた利用者がもらい泣きして「好きなんですねぇ~」って声かけてきた。傍からはそう見えるらしい。

2014-05-02 21:24:16
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

資料館の職員の方も感じるところがあったようで、武芸に関する史料を文庫ごと見せていただくことができた。そうしたら、また目録にない史料が見つかった。直心影流や、神道流、制剛流など…文庫の奥で忘れ去られ未整理の文庫がまだあったのだ。これには職員さんも驚いていた。

2014-05-02 21:31:22
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

世の中には日の目を見ていない伝書や史料がまだまだあって、どうやらそいつらは必死に語りかけているらしい。ポンコツな私は「物」の声が聞こえない。けれでもやつらは必死に「馬鹿じゃがお前しかおらん」「馬鹿じゃがお前しか助けてくれん」と行っているらしい。馬鹿馬鹿いう声だけはなぜか聞こえる…

2014-05-02 21:39:42
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

松本師の写真が見守るなか、多くの史料を撮影することが出来た。もしかしたら、松本師はこんなポンコツでも私のやっていることを許してくれているのかも知れない。だとすれば、現代人が如何に馬鹿にしようと、故人の意志として史料を世に出さねばならんらしい。

2014-05-02 21:47:31
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

あと、資料館にあった史料よりも私が保管している史料の方が保存状態がよかったのも感慨深いものがあった。誰だって居心地がいいほうがよいのだ。必ずしも公共施設がよいというわけではないらしく、財政の厳しい地方自治体では厳しいのかもしれない。

2014-05-02 22:03:32