ITは社会を変えられるんだっけ?という謎の会話のまとめ

ぼくが最近のwebサービスに感じている小手先感とITによる社会のアップデートあたりの話をゆるっとしていたら、てるてる氏がインフラとか電化製品とか、別視点から同じような話をしてくれて面白かったので、備忘録に。
6
アリコー @ari_kou

“21世紀型保険モデルを目指して。英国発の保険のスタートアップ「jFloat」 | Social Design News【ソーシャル・デザイン 公式サイト】” http://t.co/R3LnkJYuEv

2014-05-11 17:27:43
アリコー @ari_kou

最近のwebサービスがつまんないと思い続けてた理由はこのへんだな

2014-05-11 17:29:22
アリコー @ari_kou

小手先感ですよ小手先感

2014-05-11 17:29:31
アリコー @ari_kou

社会的文脈に100%乗っかったサービスばっかり出てきて、社会のアップデートに繋がりそうなサービスがマジで出てきてなかったのよね。この保険のやつとかは保険てゆう既存の仕組みに80%ぐらい乗っかりつつ、仕組みの部分で20%ぐらい破壊してるイメージ。

2014-05-11 17:31:13
アリコー @ari_kou

まあ程度の問題と言われればそれまでではあるんだが、ほとんど何も進化してないサービスとは天と地の差なわけで。

2014-05-11 17:32:05
てるてる @IWKRterter

L特急こだまが新幹線こだまになったのが、鉄道サービスとしてどれくらい社会アップデートにつながったかと言われると、劇的につながったというよりはタラタラと段階的にアップデートされていったんだろうし、ことITについては、後の時代になってもどれくらい続くかがカギなのではないかとは思う。

2014-05-11 17:38:11
アリコー @ari_kou

ITに関して言うと、社会アップデートには2段階あると思っていて、まず思いっきり今の文脈から飛び出たサービス(イメージ的には20〜30%ぐらい飛び出てる)が出てきて、その潮流を汲み取りつつ現実に合わせるような形のサービスが多数出てくる。んでこいつらが次の時代になっていく。

2014-05-11 17:41:14
アリコー @ari_kou

先駆者があまりにもイケてた場合(イケてるってのはたぶん今の文脈との親和性が高かったり、馴染んでる)は、それが一人勝ちしてから後発がボンボン出てくるパターンもあるね。

2014-05-11 17:42:37
アリコー @ari_kou

グルーポンあたりは一応それにあたるんじゃねーか?とか思わなくもない。

2014-05-11 17:42:57
てるてる @IWKRterter

ITではなくても、新開発一般について、 「人々が生活に必要としていた開発」 「インフラや基礎技術が余ってるので活かしてみた開発」 の大きく2つに分けられると考えている。この歴史はITの前に、電化製品の歴史を見ると割と明瞭だったりする。(続く)

2014-05-11 17:43:49
アリコー @ari_kou

オンラインの定期購入モデルなんかは割りとまだ先発組が倒れ出した時期かしらとか思っていて、これから今のニーズにあわせたプレイヤーがゴソッと来る可能性はある

2014-05-11 17:44:31
てるてる @IWKRterter

日本の電化の歴史は、明治時代の電灯会社から始まる。当時は電気会社ではなく電灯会社で、発電所から引かれた電線はコンセントはなく、そのまま電灯のソケットへとつながっていた。もちろん、当初の用途は明かりとしての電灯のみ。(続く)

2014-05-11 17:45:20
てるてる @IWKRterter

すると当然、電気消費は夜間に偏るが、発電所というインフラを抱える会社としてはなるべく24時間電気を使ってくれた方が嬉しい。ここでインフラが余っているところに、色々と登場する。例えば扇風機。別に団扇で十分だったところをわざわざ電化したいとは、人々の願望ではなかったであろう。(続く)

2014-05-11 17:47:39
てるてる @IWKRterter

その他、電熱器による湯沸かしなど、戦前の当時としては人力や火力で十分だったものがいちおう電化製品として夜に出回ることになる。当然値段はとんでもなく高価で、社会のアップデートとやらにはとてもつながらなかっただろう。(続く)

2014-05-11 17:48:46
てるてる @IWKRterter

一方で、例えば人々の願望を叶えた電化製品として代表例を挙げるなら、ラジオやその後のテレビがあるだろう。遠くの情報を見たい、聞きたい、楽しみたい、誰しもが憧れるツールである。ラジオからテレビへの進化は、人々の願望に基づく積極的な技術進化だったと考えられる。

2014-05-11 17:50:35
てるてる @IWKRterter

でもって、アリコーのITのお話に戻すとすると、現状のITのサービスというのは何を目指しているのだろうか。とりあえずインターネットと言う環境もそこで動くアプリケーションの技術も有り余るくらいには開発・整備されつくされているらしい。これ以上人々が何か開発・進化を望んでいるのかどうか。

2014-05-11 17:52:43
てるてる @IWKRterter

電化製品は当初の開発されてからだいぶ後の時代、高度成長期になって三種の神器等と言われる頃になってようやく社会に普及し、生活をアップデートしたといえる段階に入ったと思われる。

2014-05-11 17:54:10
てるてる @IWKRterter

人々が直接希求していた開発でないのならば、何か新開発そのものが社会を変えるかどうかは、開発の内容そのものよりも多分にどれくらいの時代にわたって存在し続けられるかがカギになりそうだ。

2014-05-11 17:55:25
てるてる @IWKRterter

扇風機や洗濯機のような比較的単純な機械なら消滅はしないだろう、しかしITのプログラムや、または基礎となる半導体技術などはどれくらい時代を超えて続くものなのだろうか。

2014-05-11 17:55:54
アリコー @ari_kou

この流れで言うと、求められてたレベルのITができることってのは、もう殆ど社会に存在しているわけで、いま生まれてるほとんどのプロダクトはその改善でしかないのよね。社会的なニーズレベルで見た時に次のデカいアップデートは間違いなくモノへの組み込みなんかなぁ...

2014-05-11 17:58:23
てるてる @IWKRterter

インターネットのサービスでGoogleのようなレベルのものはそもそも規模が違う、電気モーターの発明のレベルなので別格。勝負は、扇風機レベルの開発でどこまでITは社会を変えられるのか、そもそもそんなことは出来ないのか、その辺だろう。

2014-05-11 17:59:27
アリコー @ari_kou

Googleの創業が1998年で、まだ15,6年とかそんなもん。まともにサービス開始してからで言うともっと短い。話しが終わらなそうなのですげー雑に閉めると、ITやらwebやらはまだ歴史が短すぎて輪郭もイマイチ見えてない。これをどう見るかってとこなんだと思います。

2014-05-11 18:02:22
アリコー @ari_kou

@IWKRterter 日本のネット広告の市場規模(媒体費)が7,200億円。豆腐と納豆の市場規模が7,000億円。

2014-05-11 18:03:29