戦車小話~戦車の間接射撃装備についてメモめいて
ソ連戦車の間接射撃機能って実際どれくらい使われたんだろう? IS-3で一旦無くなった車長用照準器の射撃機能がIS-4やT-54では復活してるあたり、無くてもいいやと割り切れるものではなかった雰囲気なんだけども
2014-05-25 13:14:10【訂正な】
あっ、いけね。さっきの話根元からちょっとおかしい。ISのPT4潜望鏡照準器は車長用じゃなくて砲手用になるんだ。車長がPT4を覗くのはT-34で、それでも車長は砲手兼用だから、やっぱりPT4は実質砲手用だ。車長と砲手が独立してて、さらに車長視察装置で照準できるのはIS-4からっぽい
2014-05-25 19:36:51なので、先のお話に出てくる「車長用照準器」ってのは、概ね全て「砲手用潜望鏡照準器」くらいに読み替えてくださいな。うわあ恥ずかしいミスだ
2014-05-25 19:37:42【訂正おわりな】
や、IS-3からでなく、IS-2の生産途中から車長用視察装置がPT4-17からレンドリース英国戦車式のMk.IVになってるんだ。これは視察能力は良かったようなんだけど、単なる視察装置でしかなくて照準能力がないのが不満だったらしく。IS-4ではまた射撃機能付のものになってる
2014-05-25 13:20:03@sudo_simoigusa あいや、どうもイマイチ間接射撃の理屈が理解できてるか怪しくて……ともあれソ連戦車の車長用照準器は、普通の火砲のパノラマ眼鏡と同様に使える風なのです
2014-05-25 13:32:21火砲クラスタを自称していながら、普通の火砲についてるパノラマ眼鏡を何に使うのか今ひとつわかっていない怠惰なワタクシ
2014-05-25 13:34:16IS-2の砲塔には間接射撃のためにミル刻みのマークが書かれてて、T-54やIS-4の場合は方位盤が砲塔のどこかにあったようなので、間接射撃するつもりだったのは間違いないと思うの
2014-05-25 13:46:39@FHSWman ですからそれは直接照準です。間接照準とは遠隔観測射撃です。砲と獲物の間に視線が通らないのです。車長から見えて車長が照準するなら、それは普通に直接照準でしょう。なおT-54の場合車長が距離観測して砲手に伝え、砲手が照準するという流れだそうです
2014-05-25 13:47:46@sudo_simoigusa mmm... ってことは、間接射撃にはパノラマ眼鏡は使わないんでしょうか。目標が直接見えない前提とは認識しておるのですが、パノラマ眼鏡を使ってどこか目標以外の目立つ基準点だとかコリメータだとかを見るものと思っておりました
2014-05-25 13:54:27【補足な】
(この図は迫撃砲の例ですが)だいたいこんな事をしたいわけです。砲側からは標的が直接見えないので、何らかの点を基準にして、そこから何度の向きに砲を向けたらいいのかを知りたい
パノラマ眼鏡というのはこんな器具で、潜望鏡のような構造ですが、上半分だけを水平に回すことが出来ます。精密な回転が可能な上に何度くらい回したかもわかるので、目標物との角度を知るのに使えるのです
【補足終わりな】
mmm... 米軍戦車砲マニュアルの間接射撃についての頁を見るに、戦車で間接射撃したい場合、戦車側にはパノラマ眼鏡は無いけど、砲塔旋回と砲手用照準器と方位盤の組み合わせで間接照準が出来る……のかな
2014-05-25 14:27:51WW2米軍M4戦車小隊の場合、小隊あたり2つのM1918パノラマ眼鏡を持ってて、これを観測側として使うみたい。戦車側は観測側を砲塔回して照準点にする。そこから方位盤を見て、砲が目標を向くように砲塔をまた回してやる、と。砲側はパノラマ眼鏡使わないのね
2014-05-25 14:38:59