加賀さん観察日記 Part15

キタユキ @k_t_y_k

(今、腹を殴っている奴らの話では、どうやら自分は神様の入れ物になる資格があって、そのためのお清めをされているらしい。身体の中を精で満たすために三人がかりで代わる代わる犯され、神様を噛まないよう歯は全て抜き去られた。腹を殴るのは、邪気を払うためらしい。) #加賀さん観察日記

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(皆一様に、異様な姿をしていた。声の具合から背も年齢もまちまちな男達なのは察せたが、頭から布を被り、顔は牙を剥き出す犬を模した面で覆われている。服装は平安時代ににいた貴族のようで、神社でよく見る長い紙のついた棒や草を持ってる者もいた。それで何度も叩かれた。) #加賀さん観察日記

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「こいつは適正があるのか？」 (小柄な男が苛立った様子で私を頭を靴で小突く。木靴の角がこめかみに刺さる) 「女は皆カンムスになりうる。最初に言われただろう」 (返したのは、私を殴る男だ。こいつは大柄で、小柄な男よりも地位が高いらしい。何度も犯された) #加賀さん観察日記

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「でもよ、あの地下室にいるのに比べたら死にそうに見えるし、あとなんだ、カリスマ？って奴がないぜ」 「それはお前の見る目がない」 「そうかぁ？」 「この器は可能性を秘めているのだ」 「こんや田舎娘、がねえ」 (小柄な男は懐から何かを取り出した。学生証。私のだ) #加賀さん観察日記

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「上山…アキラ？男みてえな名前だな。ま、オマンコちゃんとついてんのはそこのオッサンがよく知ってるだろうなあ、アキラちゃん」 (小柄な男はしゃがみこみ、私を見下ろす。犬の面の奥は見えない。それどころか、面も含めて本来あるべき顔のようにもみえる。) #加賀さん観察日記

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「なあなあアキラちゃん、キミ可能性あるんだって。可能性の獣。やべーよ。大学生なんかやってる場合じゃないね」 (手振りも加えて楽しそうに男は話す。その間も腹部への殴打は止まらないので、私は答えることができない。犬の面が斜めに傾げられる。つまんねえな、と。) #加賀さん観察日記

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「オッサン、やっぱこいつ才能ないって。地下の奴なんか鉄パイプで殴られても俺らに噛み付いてきたじゃん。はじめちゃん返せー、殺してやるーっていいながら。アレマジ傑作だったし、めちゃ可愛いからマジ捗ったわ。なあオッサン、俺あっちの子とやりたい」 「それはならん」 #加賀さん観察日記

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「あれは人の身を超える段階に入ったのだ。一月も経てば神はあの娘に宿り、晴れてカンムス様が御帰りあそばされる」 「くぅ〜、泣けるねぇ。そんためにハラボテのJK一ヶ月飲まず食わずで地下室閉じ込めるってか？オッサン、いかれてるぜ。あんたも、あんたらの教祖様もよ」 #加賀さん観察日記

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(腹の上の男は返答しなかった。腹を殴る手が止まり、そのまま首を締め始めた。閉塞感。命の危機だというのに、身体は足掻こうとしなかった。視界が暗くなっていく。頭がぐらぐらする。顔に何かが当たる。小柄な男が、私の口めがけて小便を放っている…) #加賀さん観察日記

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【end】 #加賀さん観察日記 【log2>お願い。これ以上彼女達に、私達に深入りしないで。あなたが苦しむのをもう見たくない。何も知らず、どうか、穏便に過ごして…】 【del】 【del】

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「提督さー、凄いシスコンだよね」 艦娘をダメにするソファで背を伸ばさているのは北上です。加賀さんはお気に入りの場所で寝れないので、しぶしぶといった様子でベッドに丸まっています。 突然何を言い出すかと思いましたが、恐らくケッコン指輪の作用でしょう。 #加賀さん観察日記

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ケッコン指輪は人間と艦娘を結びつけます。指輪の端子から記憶情報の交換が行われるため、必然的にパートナーの記憶が流れ込んでくることになります。重婚するとこの交換負荷が大きくなるため、廃人になるとか言われているそうですが、今のところ支障はありません。 #加賀さん観察日記

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何で知ってるんだ？と念のため聞くと、「なんか夢っぽいの見てさあー」と左手を掲げ、まじまじと指輪を眺めます。 「最初は戸惑うでしょうけど、じき慣れるわ」 「お、流石正妻は言うことが違いますねえ」 北上はにたりと笑いますが、加賀さんは素知らぬ顔で毛づくろいです。 #加賀さん観察日記

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というか加賀さんに北上さまと昨日ケッコンしたことは言ってなかったはずです。なのに驚く素振りすらありません。 「昨日の朝の時点で皆知ってますよ？あたしの周りにいた子から芋づる式に」 朝食の相席が誰かは知りませんが、忘れていました。女子ネットワークは優秀なのです。 #加賀さん観察日記

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「あたしと提督がやったことすら皆にバレてるよねー」 一瞬酷い動悸がしましたが、加賀さんは相変わらずどうでもよさそうです。 「ていうか提督さぁ、あたしの時ガンガン攻めてきたのに、加賀さんには逆にされる方とかズルいじゃん。あたしどっちかっていうとタチなのにさー」 #加賀さん観察日記

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その場の勢いだから忘れて。 「えーケチー」 忘れて。 「『お前をよく知りたい』とか言って押し倒してきたくせにさーじゃあもっと教えてあげるからさーねーねー」 やめて！！！！忘れて！！！！加賀さんの視線が怖いから忘れてお願いしますまだしにたくない #加賀さん観察日記

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北上さま「うちも呉みたいにラブホにしよう」 提督「やだ！！！！！」 古鷹くん「できますよ？ベッド回したりとか鏡つけたりとか」 提督「お前も乗らんでいい！！！！」 #横須賀アサイラム

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不知火「不知火としては地下駐車場はちょっと」 矢矧「確かに出入り口の天井が狭いのは嫌ね」 提督「なんで乗り気なのお前ら」 #横須賀アサイラム

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提督「いつの間にか足柄が重巡勢不動の1位を保ってたお前のレベル抜いてたことについて一言」 那智「キンタマは取らんぞ」 提督「それでいい」 #横須賀アサイラム

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加賀さん「セ」 提督「だめ」 加賀さん「セミの唐揚げが揚がったので食べないか聞きにきたのですけど」 提督「どっちにしろいらんわ」 #横須賀アサイラム

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大和「私のことを着任速解体するのですね？エロ同人みたいに！エロ同人みたいに！」 提督「さっきダブった大和でバーベキューするけど食うか」 大和「御相伴に」 #横須賀アサイラム

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大和「ホテル？ホテルですって？ようやくこの大和の艦としての完成された美しさに気づいていただけたのですね。ホテルとは当てもなく彷徨う人の心を安らがせる、謂わば砂漠のオアシス。合歓の止り木。それと同列だなんえ、大和、嬉しい」 提督「ラブホに改装すんぞ」 #横須賀アサイラム

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提督「お前ホテルって言われても悔しくないの」 大和「提督。戦況と同じく、時代のニーズは目まぐるしく変化していきます。かつての鉄の躯体であれば侮蔑の意でしかなかったでしょう。ですが時は二十一世紀。大和と言えば数ある帝国海軍の中で最も著名な」 提督「長い」 #横須賀アサイラム

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大和「大和というだけで羨ましがられる、大和というだけで勝手に映画を作られる。楽してチヤホヤされたいという承認欲求に対してこの大和という器はまさにエリュシオン…」 提督「あっごめん聞いてなかった」 #横須賀アサイラム

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提督「シーレーンってなに　召喚獣？」 叢雲ちゃん「あんたほんとなんで提督になれたの？」 #横須賀アサイラム