第42回 #1SS ミニトーク「現代茶の湯アワード-茶の湯と現代アートの親和性と可能性」

第42回 #1SS は、現代茶の湯アワード弐〇壱肆を主催する一品更屋さんを迎えて、現代茶湯アワードとは? なぜ茶の湯なのか?その背景 日本の藝術文脈としての茶の湯の可能性 と言った切り口から茶の湯と現代アートの親和性や可能性についてトークしました。途中から三潴さんが飛び入り参加で熱いトークを展開。 まとめ前半は現代茶の湯アワードの一次審査通過作品の紹介を @ippin_saraya さんが。後半がトークのマトメになります。 一部オフレコ部分ははツイートしておりません。笑 第42回1SS「現代茶の湯アワード-茶の湯と現代アートの親和性と可能性」 続きを読む
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s @haccouichiu

茶碗、水指、軸等々を織り交ぜる茶の湯、茶会と云うトータル的な芸の中に取込む分にあ其れも有効とも思うけんど、、、、個の作品に取込むとなると、ちと話あ違ってくるかも知れませんねえ。#1SS

2014-07-12 10:03:41
s @haccouichiu

茶碗っつー個の作品に、日本の影響を受けた西洋エッセンスをどー取込んだらヰーか? 和蘭もんを日本人が日本の土と火で焼いても其れあ所詮和蘭もんの写し。ニーズあ薄かんべし。瀬戸にあ中国の、萩や唐津にあ朝鮮の影響がへーっちまってて出来上がっちまってるし。 さあどーすんべ?って事だいね。

2014-07-12 10:09:59
s @haccouichiu

日本独自の芸術に茶の湯を通じて西洋芸術を、どー取込むか? 例えば、呉須青絵として伊万里から西洋へ渡って其処でブルー&ホワイトとして花咲いてるコバルト絵付けを純国産の茶碗、楽焼に施す(笑)、、、 とか。 陶芸家じゃねーもんで技術的に可能かどーかあ知らねえけどねえ。

2014-07-12 10:22:08
s @haccouichiu

思うに茶の湯ってえのあアートっつーよか、茶道具を組み合して形にするデザインにちけー様な気もすんねえ。 そもそも、アートとデザインだの芸術と美術だのってえのなんざあ線引きがイマイチぴんと来ねえ。どっちがどーとか草臥れそーで、正直あんま深入りしたかねえやねえ。

2014-07-12 10:56:47
s @haccouichiu

なるほど。「誰かの為に」がデザイナー、「己の表現」がアーチストねえ。 ならばやっぱ線あ引ききれねえな。茶の湯あどっちでもあるからねえ。

2014-07-12 11:09:36
s @haccouichiu

やれやれ。単に「器が欲しい」から始まって、とんだトコにまで来ちまったもんだい。 今日あ午後っからだからヰーけんど。

2014-07-12 11:16:31
一品更屋 @ippin_saraya

今回の現代茶湯 #1SS に飛び入り参加された三潴末雄さんも、日本のDNAが浮出ている日本独自の現代アートを、「ジパング展」などの展示を通して、行動することで広めていらっしゃいます。日本のアートは、明治以来の古い西洋美術の影響下から、日本の美の本質へと進んでいるように思います。

2014-07-12 18:02:05
s @haccouichiu

あ、そー云や、余計なクチ出しを今ひとつ。茶道具として使うんなら作家さん達あ、ぜってーおさえとかなきゃなんねえポイントが有ったいねえ。皆さん存じてるたあ思うけんど。 そう、おどーぐ拝見のお時間だぜ。#1SS

2014-07-13 04:38:58
s @haccouichiu

茶杓なら作と銘 とか 薄茶器なら形と塗り とか 濃茶器なら形と窯、窯元、仕覆の裂地と仕立 とか 軸なら「お読みあげを」なんぞと所望されっし、其処に意味を持たせとかねえと。。。 問われて応えらんねえ作品だと締りませんぜ。

2014-07-13 04:41:38
s @haccouichiu

カジュアルな席だとしても、訳知りな奴あ訊いて来っかも知んねえかんねえ。訊かれて「自作です」だの「作家もんです」だので逃げれるけんど、ビシッと応えられる様なブツに仕上げといた方が席としても、何よりブツ(個の作品)として厚みが出らいねえ。本格的な席だら必須だいね。

2014-07-13 04:43:47
一品更屋 @ippin_saraya

明治期に西洋の影響で作られた日本芸術のヒエラルキーが、戦後、財閥の解体とともに文字通りスーパーフラットな状態となり、日本の美の本質と現代をつなぐ日本独自のイコノロジーを作ることが命題となる今、その鍵となるのが茶の湯であり、その現代化ではないかと考えます。 #1SS

2014-07-14 08:33:25
一品更屋 @ippin_saraya

今日、日本の美術品と言われるものの多くは「道具」であり、場における機能を与えられた「物」でした。平面作品や作家が意識され始めたのは明治以降のことで、それ以前は「職人技」の世界です。これが、日本人の美意識の中に「美しさ・技術・使える」信仰を作る核となりました。 #1SS

2014-07-14 16:48:19
一品更屋 @ippin_saraya

「美しさ・技術・使える」という、応用美術としての美をハイアートにまで高めたのが「茶湯」です。「茶湯」は、一つ一つの作品だけではなく、作品の置かれている場や時間、作品間の関連性までを含んだ、非二次元の高度なインスタレーションと言え、すでにポストモダンの要素を含んでいます。 #1SS

2014-07-15 01:35:10
一品更屋 @ippin_saraya

茶湯は13世紀に禅宗の礼法として中国から伝わり、その後15世紀にかけて闘茶、淋汗茶湯と、特権階級の遊びとして広がりました。16世紀に入ると茶湯はポピュラー化し、一時遊芸化しますが、武野紹鴎、村田珠光、千利休らにより、日本的イコノロジーを持ったハイアートへと昇華されます。 #1SS

2014-07-15 08:47:21
一品更屋 @ippin_saraya

16世紀から17世紀にかけて古田織部、小堀遠州という、優秀な茶人(≒キュレーター兼アーティスト)を輩出した茶湯は、江戸時代、19世紀にかけて、茶道として再びポピュラー化。明治維新後、封建制度の崩壊と共に、女子教養としての茶道が広まり、財閥の出現で近代茶湯が勃興します。 #1SS

2014-07-15 09:09:43
一品更屋 @ippin_saraya

ハイアート、ポピュラー化を繰り返し進歩してきた茶湯は、財閥解体後の現代、再び流儀の茶として多くの学習者を生んでいます。しかし、武家社会や封建制度、大財閥など、富の集中がない社会においては、数寄も小規模になりがちで、近代茶道のように新たな文脈は生まれにくいとも言えます。 #1SS

2014-07-16 08:14:25
一品更屋 @ippin_saraya

現代に求められている茶湯は、日本のアートとしての茶湯の文脈を踏まえつつ、西洋文脈のアートとしても成立しうるものです。日本的な美意識「美しさ・技術力・使える」を持ちながら、アートとしての批評にも耐えられる茶湯が、現代に生きる我々が目指すべき茶湯ではないでしょうか。 #1SS

2014-07-25 08:36:37
一品更屋 @ippin_saraya

現代茶湯アワード2014 カジュアル部門 銅賞 中島尚子× 荒井瑠利[「フクロウ掛軸」 fb.me/6MnsBVCAc

2014-07-27 07:58:13
一品更屋 @ippin_saraya

現代茶湯アワード2014 カジュアル部門 銀賞 藤原 奈津江「わらべ歌」 fb.me/3Yiy72GI1

2014-07-27 07:59:46
一品更屋 @ippin_saraya

現代茶湯アワード2014 カジュアル部門 金賞 柏原 由貴子「銀平文葡萄栗鼠文平棗」 fb.me/40LQJ7GTX

2014-07-27 08:01:14
一品更屋 @ippin_saraya

現代茶湯アワード2014 デザイン部門 銅賞 石井 和洋「煌彩藍茶碗」 fb.me/3hVPJ8wFH

2014-07-27 08:15:56
一品更屋 @ippin_saraya

現代茶湯アワード2014 デザイン部門 銀賞 小野澤 弘一「Stoneware tea bowl」 fb.me/37M419iab

2014-07-27 08:16:57
一品更屋 @ippin_saraya

現代茶湯アワード2014 デザイン部門 金賞 藤原 奈津江「雫 蒼」 fb.me/37mpIK6c1

2014-07-27 08:17:59
一品更屋 @ippin_saraya

現代茶湯アワード2014 オルタナティブ部門 銅賞 高橋 喜人「WHITE RISING」 fb.me/6VjHrCrWg

2014-07-27 08:19:57
一品更屋 @ippin_saraya

現代茶湯アワード2014 オルタナティブ部門 金賞 坂下 麦「綿棒の茶室」 fb.me/3jPyBDnY3

2014-07-27 08:22:33
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