【怪談短編オールタイムベスト 海外篇】投票要項&結果発表 

【怪談短編オールタイムベスト 海外篇】 7月5日(土)0時から11日(金)24時まででした。 ついに結果の発表です~。
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渋江照彦 @shibue827

【8位 33p】 デ・ラ・メア「なぞ」 デ・ラ・メアにしてこの作品あり。「ぼかし」の権化でなければ出来ない不条理な展開に唖然とした読者も多いだろう。全く何の因果関係も説明されないまま七人の子ども達は消えて行く、という筋立てはただただ不気味さだけを読者に植え付ける事になるのだ。

2014-07-13 01:27:51
渋江照彦 @shibue827

【7位 44.5p】 ディーノ・ブッツァーティ「七階」 ブッツァーティーの代表作が此処でランクイン。病院の階を段々と降りて行く、その過程が余りに見事であり、また主人公が追い詰められていく様が巧みに描かれている。当然のランクインである。

2014-07-13 01:29:46
渋江照彦 @shibue827

【6位 45.5p】 シャーリィ・ジャクスン「くじ」 シャーリー・ジャクスンの名作が此処でランクイン。序盤から候補作となり、そのままコンスタントに点数を伸ばして見事に10位以内のランクインとなった。

2014-07-13 01:31:47
渋江照彦 @shibue827

【5位 46.5】 チャールズ・ディケンズ「信号手」 ディケンズの傑作怪奇小説が此処でランクイン。信号手にしか聞えないベルの音と奇妙な人影、そしてその人影が行っていたジェスチャーと叫び声が最後に思いもよらない所へとシンクロしていく事で不気味な雰囲気が倍加する様は見事である。

2014-07-13 01:33:31
渋江照彦 @shibue827

【4位 51p】 E・A・ポー「黒猫」 ポーの黒猫が此処でランクイン。「告げ口心臓」等にも連なるへそ曲がりな人間性を見事に描き出した名短編である。子ども版の挿絵で泣いた覚えのある読者も一人や二人では無いだろう。序盤から候補作となった上での見事なランクインであった。

2014-07-13 01:35:27
渋江照彦 @shibue827

続きまして2位が2作品となります。

2014-07-13 01:35:51
渋江照彦 @shibue827

【2位 52p】 E・A・ポー「アッシャア家の崩壊」 此処でポーの「アッシャア家の崩壊」がランクイン。ポー文学におけるアラベスクとグロテスクの見事な併存を確認する事が出来る作品である。序盤から候補作となり、コンスタントに点数を伸ばしてランクインを果たした。

2014-07-13 01:38:21
渋江照彦 @shibue827

【2位 52p】 ギルマン「黄色い壁紙」 ポーと並んだのはギルマンの本作。序盤から候補作となっており、根強く点数を稼いで見事に2位の地位に至った。

2014-07-13 01:39:51
渋江照彦 @shibue827

【1位 69.5p】 W・W・ジェイコブズ「猿の手」 見事に1位を飾ったのはジェイコブズの「猿の手」であった。終始一貫して点数が入り続けた。ギルマンの「黄色い壁紙」が途中まで追っていたが失速。その後も点数を伸ばし見事に1位となった。有栖川有栖ファンの教養作品としても知られる一作。

2014-07-13 01:41:46
渋江照彦 @shibue827

以上でATB怪談短編海外篇の発表を終ります。有難う御座いました。 #ATB怪談短編

2014-07-13 01:42:10
渋江照彦 @shibue827

最初この企画を募集した時には、まさか「猿の手」が1位に来るとは思っていませんでした。矢張り、名作古典が強かったという事でしょうか。 #ATB怪談短編

2014-07-13 01:47:25
渋江照彦 @shibue827

そして、「五色の舟」がSFのオールタイムベストに輝いたみたいですね。おめでとう御座います。

2014-07-13 01:48:42
渋江照彦 @shibue827

予想外に振るわなかったのはキングですね……。僕自身は全く読んでいないのですが、もっと上位に沢山食い込むかと思っておりました。後、「ラパチーニの娘」が予想外にしぶとかったですね。 #ATB怪談短編

2014-07-13 01:50:26
千街晶之 @sengaiakiyuki

「猿の手」1位か。最近この作品をあまり怖いと思えなくなってしまったのは、柴田よしきさんのブログで猿の手をもらったらどうするかという質問に対する作家さんたちの愉快な答えを目にしていたせいかも知れないw

2014-07-13 01:50:55
渋江照彦 @shibue827

ATB怪談短編海外篇の総評でありますが、これはまた明日の午後10時頃から始めたいと思いますのでお願い致します。 #ATB怪談短編

2014-07-13 01:56:15
渋江照彦 @shibue827

@n0bnzb 有難う御座います。今回はコメントする作品の多くが僕自身読めていない物が多くて内心焦っておりました……。やっぱりリアルタイムで短編集やアンソロジーは追わないといけないなぁと痛感させられました……。

2014-07-13 02:03:03
渋江照彦 @shibue827

【訂正事項】 此処で訂正事項であります。ご指摘がありまして、エリザベス・ボウエンの「魔性の夫」が5.5pとなっておりましたが、29位、15.5pへと訂正となりますのでお願い致します。 #ATB怪談短編

2014-07-13 02:05:03
巽昌章 @kumonoaruji

やはり「猿の手」。ある意味紋切り型の組み合わせなのに、読んでみると圧倒的な力強さを感じさせる小説ってあるよな。『黄色い壁紙』は大健闘。すれっからしになってから読んでなお戦慄した作品だった。 #ATB怪談短編

2014-07-13 02:08:00
渋江照彦 @shibue827

ATB怪談短編の結果発表は楽しい側面もありますが、コメントするので自分が読んでいるかどうかが一目瞭然になるんですね……。まあ、別に後で買って読めば良い話ではあるんですが、海外は特に知らない作品が多くて愕然と致しました。まだまだ勉強不足であります。 #ATB怪談短編

2014-07-13 02:12:56
渋江照彦 @shibue827

では、そろそろお布団へ入ります。

2014-07-13 02:31:32
怪と幽 @kwai_yoo

「猿の手」(ちくま文庫『怪奇小説精華』所収)といえば、菊池寛がいち早く邦訳していたり(高松の講演会で紹介予定)、岡本綺堂が戯曲「青蛙神」として巧妙な書き替えをしていたり(学研M文庫『伝奇ノ匣 岡本綺堂 妖術伝奇集』所収)、日本の文豪系怪談とも関わり深い名作ですなあ。(雅)

2014-07-13 02:45:29
渋江照彦 @shibue827

【速報】 ATB怪談短編海外篇の方でありますが、「幻想記録所」というブログの方に結果報告をさせて頂きました。 URL:blogs.yahoo.co.jp/shibue827 宜しくお願い致します。

2014-07-13 12:10:50
渋江照彦 @shibue827

ATB怪談短編海外篇の総評は午後十時からとなりますので、お願い致します。 #ATB怪談短編

2014-07-13 21:39:52
渋江照彦 @shibue827

所定の時間となりましたので、ATB怪談短編海外篇の総評を行いたいと思います。 #ATB怪談短編

2014-07-13 22:02:32
渋江照彦 @shibue827

【総評】 まずは、ATB怪談短編海外篇の方へ投票して下さいました皆様、そして成り行きを見守って下さいました皆様、本当に有難う御座いました。

2014-07-13 22:04:15
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