そして今まで感じた痛みが感じない。顔無しは朦朧と目の前の状況を確認した。 そこには魔法を使って怪物を抑える人と、顔無しに対して回復を行っている人がいた。 そして瞬間。大きい爆発が生じ、怪物が消えた。怪物がいた場所には丸い玉が動いている。
2014-05-07 21:43:18「もう大丈夫だ、さて今から報告に行かないと…」今まで怪物と戦っていた魔法使いは安堵の表情をし、目の前にある丸い玉を拾って懐にしまった 「確か…君は「顔無し」か…貴方のお陰で被害が少なかった。礼を言おう」彼は胸に手を当て深々とお辞儀した。
2014-05-07 21:45:42「さぁ早く行こう。さもないと君までも死んでしまう。一応回復魔法をかけてるから大丈夫だが…」 魔法使いは顔無しを抱え、一緒にDATにある大きな建物に入った。 幸い顔無しは大事に至らなかったが、頬を抉られてしまったため、人に見せられない顔になってしまった。
2014-05-07 21:48:47その後顔無しは、抉られたパーツを隠すため魔法使いから貰った、特別な「バケツ」を被って、エージェント活動を行うことになるが、これは別の話である。
2014-05-07 21:50:05さてココはアスキア大陸最大の図書館。ここは普通の本以外にも「るるぶ」と呼ばれる魔導書が数多く保管されている。 顔無しを治療した後、魔法使いは怪物が入っている球体を持って、図書館に向かった 目的は「るるぶを使って記憶を消去、その後島流しとして異世界に飛ばす」ことである
2014-05-07 21:59:29魔法使いは本棚から記憶を消去する「るるぶ」を取り出し怪物に唱え始めた。怪物は糸が切れたようにバタッと倒れ、そのまま動かなくなった その後彼らは異次元に飛ばす「るるぶ」を唱えた。すると怪物の周りに光が生じ、パッと強い光が発したが一瞬にして光が消えた そして今まで居た怪物は消えた
2014-05-07 22:11:04後に見た目が人間の怪物「実験体 Type.NIИE」は異世界で「コテナイン」と名乗り、そこそこ平和に過ごすことが出来た。 …以上がコテナインの本来の歴史である
2014-05-07 22:22:53さて何故コテナインは元の世界に飛ばされることになったのか… 理由は簡単「コテナインを使って再度世界征服を行う」からである
2014-05-07 22:26:23事の発端はシベリアで活動している過激派が、仲間がコテナインに殺られたことを知り、図書館にある「るるぶ」を使い、コテナインを元の世界へ戻し、「ケジメ」を付けさせようと企てた。 事実、今のコテナインは殺戮能力を持っておらず、簡単に殺れることが出来る
2014-05-07 22:27:44しかし参謀が言った。「いや、殺るのは後だ。まずは彼に対して前の記憶を戻して、その破壊力を使って征服した方がいい。その後記憶を消して殺せばいい」 その言葉に納得したメンバー達はすぐさま図書館に向かい、コテナインをこの世界に飛ばす準備を行った
2014-05-07 22:31:32しかし過激派と称しているが、所詮は一般市民。そう簡単に成功するわけがない。結局召喚に失敗した。 そしてその代償もまた大きかった。それは「図書館にある一部の「るるぶ」が異世界に飛ばされた」ということ。それも「触れば一瞬にしてこの世界に飛ばされる」という能力を持った「るるぶ」が
2014-05-07 22:34:53結局その「るるぶ」はコテ内の所に言って、触ったことによりこの世界に飛ばされる羽目になるが、それは別の話である。 またコテナインもその「るるぶ」を拾ったため、この世界に飛ばされた。 ある意味結果オーライであろう
2014-05-07 22:36:27結局コテナインは「るるぶ」により元いた世界に飛ばされる羽目になった。 さて賢明な読者は、ある1つ疑問が生じるであろう 「コテナインは様々な人を殺戮したんだよな?なら元の世界に戻った所で仕返しと称して殺されるのがオチじゃないか」と
2014-05-07 23:13:23その心配は大丈夫である。実はコテナインを異次元に飛ばした後、今までコテナインに関わった人たちの記憶を消していったのだ。 …すこしご都合主義になってしまうが、その点ご了承の程頼む また「この前起こった殺戮の性格は何で起こったんだよ」という質問もあるだろう
2014-05-07 23:15:44その原因は、彼が手元にあるサイリウムである。 このサイリウムは実はサイリウムではなく、彼を異次元に飛ばした魔法使いが、この一連の事件を記録するために作った魔法道具なのである。 これに触れたものは、この一連の事件の一部始終を見ることが出来るのだ。
2014-05-07 23:20:53しかしコテナインの場合、内面から記憶を規制しているため、例えこの道具を触っても、事件の一部始終を見ることが出来ないのだ。 だが、あるふとした瞬間に、内面から抑えている力が弱まり、その状態で見ると、その記憶が蘇り、前のように殺戮を行うことになってしまうのだ。
2014-05-07 23:23:22また殺戮後の記憶が消えるのも、溢れでた記憶を内面から再度抑える為である。 さてコテナインは自分が行ったことを思い出し、それに対して立ち向かうことが出来るのか… それは神のみぞ知る…
2014-05-07 23:26:25ハイ終了、お疲れ様でした …結構文章書いたのと、皆がワイワイ会話してる中ひっそりと書いてたから、疲れと寂しさが込み上げてグッタリですわ…
2014-05-07 23:27:43シベリアの過激派の研究者についてですが、コテナインにより皆殺しされた奴らは、所謂下っ端です んでコテナインを再度召喚を試みようとしたのは幹部です 幹部は基本的に貧相な所に住んでないので、その時は他の所で悠々と過ごしてたのです クズだねっ!
2014-05-07 23:48:35@nengu_onkei まず簡単に設定を説明しますと ●コテナインは箱庭(アスキア大陸)出身 ●シベリア人民共和国の極北の過激派の研究所で初めのクローン人間として作られる このような設定ですので、多分そちらの世界観には干渉してないと思われです
2014-05-08 00:15:16