『原発利権を追う』
続)(動画インタビュー) 内藤氏「原発は要りません」「トイレのないマンション建てるわけですから。日本の場合は地下水がありますから、高レベル廃棄物を処分することはできない」「日本の原発が世界と違うのは、ともかく地元に金が高く落ちる。その風評も改めないことには行きませんわなあ」
2014-08-09 06:17:27朝日◆(原発利権を追う)「送電線で悪影響、コイに1億円」 digital.asahi.com/articles/ASG7Z… 《70年代からトラブル処理を担う立場になった。反社会的勢力が絡むことが多く、微妙な対応が必要だった。原発の管理不備をネタに脅される恐れがあるため即座に対応した事例を内藤は明かし
2014-08-12 05:21:17①「会合中にヤクザの親分と親しい国会議員から電話があり、「関電の原発で使った作業服が勝手に持ち出され、ヤクザが今、それを持っている」と言われたことがあった。私はこの国会議員に処理を頼み、一件は表に出ずに済んだ。
2014-08-12 05:21:31②《80年代初めには他の関電幹部が処理した事案の報告を聞き、驚愕したこともあったという》 「大阪の池の上を通る送電線の影響で、コイの生育が悪くなったというクレームがあったらしい。それにいくら払ったと思います? 答えは1億円。社内で事情を聴くと、相手はいわゆる裏社会の人。
2014-08-12 05:21:42③「うるさいからこうしておきましょうと。自分だったら許していなかった。 《トラブルを防ぐには裏社会に話が出来る人脈が必要だ。内藤が頼ったのは今は亡き元右翼の豊田一夫だったという。内藤につないだのは関電初代社長の太田垣士郎。豊田は暴力団だけでなく、政財界にも太いパイプを持つとされた
2014-08-12 05:21:53④「豊田さんにトラブルを解決してもらった」と感謝を口にしつつ、詳細を語ろうとしなかった。ただ、豊田への「お礼」は証言した》 「豊田さんの関係会社にビルの警備を頼んだことがある。関電の関連会社が豊田さんの土地を買収する際にもめた時も私がガタガタ言うなと言い値で買わせた。
2014-08-12 05:22:04⑤「関電広報室は作業服と豊田氏の土地買収の件は「承知していない」、送電線の件は「個別の事項は相手方もあることから開示を控えている」としている。」
2014-08-12 05:22:15朝日◆(原発利権を追う)「事実だけを申し上げました」 digital.asahi.com/articles/ASG7P… 《1987年、関西電力本社の取締役会で代表取締役名誉会長の芦原義重と副社長の内藤千百里は経営を私物化しているとして取締役を解任された。会長の小林庄一郎の緊急動議だった。
2014-08-13 06:54:31① 会長の小林庄一郎の緊急動議だった。芦原は相談役名誉会長、内藤は関電産業(現関電不動産)社長になった》 「突然、小林が退任を迫った。芦原さんは怒りで呼吸が激しくなり、胸が大きく波打っていた。私は「待て、おまえはそれでも人間か」と言った。 腹が立ち、本を書こうと思った。
2014-08-13 06:55:25②「それを聞きつけた東京電力会長の平岩(外四)さんに東京へ呼ばれた。うなぎ屋の個室で二人っきり。「西からそんな問題を起こされたら困る。内藤さん、本を書かないで下さい」と手をついて頼まれた。芦原さんに迷惑をかけられない。「わかりました」と返事をした。
2014-08-13 06:55:54③ 《内藤は沈黙を守った。だが、元首相への献金や政官界との宴会は続けた》 「芦原さんは解任後も自分のパイプを小林に譲らなかった。最後まで権力を放したくないという人ではない。ただ負けずに生きていたいなという生命力。本能だったんでしょうね。 私も芦原さんの秘書役は続けた。
2014-08-13 06:56:35④「連絡があれば元首相とセットしてカネを持って一緒に東京へ行った。芦原さんの刺激になると考え、小沢のいっちゃん(小沢一郎)との会合もつくりました。東京行きは芦原さんの体力が衰えて自然にフェードアウトですな。 《政官界との付き合いは90年代まで続く。
2014-08-13 06:57:24⑤ 解任劇から16年後の2003年、芦原は肺炎で死去、102歳だった。 今年6月、内藤から記者にはがきが届いた。「落葉の様に 音もたてずに大地に還りたいと心に決めておりましたところ、聞かれる儘に事実だけを申し上げました これも亦、天命と思っています。存分に振舞って下さい」》
2014-08-13 06:58:31動画インタビュー) 内藤氏「私ね、葬式にも行ってない、それはね、生きているうちに充分したと思う、ううーん」とw・・ @fvjmac ( これで終わりか? これでホントに語り尽くせたのかなw・・? )。oO
2014-08-13 07:03:24朝日◆(原発利権を追う)「原子力は隠し事が多すぎる」 digital.asahi.com/articles/ASG84… 《連載開始後の8月1日、関西電力元副社長の内藤千百里は大阪市内の約束の場所に現れた。電気料金を原資に政治献金や官僚への料亭接待を重ねたことへの反省を改めて語った》
2014-08-14 06:25:57①「私の言うたことを土台にして、電力を監督する役人と電力の経営者が話し合うべきや。電力会社は今のままで良いのか。電気料金を下げられないのか。地域独占で得た利益で子会社を作り不動産投資までやった。ゴルフ場の法人会員権も持ちすぎた。公益企業がそんなことしたらいかんのや。
2014-08-14 06:26:23②「私の結論は高レベル放射性廃棄物の最終処分地のめどがたてば原発を再稼働すればいい。そのめども立たないのに動かしたら、また高レベル廃棄物が出る。使用済み核燃料を積み重ねるんですか。どこに持っていくかや。放射能は何万年の話ですよ。子々孫々や。
2014-08-14 06:26:45③「原子力はセキュリティーにかこつけて隠し事が多すぎる。もう1回考えないかん。電力会社だけでなく指導する役所も悪い。学者もいかん。「現状維持 イズ ベスト」ですねん。そんなんで進歩ありますか。
2014-08-14 06:27:15④ 《関電社長の八木誠は7月30日の記者会見で「私の知る限り、1974年から献金はしていない」と、内藤の証言を否定した》 「彼はまったく献金を知らない立場。子どもやね。
2014-08-14 06:27:44⑤ 《内藤宅には手紙や電話が多数寄せられている。50歳以上には「何を今更」との批判が多いが、それより若い世代は好意的だという。内藤への取材は連載開始後を加えると計81時間になった》
2014-08-14 06:28:07「藤森かもめ、村山治、堀内京子、鈴木拓也、市田隆が担当しました。「原発利権」の取材を続けます。特別報道部のメール(tokuhoubu@asahi.com)へ情報をお寄せ下さい。 昨夏始めた連載「原発利権を追う」をまとめた本が朝日新聞出版から9月19日に発売 m(_ _)m
2014-08-14 06:29:04