イスラーム国(IS)は、ウエストファリア体制(主権国家の共存)を破壊するか?
- gryphonjapan
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イスラムの立場からすれば、絶対の創造主を認めないのは罪人であると言われても、『ああそうですか』と思うだけで、はっきり言えばキチガイの戯言。日本が世界の問題を全て解決できるわけではないけれど、狂気を他人に強要するなら、日本ではこういう狂気の宗教を弾圧しなければいけないと思う。
2014-08-24 11:18:38こういう運動は正直怖い。生活と結びついていないイデオロギーには歯止めがない。「やり過ぎ」を諌めようとする者は、信奉度が低いと判断されかねないからだ。
2014-08-24 07:14:32.@E_NxD 日本では実感がないかもしれませんが、ヨーロッパでは新教と旧教の戦争で、散々殺し合いをやった末に、国家が宗教に口を出すのはやめよう、ということになった。それをもう一度やり直すのが当然という思想は、有害でしかない。
2014-08-24 11:26:56前RT: ウェストファリア体制、つまり国境によって分割された主権国家体制とは、領域的に規定された範囲の中ではどのような宗教を信じても他国は口出ししない(内政不干渉)という原則で成り立つ、平和的共存の仕組みだった。ISISは宗教的正義でその体制にチャレンジしている存在。
2014-08-24 14:33:13承前)宗教的正義を振りかざして他国に介入すると、宗教的正義を実現する、つまり異教徒を全滅させるまで戦争が続くことになる。なので、異教徒の存在を認める仕組みとして主権国家体制を成立させたというのが人類の知恵。それを破壊し、自らの宗教を押し付けるISISは歴史を逆行している。
2014-08-24 14:36:43ISISが「イスラム国」を名乗り、カリフ制などと言い出しているが、イランのロウハニ大統領はイランのイスラム革命体制こそが「近代的なイスラム国」だとしてその存在の正統性を強調。イランはISISを「異端者」として見ている。 en.mehrnews.com/detail/News/10…
2014-08-24 14:51:39これまでイランはイラクに軍を派遣しないと言っているが、アルジャジーラは100人以上の兵士がイランからイラクのクルド地区に入っていると報じている。Iran 'sent soldiers to fight in Iraq' aje.me/VM860F
2014-08-24 14:52:52サウジよりも直接的にISISを支援していると言われていたカタールは、公式にISISを非難し、資金提供を否定した。Qatar condemns Islamic State and rejects funding accusations reut.rs/1wlgR35
2014-08-24 15:19:46宗教戦争は西欧においてしか発生しなかった。逆に中東はイスラームとキリスト教やユダヤ教と共存していたところに、領域国民国家体制を敷かれたことで今日まで続く戦争が発生した。ウェストファリア体制とは西欧の押し付けに過ぎない。 @KS_1013
2014-08-24 22:35:47前RT: 確かにウェストファリア体制は西洋で生まれたものだが、世界が一つに繋がり、グローバルな秩序を形成するに当たって、非西洋社会もそれを受容し、一応の国際秩序ルールとして成立した(でなければ国連など存在しない)。
2014-08-25 06:11:17承前)しかし、その秩序は内発的なものではないため、ウェストファリア体制を「西洋の押し付け」と考える人も多くいるし、それに対抗しようとする動きもこれまでずっと存在した(例えば共産主義世界革命論)。しかし、それらはいずれも既存の主権国家体系の秩序に回収されていった。
2014-08-25 06:11:28承前)なので、「西洋の押し付け」であっても、それ以外の国際秩序の仕組み、とりわけ他者を全滅させるまで戦い続けることをどう回避するか、という仕組みが出されなければ、嫌々でもウェストファリア体制が続くであろう。
2014-08-25 06:11:38承前)仮にISISのような存在が非イスラム圏に拡大しても、それは「ISISイデオロギーの押し付け」にしかならず、結局、それを押し付けるだけの力が必要になるだろうがそれは極めて難しい。なので他者を力で抑え込むのではなく、適当に好きなことを領域内でやらせる仕組みが残ると考える。(了)
2014-08-25 06:11:54つまり、ソ連勝ち過ぎの鉄のカーテン体制が40年以上もテコでも動かなかったのも(共産主義という宗教に不干渉という)ウェストファリアの呪縛と言えるんかね。
2014-08-24 21:06:45前RT: 冷戦時代の東西分割はウェストファリアの呪縛というのはその通りだろう。スターリンが世界同時革命を放棄し、一国社会主義を採用してから主権国家体系に組み込まれた存在になったと言ってもよい。
2014-08-25 06:12:29承前)ブレジネフの「主権制限論」は共産圏の中でも主権があり、それは共産主義のため一時的に制限されるというタテマエだった。その意味では鉄のカーテンの東側は忠実に主権国家体系秩序の構成員としての振る舞いをしていた。(了)
2014-08-25 06:12:40ISISに先行きなんかないってドヤって見せる識者面に対する「なんかよくわかってない」感。。これはベルリンの壁崩壊時や天安門事件最中に感じたものと同じ臭いがする。
2014-08-24 21:12:53前5RT: まあ、それはそうなんだろうな。私は学者の領分は未来の予測ではなく、現在の世界・社会が動いている仕組みを理解するものだと思っているので、先のことを予測することはできない。あまりにも変数が多すぎるから。
2014-08-25 06:13:37承前)ただ、ISISに関しては先ほどツイートしたように、その先はないような気がする。というのも、アルカイダなどのように(宗教)イデオロギーで結びついたネットワークに対して、ウェストファリア体制は対抗する手段を持たないが、ISISは領域を支配するという方向性を見せている。
2014-08-25 06:13:47