言語教育と実践を考える会 第7回研究会「言語教育における学習者のモチベーションを考える」

 「言語教育と実践を考える会 第7回研究会」を実況しました。 https://www.facebook.com/events/819953751371882/ 以下、今回の研究会の概要です。 ●日時:2014年7月26日(土)13:30-16:30 続きを読む
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メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

【言語教育と実践を考える会 第7回研究会】 facebook.com/events/8199537… 日時:2014年7月26日(土)13:30〜16:30 場所:早稲田大学早稲田キャンパス22号館6階618教室 テーマ:言語教育における学習者のモチベーションを考える

2014-07-26 13:34:56
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第1部 話題提供 「日本語力の弱い学習者のモチベーション形成のための実践の取り組み」 田仲正江(東京国際大学)   担当する会話クラスの学習者らは、日本語話者との発話経験も乏しく、日本語使用のイメージが掴めないことから、学習に対して、なかなか意欲的になれません。

2014-07-26 13:36:04
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そこで、日本人学生との交流授業等を設け発話機会を作るものの、一過的なイベントとなり、期待とは外れてしまいます。そうした現実と向き合いつつ取り組んだ実践を紹介し、諸々の制約の中でのモチベーション形成に向けた実践構築について考えます。

2014-07-26 13:36:17
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第2部 議論 発題提供を受けて、教師は学習者のモチベーションをどのように捉え、何をなすべきかを、参加者それぞれが現場で直面している問題をもとに、グループで話し合います。学習者のモチベーションを軸に、学習者の学習環境をどのようにデザインしていくか、その方向性と可能性を探ります。

2014-07-26 13:37:09
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第1部 話題提供 「日本語力の弱い学習者のモチベーション形成のための実践の取り組み」 田仲正江(東京国際大学)

2014-07-26 13:39:22
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東京国際大学で8年間、続けている実践を紹介する。

2014-07-26 13:39:51
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1 勤務校3学部合同(担当科目対象)における漢字圏学生の割合 2009年 78.2% 2010年 86.3% 2011年 84.3% 2012年 83.65 増加傾向

2014-07-26 13:43:58
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留学生 ・大学で日本人学生や地域との交流機会はない。 ・チューターは短期留学生。日本語学習支援システムはあるが、積極的利用はあまりない。(実質的に音読トレーニングの場になっている。) 様々な制約があり、なかなか新たな活動を設定しづらい状況にある。

2014-07-26 13:46:11
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2 担当科目「口頭表現」クラスの状況 ・2008年までは、留学生を日本人学生と積極的に交流をさせたいという思いがあった。 ・2009年以降、モチベーション形成へと目標が変化していった。

2014-07-26 13:48:23
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3 「口頭表現」のシラバス概要 ●全体:前期=対話/後期=独話 ●前期:自己他者紹介/依頼・願望・許可を求める/助言/インタビュー①(キャンパスない日本人学生)/敬語/インタビュー②(校内職員に敬語を使ってインタビュー)

2014-07-26 13:51:38
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●後期:説明(夏休みの活動、大学生活等)/感動と理由/資料を使って話す/意見と根拠/インタビュー③(キャンパス内の日本人学生3名に自身が興味・関心のあるテーマに関し、突撃インタビュー)/交流授業(中国語科目クラス日本人学生)

2014-07-26 13:54:21
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4 授業活動への課題 ・インタラクション(応答)への消極的姿勢 教師の問いかけに対する自発的な発言が見られなくなった。 ・対話練習活動への消極的姿勢 ペア練習を指示した際、積極的に練習せず、すぐおしゃべりをしてしまう。 ・覚える活動への消極的姿勢 読み上げてしまう。

2014-07-26 13:57:10
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・日本語ネイティブ接触の消極的姿勢 挨拶をする姿もあまり見られなくなった。 ・遅刻欠席者の増加 ・日本語が下手という固定的自己評価 ・同国人友達との親和性の最優先?

2014-07-26 13:58:41
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

5 交流授業の目的と期待(狙い) 経緯:身近な存在で互いに利用し合えるのに積極的に接触しない両者が知り合うきっかけ作りを。 (講師室での中国語担当教員との出会い)

2014-07-26 14:00:37
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

・日本語担当教師と中国語担当教師(台湾→中国)の利害の一致=学習意欲を高める、関係の構築

2014-07-26 14:02:36
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●交流授業の活動 ・準備:共有の資料を事前に読む。自分の意見を準備する。意見形式や討論形式を練習する。 (練習とは別に交流が始まる場合もあるが、それが狙いでもある。) ・当日:参加人数により、1対1あるいは2対1のグループ。日本語で意見交換。グループを交替(交流機会の増加)

2014-07-26 14:05:38
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6 交流授業後の活動 ●留学生の授業内作業 ☆日本人学生の意見と自分の意見のの比較 ☆意見交換によって得たのものを加える。 ☆スピーチ原稿作成 ☆クラス内発表、他者コメント

2014-07-26 14:08:03
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7 アンケート、インタビュー結果 7 考察として ●日本語学習意欲は高まった。しかし、より発展的な友達という関係形成が上手くできない。 →自身が日本人と日本語を用いて交流することがイメージできない?

2014-07-26 14:10:55
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*ディスカッションポイント (よく時代の変化、学習者の変化という言うけれど・・・) ・そもそも学習者のモチベーションとは?  今の学習者はニーズがない? (処々あるうえで・・・) ・教師は何をすべきか? ・学習環境をどのようにデザインするか。

2014-07-26 14:21:51
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●グループディスカッション(1) 学習者のモチベーションに関して、どんな問題を感じているか →全体共有 ●グループディスカッション(2) 問題点を一つ選び、問題解決に向けて、具体的な学習環境をデザインする。 →デザイン発表

2014-07-26 14:36:59