第3回 教師・教育研究会 私が持つ「学習者」観・「教育」観

第3回 教師・教育研究会を実況しました。 以下、今回の研究会の概要です。 ●日時:2013年9月21日(土)13:30-16:30 ●場所:早稲田大学早稲田キャンパス22号館510教室 続きを読む
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下記の研究会に参加中。 可能な限り、実況します。 第3回 教師・教育研究会 私が持つ「学習者」観・「教育」観 話題提供:「日本語教師が学習者のライフストーリーを聴くことの意味」佐藤正則(早稲田大学日本語教育研究センター)

2013-09-21 13:29:19
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研究会の紹介: 「読解をどうやってやるのか?」という勉強会→読解に関するアイディアの持ち寄り→教師の勉強会の意味を考える→それに関する発表→「これって研究なの?」→授業に関し、考えることはすでに研究では?実践=研究→日々の授業から発した課題や問題意識をどのように研究するか

2013-09-21 13:36:46
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第1回「現場から発した問題意識をどのように研究につなげるか」 第2回「私たちはどのように教師になるのか」http://t.co/f9qNwY15Mq 教師のこと、教育のこと、教師教育のことを現場での体験に根差して考える。

2013-09-21 13:39:04
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第3回 第一部 話題提供「日本語教師が学習者のライフストーリーを聴くことの意味」 第二部 私たちの「学習者観」「教育観」に関するディスカッション

2013-09-21 13:41:12
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「日本語教師が学習者のライフストーリーを聴くことの意味」 (佐藤正則) 目的

2013-09-21 13:41:57
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私の研究について 留学生はどのよう自己を形成しているかをライフストーリーから明らかにする。

2013-09-21 13:42:57
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私は「教師として」彼らの話を聴くことにより、学習者観、教育観を変化させてきた。

2013-09-21 13:43:44
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私の日本教師としてのストーリー 2000年代初頭から日本語学校の進学コース (2010年まで) 大学等に進学を希望する私費留学生の日本語教育(日本語教育/進路指導/生活指導…) 学生への全体的な関わり

2013-09-21 13:45:56
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2000年以降、中国からの留学生の急増 アルバイト、住居

2013-09-21 13:46:46
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・2000年代前半に出会った学生の事例 忘れらない学生の「顔」 ・受験の失敗等で学校に来なくなった →とりあえず、帰国し、再来日を目指すよう、説得→思い出作りのため横浜へ。「もう少しに日本にいたかったな」 →逃げるんじゃないか。私の苦労は無駄になるのでは?

2013-09-21 13:49:26
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私の「自己欺瞞」が露呈した瞬間として記憶  ↓ 私の言葉=学校側の論理(言説) →学生は結局従わざるを得ない →私は彼のためだと思い込んでいた(本当は一度帰国したら再留学は非常に難しい) 就学生→管理され、自尊感情を損ねた人たち

2013-09-21 13:51:47
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学校側の論理(言説9×私の「思い」との葛藤 ↓ 日本語学校における私の教育を考えたい(対抗言説)  ↓ 彼/彼女らは、何をどのように経験していたのか  ↓ 元学生へのインタビューを始める。

2013-09-21 13:53:32
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2.インタビューから何を考えたか (1)日本語学校の意味づけ ◆Aさん(ドイツ語母語、男性) ・道場は実践コミュニティ ・日本語学校は、日本語、日本文化、マナーを学ぶ場 ・道場や大家の息子との関係性の変化が自己成長、学び

2013-09-21 13:56:19
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◆Bさん(中国語母語、女性) 日本語学校は日本語学習だけの場ではない

2013-09-21 13:57:11
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◆Cさん(中国語母語、男性) ・中国では高校時代成績が悪かった。 →劣等感 →日本語学校でもこの劣等感が続いていた。 ・自分で選んだ(中堅の)大学に合格し、奨学金。 ・自信を回復 日本企業で働く 生涯発達の視点から学習者を見る必要性

2013-09-21 13:59:20
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◆Dさん(韓国語母語、女性) 大学進学後の留学生支援の重要性 ・日本人学生とも韓国人学生ともネットワークが薄く、孤立 ・Dさんの語り:いろいろな気持ちがない交ぜに  ↓ 大学教育の意味 就職・今後の人生を考えていくための実践が必要だと考えた。

2013-09-21 14:01:35
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◆Eさん(中国語母語、女性) 留学後→日本で就職→働く中で一人の人間と成長 ・日本でよりよく生きるために →自己回復だけではなく、自分が所属すコミュニティで自尊感情が持てるようにすること、そのための語りの機会

2013-09-21 14:03:33
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声を聴いて考えたこと 1 日本語学校教育としての学び  それぞれのコミュニティの中での居場所構築 2 機関を超えた学習者の学びをどう支援するか 3 留学内だけではない、語り手の声を聴き、喚起し、励ます必要性  ↓ 日本語教師としての視野、教育観の広がり

2013-09-21 14:05:47
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

日本語教師としての視野(教育観)の広がり ・日本語学校(教室)の意味づけの広がり ・学習者の生涯発達の視点  ↓ 私の日本語教育の見方→空間的・時間的視野の広がり

2013-09-21 14:07:21
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

質疑応答 ・日本でよりよく生きていくために →自己回復だけではなく、自分が所属するコミュニティにおける自己有能感を持つこと(自己の再構成)が必要。 →その決意を持つためには、過去から現在、未来についての語りが必要 ・自己有能感とは?  誰かの役に立っている、役に立てるという感覚

2013-09-21 14:12:04
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

・職場を大学に変えた佐藤さんの心境 ・空間的・時間的拡張とは?  空間的・時間的に広がることにより教室のデザインの仕方が変わる。 インタビューをし続けることにより、彼らの「声」が私の中に蓄積されていく。それが私が日本語教育について考えるリソースになる。

2013-09-21 14:22:28
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

休憩に入りました。 もう一つ追いきれませんね。

2013-09-21 14:26:00
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ディスカッション ●自分にとって印象的な「出会い」 例) ・教師としての経験(学習者・同僚教師・先輩教師などとの出会い) ・学習者としての経験(学生時代の教師との出会い) ・その他の経験(テレビで見た外国人、子供のことに出会った留学生)

2013-09-21 14:41:28
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

●今、教師としてある自分を形成したきっかけになった話 ・出会い、できごと、テレビ、本など

2013-09-21 14:42:06
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【ディスカッションの全体共有中】具ルーグループ1 ・教室の「私」と教室外の「私」に違いがない→「教師としての自分」という言葉にひっかかる。 でも教室には制限があるので、「教師」観などにままにふるまうことはできない→内なる理想に気づけるかどうかが大事。

2013-09-21 16:09:29