第2回 教師・教育研究会  私たちはどのように「教師」になるのか

第2回 教師・教育研究会を実況しました。最後のほうは、私(古屋)の感想になっています。 以下、研究会の概要です。 ●日時:2013年7月6日(土)13:30~16:30 ●場所:早稲田大学早稲田キャンパス22号館502教室 続きを読む
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メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

「第2回 教師・教育研究会  私たちはどのように「教師」になるのか」に参加中。 13:30~ 【古屋】

2013-07-06 13:22:41
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【第一部】 話題提供:「新人教師の参加過程における課題」 発題者:牛窪隆太(早稲田大学日本語教育研究センター) 私たちはどのように「日本語教師」になるのでしょうか。  新人教師に対するインタビューから見える「日本語教師観」をもとに考えます。

2013-07-06 13:25:28
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趣旨説明:研究というのは、実はそれは学習者に還元されるべき。私たちはすでに研究をしているのではないか。 →自身の実践の状況報告

2013-07-06 13:41:55
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話題提供:「新人教師の参加過程における課題」 日本語教師は、チームティーチングが前提なので、協働が難しい(「あの先生とは組みたくない」) おそらく初めから「教師」である人はいない。教師らしい言動を身につけることにより「教師」になる。

2013-07-06 14:10:54
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自身の学習者経験をもとに教師のイメージを形成するのではないか。 しかし、「自由に」「教師」になれるのか? 「どのよう「な」教師になるのか?」はすでに語られている。 しかし、「どのよう「に」教師になるのか?」はあまり語れていない。(研究対象ともなっていない。)

2013-07-06 14:12:59
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しかし、理想像を語るには、どのよう「に」を考える必要があるのでは? 新人教師を対象とするインタビュー調査 新人教師は、自由に(なりたいように)教師になるのではなく、所属機関の影響を強く受けながら、教師になるのでは?

2013-07-06 14:14:36
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インタビュー調査 教師のライフサイクル(1~3年:職業への参加、4年~6年:安定) 17名の新人教師を対象にインタビューを実施。「日本語教師になろうと思ったきっかけ→現在」

2013-07-06 14:16:28
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今回紹介するのは、4名の教師。 非常勤→常勤という過程を経ている方々。 インタビューから、63の「焦点的コード」 →18の「概念カテゴリー」→カテゴリー間の影響関係「条件」「行為」「帰結」 不安定な境遇 (コマが少ない、最初は無給(←怒) 勤務形態による格差 仕事量の多さ

2013-07-06 14:23:00
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時間的制約による話し合いの難しさ ベテラン教師の存在の大きさ

2013-07-06 14:24:34
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・【勤務形態による格差】 ・常勤ー非常勤の情報格差 ・【新人に影響を与える学校文化】 ・多様な学校文化の存在 ・学校文化に合わない教師はドロップアウト

2013-07-06 14:26:48
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・【ベテラン教師の存在の大きさ】 ・頼りになるベテラン/最初について先生=親 ・経験者の非常勤が回す/分業制度

2013-07-06 14:27:52
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・【教師としてのネットワーク】 ・養成講座時代の仲間

2013-07-06 14:28:25
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・【新人常勤講師としてのあり方】 ・常勤であることのイメージ ・常勤に求められる厳しさ・細かさ ・【教える技術の獲得】 ・教案チェックと授業見学の繰り返し ・授業見学の非対象性(見られるだけ)

2013-07-06 14:32:27
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・【授業内容の共有・非共有】 ・授業内容が共有されている機関もあれば、共有されていない機関もある。(教材すら、全て自前)

2013-07-06 14:34:00
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・【日本語教師観】 ・テキストを過不足なく教えられる。 ・語彙コントロールができる。 ・教材は財産 ・「学校のやり方」「典型的なやり方」ができる。 ←養成講座、経験者からの助言の影響

2013-07-06 14:36:11
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

・【個体主義的成長】 ・授業の実際は教師によって違う ・授業=割り当てをこなす ・【経験至上主義】 ・その機関での経験年数 ・院卒(検定合格)のイメージ ←院卒(検定合格)なのに、使えない。

2013-07-06 14:39:22
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

・【新人としての自信】 ・やり方がわかるという自信 ・【新人としての不安感】 ・授業の自信のなさ/学生の目

2013-07-06 14:40:22
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新人日本語教師はどのように教師になるのか? ・「教育機関の方法」「与えられたテキスト」「自信の授業」の中に閉じた専門性 ・「与えられたもの」を「問題なく」次におくる=受身的

2013-07-06 14:42:43
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

分業的なシステム→共有しない/できない「学校文化」→「個体主義的」「経験主義的」側面の強化→閉じた「日本語教師観」新人教師の抵抗:「使い分け」→再生産

2013-07-06 14:46:24
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

【私の感想】 与える場として学校があって、知識を与える教師と知識を受け取る学習者がいるという構造を取る限り、閉じた「日本語教師観」により「教師」を生産するシステムは変わらないのでは?

2013-07-06 14:58:42
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

【私の感想】与える場として学校があって、知識を与える教師と知識を受け取る学習者がいるという構造を取る限り、閉じた「日本語教師観」により「教師」を生産するシステムは変わらないのでは?

2013-07-06 15:00:53
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

【第二部】  ワークショップ: (1)新人教師である「私」からベテラン教師への手紙  新人教師時代を思い出し、ベテラン教師に向け、言いたくても言えなかったことを手紙形式で書く (2)ベテラン教師から新人教師への返事

2013-07-06 15:53:02
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

【ディスカッション】 ・上に立つ教師(主任)には、成功体験が塗り替えられる経験が必要。 ・授業前にセッション→授業後のリフレクション(すごくいいけど、時間がかかる) ・研鑽や話し合いの時間は必要だが、現実的に難しいというジレンマ→日本語教師はどうやって職業として成立するか。

2013-07-06 16:12:30
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

・自身の教育観を押し付ける専任教師は、何か意見を言われると、自分が責められているような気がするのではないか。 ●その原因 ・短い経験で専任になっている。 ・そのため、持っている知識や他の教師とお互いの実践に関し、やりとりをする経験が少ない。

2013-07-06 16:20:53
メルマガ 週刊「日本語教育」批評 @NKhihyo

●その原因 ・また、非常勤講師には、そのような時間的、経済的余裕がない。 ・だから、精神的に余裕のないまま、上の立場になる。 ・その結果、他の講師から突っ込まれたときに、自身のごく狭い日本語教育観を守ろうと、ヤマアラシが身を守るように攻撃してしまう。

2013-07-06 16:36:17