【三日目】福岡の市民からイノベーションを起こす! ーイノベーションスタジオ福岡のキックオフ"UNCOVER"まとめ
おはようございます。イノベーションスタジオ福岡のキックオフイベントUNCOVERは本日最終日を迎えます。引き続き、本アカウントにて実況していきます。よろしくお願いします。#ISFUK
2014-09-15 09:48:09田村「チームによってはやりたいことがバッチリあるところもあると思います。そういうチームはリサーチなんているのかなんて思うかもしれません。しかし、そういう思いを一旦保留にして、もう一度考えてみましょう。」#ISFUK
2014-09-15 09:50:21田村「Keep the Changeの事例。アメリカで、クレジットカードが発行できない人が使っているデビットカード。普通口座と貯蓄口座の二つの口座があり、端数を貯蓄に回してくれる。ちょっと嬉しいケドイノベーションなの?と思ったが、裏話が面白かった。」#ISFUK
2014-09-15 09:53:33田村「100人位に話しを聴いた。日本で言うと団塊の世代くらいの年齢の人に聞いた時、発見があった。お金が貯まらない人の法則=お金を使う”回数”が多い。問題は額じゃない!」#ISFUK
2014-09-15 09:55:28田村「だとすると、このサービスってすごい!お金が貯まらない理由を使って貯めるなんて、超賢い!と思った。実際このサービスはかなり使われたそうです。」#ISFUK
2014-09-15 09:56:52田村「なにかものを見るときに、重要なことは複眼でものを見ること。人類学ではなぜ人類を知るために未開の地にいくのか。それは、生活に大きな違いがあるから。考え方の違いの差から、自分の固定観念に気付くことが重要。だから差があるところに見に行くことが重要。」#ISFUK
2014-09-15 09:59:54田村「それがエクストリームユーザの調査。マーケティングとフィールドリサーチの違い。マーケティングは平均的なボリュームゾーンを探し、その人がほしいものをつくる。僕たちがやりたいのは、むしろ少数派を見ること。それによって、自分たちの固定観念を相対化する。」#ISFUK
2014-09-15 10:02:13田村「僕がやったリサーチの例。7カ国9箇所で1年ほどかけて、所有の未来についてやった。いままでやってきたようなプランニングをやり、リサーチ、専門家インタビューをやった。そこからダウンロード、リフレーミングへ。」#ISFUK
2014-09-15 10:04:31田村「初期視点は「所有から使用へ」。これが最初の仮説。でも進めていくと、その認識は変わってきた。それは大きくいうと2つ。所有の喜びは購入時点が最大で、購入・獲得ごとに所有の喜びが増大する。あくまで、0からはじまり、0に終わる。」#ISFUK
2014-09-15 10:07:29田村「しかし、「コミュニティと関わる」ことや、「ものではなく、ことに関わる」のは喜びが0にならないから。」#ISFUK
2014-09-15 10:09:01田村「先に挙げた、所有の喜びは、個人消費力の低下とともに上がらなくなってきた。これ以上高性能のものがほしいと思わない。「いつかはクラウン」ではなくなった。」#ISFUK
2014-09-15 10:11:38田村「しかも、インターネットによって、情報がすぐに入ってくる。購入までのスパンも短い。所有までの気持ちの高まりが圧倒的に短くなってしまった。」#ISFUK
2014-09-15 10:12:59田村「スバルを40台持っているエクストリームユーザ。しかし、彼は購入に重きをおいているのではない。所有までのストーリーを楽しんでいる。いろいろなヒトと関わりながら、手に入れるまでの期間を意図的に長くしている。」#ISFUK
2014-09-15 10:16:22田村「例)京都のおばあさんが、おじいさんの形見として持っていたスバルを三ヶ月に一回手入れに出向き、最終的におばあさんがくれるまでに至った。」#ISFUK
2014-09-15 10:17:28田村「ブランド服好きの日本人エクストリームユーザ。シャネルのスーツにお金を払うことがバカバカしくなった。シャネルのスーツの型紙をつくって、大連に行き、生地を選び、縫製してもらう。これも所有までを延長する動き。」#ISFUK
2014-09-15 10:19:19田村「続いて、Betty Boopのコレクター。この人は買ったらそれを長く楽しむ。所有後の喜びを持続する。」#ISFUK
2014-09-15 10:20:36田村「今ここで言いたいのは、今までのパターンとは違う方法での所有が存在しているということ。所有から使用へよりも、所有の時間のマネジメントをどのようにするのかを考えていくほうがビジネスチャンスがあるのではないかと、考えるようになった。」#ISFUK
2014-09-15 10:23:47田村「翻って、今回のテーマで自分が考えた初期視点は、断片化していく時間の有効活用が鍵。でもこれってほんとうなのか。エクストリームユーザに聴いてみたい。例えば、時間生産性が異常に高いヒト。一つのことに没頭しているのにQOLが高いヒト。」#ISFUK
2014-09-15 10:26:37田村「これから初期視点を作っていきます。それがこの人に聴いたらいいかもと考える上での基盤になる。」#ISFUK
2014-09-15 10:29:27田村「ボリュームゾーンを狙うと、普通のものになる。みんなに合わせない。それがこの取組のポイントです。」#ISFUK
2014-09-15 10:30:25会場「エクストリームユーザがたくさん出てくる場合はどのように選んだらいいですか。」田村「その場合、エクストリームユーザに行く前に初期視点のプライオリティを考えた方がいい。」#ISFUK
2014-09-15 10:31:51会場「既存のマジョリティの調査はしないんですか。」 田村「しない。ものの見方やコンセプトは新しければ新しいほど拒否される。だから、最初の段階でマジョリティに聞いてもしょうがない。実際に動き出してから、形になってきてからマジョリティを巻き込んでいく。」#ISFUK
2014-09-15 10:34:15