無生物主語構文の訳し方

英語には,直訳するといわゆるバタ臭い翻訳調の日本語になってしまう構文があります。その一つが無生物主語構文です。直訳が悪いわけではないですが,少し工夫すると自然な日本語になってくれるときがあります。
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ikuhoyama @tacitus_a_um

無生物主語構文は、目的語を中心にして解釈します。つまり、目的語を主語に、その後ろの補語や前置詞➕doing、(to) 不定詞を述語に、そして無生物主語を修飾語にして和訳するのです。なぜかと言うと、そのほうが直訳するより日本語らしくなるからです。 #eigowithiku

2014-09-17 13:02:13
ikuhoyama @tacitus_a_um

例えば Being in nature makes you a better person. 「自然の中にいることは、あなたをより良い人にしてくれる」は直訳ですが「自然の中にいることで、あなたはより良い人になれる」とも訳せるということです。 #eigowithiku

2014-09-17 13:02:20
ikuhoyama @tacitus_a_um

無生物主語を修飾語として扱うので「...によって」「...のせいで」「...だとしたら」「...した時に」「...だとしても」など、動詞との繋がりを見て訳し方を工夫します。無生物主語は全て「...によって」と訳しておけばいい、というものではありません。 #eigowithiku

2014-09-17 13:02:31
ikuhoyama @tacitus_a_um

例えば No amount of experimentation can ever prove me right. どんなに実験しても私が正しいことを決して証明できないだろう。 無生物主語を譲歩の意味で訳す例です。 #eigowithiku

2014-09-17 13:02:38