人工知能Vol.29 No.1-5への反応【まとめのまとめ】+批判者の感じた危機とは
- iamdreamers
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最初の表紙を批判した人たちの感じた危機
何割かはこういう理由で批判してたんじゃなかろうか
人工知能学会の学会誌Vol.29-No.1にはいろいろと批判が(特に女性からの?)出たけれど、その批判は批判者が批判したいものの本質ではなかったんじゃないか、とふと思いついた。
2014-09-20 16:15:52あの表紙を見て、一部の女性(本当に女性なのかどうかは知らないけど、性差は本質ではないのでどっちでもいい)は無意識のうちに危機を感じ、その危機が意識野に昇ってきたときに、危機は感じているものの具体的なその理由がわからず、とりあえず「女性蔑視」などの理由を後付した、のではないか、と。
2014-09-20 16:19:27そう思って過去のまとめを漁ってみたら、やっぱ私程度の考えることはすでに出ていたわけね(^^) togetter.com/li/607736#c132… にて「専業主婦失業の危機」と。 細かく探せば、他にもあるかもしれない。
2014-09-20 16:23:34しかし、私は、批判者の感じた危機とはもっと奥深いところにあるのではないかと思う。 高々「専業主婦」が必要なくなったところで、今や女性も積極的に社会進出(この言葉は本質を表していない気が個人的にはするけど、別の話なので置いといて)している時代、他にやることはいくらでもあるだろう。
2014-09-20 16:27:54ならば批判者が無意識に感じた危機とはなんだったのか。 それは、「専業主婦」などといった「仕事」ではなく、自分そのものの存在意義がなくなる、自分が必要なくなる、自分がアンドロイドに取って代わられるのではないか、というものだったのじゃないか、と愚考する。
2014-09-20 16:30:42つまりは、人工知能学会誌の表紙に描かれたような、自分よりも遥かに魅力的な(それはそうだろう、そんなものが造られるとしたら男性から見て魅力的に見えるように造られるのが当然だ)アンドロイドが登場したら、もはや自分は不要の烙印を押されてしまうのではないか、と考えたくもなる。
2014-09-20 16:35:34しかし、意識としてはそんなこと(自分が不要であること)を認めたくないから、「何か気持ち悪い、何故だ、そうだ、あのイラストが女性を蔑視しているからだ」という思考過程を経て、騒いでいるのではないかなぁ、と。
2014-09-20 16:38:38それを言ったら何故男性の批判者も出るんだ? という話になるかと思うけど、この本質は性差には関係ない。最初にも言ったけど。 精巧な女性型アンドロイドを造れるなら、当然のことながら同じような男性型アンドロイドを造れるだろうから、この危機感に男女の別は関係ない。
2014-09-20 16:41:42一つは、自分に対する自信の有無。自分に絶対の、そこまでいかなくとも、充分な自信があれば、仮令精巧なアンドロイドが登場したところであせったりはしないだろう。
2014-09-20 16:45:16二つ目は、生活の充実度。現在の生活に充足していれば、他のものに自分が取って変わられる、などということは考えないだろう。それが別の人間であっても、人間に似た何者かであっても。
2014-09-20 17:08:59即ち、人工知能学会誌のあの表紙に批判的だったのは、 現在の生活に満足しておらず、かつ、自分に充分な自信を持てない、 そんな人だったのではなかろうか。
2014-09-20 17:10:48