異能使い 第二式リプレイ「矢城町怪奇劇」第3話－祀り－

Fu-ga @Fuga14

このツイートはTRPG「異能使い弐式」をプレイした時の雰囲気を残すために、ややリプレイ風になっています。興味のある方はWikipedia先生に聞いてみよう。尚、仲間内のプレイであり、公式等との関係は一切ありません。 第３話　祀り（まつり）

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草薙風花はもはや定番となった甘味処「穂むら」で御影陣とお茶をしばいていた。 御影「う～ん…美味しいね～( ^ω^ )」 風花「えーと…み、御影さん？今日は一体どう言う御用で？」 御影「うん。今日は風花ちゃんにこの町を案内してもらおうと思っていてね」 風花「は、は～」

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風花「それは、かまわいですけど…」 御影「うん、それとご用向きもあってね。叢雲家にも行かなくてはならないんだ。もちろん案内してくれるよね？」 風花「え、えぇ…(´･_･`)」 御影「行きづらいのはわかるけど、すまないね～ところで」 風花「はい？」 御影「風花ちゃんは味方だよね？」

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風花「…は、はい」 御影「知ってのとおり天老院の中は今、非常にギクシャクしてる」 風花「…」 御影「だからね、仲間と戦うようなことになりたくないな～って(/ω＼*)」 風花「は、はい…」 御影「そうだ、お茶だけで良かったの？あんみつ美味しかったよ」 風花「はい」

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御影「では、行こうか( ^ω^ )」 そう言うと伝票を持って席を立つ。慌ててついていく風花。 御影「あまり時間もないからね～」 二人は、風花の案内で叢雲家に向かった。 西村礼希は小学校のHRであった。 道長先生「いーか～、いよいよ今年も付田之子（ふたのこ）神社の秋祭りだ」

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道長「でだ、今まではやれ綿菓子だの、焼きとうもろこしだのとキャハ、ウフフ参加していたと思うが、お前たちももう５年生だ。そこで、秋祭りの由来や神社の歴史を調べて、その意味も知って楽しんでもらいたい。いわゆる自由研究だ(￣▽￣)」 礼希「強制だと思います」 道長「うっさい！」

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道長「祭りの後にいろいろ班ごとで調べたこと発表してもらうからな～ちゃんとやること！」 生徒「はーい(^-^)/」 礼希「田中～なんかめんどいな～」 悪ガキ田中「うん？礼希、お前何言ってんだ？( ¯•ω•¯ )」 礼希「なんだよ～その、名探偵コナンみたいな服は？？」

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田中「俺は勉強に目覚めたのだ( ¯•ω•¯ )Ⅱ読書とか大好きだぞ！」 礼希「ヾ(・∀・；)ｵｲｵｲ、お前キャラが…」 加藤えみり「二人共、よろしくね(*´∀｀*)　頑張って調べよう」 礼希「は、は～ん(*￣∇￣*)ﾌｯ　お前さてはえみりちゃんに惚れたな？(。-∀-)」

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田中「べ、別に、違うしヾ(｡>﹏<｡)ﾉﾞ　真面目で、可愛くて、勉強ができるとか関係ないし!!」 礼希「説明乙！まーいいや～。えみりちゃん！オイラに任せとき～！オイラ普通じゃないから(*´∀｀*)」 えみり「に、西村君って変わってるね…(;^_^A」 田中「とりあえず図書館だ」

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田中「えみりちゃんも好きだし」 えみり「うん(*´∀｀*)」 田中「や、ヤバイ…可愛い」 礼希「やれやれだぜ～┐(´д｀)┌　」 図書館に向かうことに。 アウレリウス・エオルディウス・ヘクセン（アウル）は事務所でクロと戯れていた。 クロ「くーん」 アウル「どうした？クロ」

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東町商店街会長「アウレリウスさん！！！！！！！！！！」 ものすごい勢いで事務所に入ってきた。 アウル「会長さん、いったいどうした？」 会長「どうもこうも、いよいよ付田之子神社の秋祭りです！」 アウル「そ、そうか、祭りか～いいものだ。日本の祭りも楽しみだ」 会長「そこでですよ！」

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会長「実は、毎年この祭りでは東町と西町で出店の売上で勝負があるのです！」 アウル「う、うむ。それが？」 会長「勝った方の代表が『奉納神楽』を舞うのです!!そして、どういうわけか、勝った方の町は１年間、繁盛するという謎の現象が！」 アウル「ほうほう(｡-`ω-)　」

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会長「我が東町はもう３年連続負けていてご覧の有様…だが！今年はアウレリウスさん!!!あなたという逸材が居る！ここは是非とも協力していただきたい!!」 アウル「ム？私は関係ないのでは？」 会長「何を言ってるんですか～ヽ(`Д´)ﾉ　イケメン外国人の売り子！勝ったも同然！」

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会長「もちろん、タダでとは言いません！この１年間商店街での買い物は無料にさせて頂きます。それにこの祭りは『奉納神楽』目当てに外からもお客さんがいっぱい来るんです!!千載一遇チャンス！お願いしますm(_ _)m　」 すると外で待機していた町の人達も一斉に入ってきた。 アウル「う！」

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アウル「う、(　ﾟдﾟ)ｳﾑ　」みんなの目がアウルに集まる。すると表から声が ピエロ「オ～アウルさん～負ける戦はしないほうがいいですヨ～(*￣∇￣*)ﾌｯ　」 ピエロは西町商店街の人たちを引き連れて立っていた。 アウル「ピエロ！お前、何をしてるんだ？(##ﾟДﾟ）ｲﾗｲﾗ　」

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ピエロ「決まってるじゃ～ナイデスカ～。宣戦布告しにきました～」 アウル「な、何？」 ピエロ「ワタシが付いたからには～もはや、勝利しかアリマセン～東町のみなさん～残念デース」 アウル「お前はこの町の住人ではないだろうが（`･ω･´）ﾑｯｷｰ!！」 ピエロ「１年間タダで生活できます」

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アウル「そこか！ｳｰ c(`Д´ｃ)　会長！この話、受けるぞ！そして、勝つ!!」 ピエロ「いいんデスカー？ワタシノ前に這いつくばる未来が見えマース(￣∀￣)」 アウル「その言葉、そっくりそのまま返してやる！」 ピエロ「まーそれなら仕方ないですね～ただ、こちらは本気です～」

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ピエロ「最高級松阪牛のサイコロステーキ２００ｇを３００円デース( -ω- `)ﾌｯ　」 東町一同「何━━━━!!Σ(ﾟдﾟlll)　」 ピエロ「せいぜい～頑張ってクダサーイ～＠３日でース」そう言うとニヤニヤしながら立ち去っていった。 アウル「おのれ～ピエロ卑怯な真似を！」

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東町一同「ど、どうしましょう？ヽ(´Д`；)ﾉ　」 アウル「とりあえず作戦会議だー！！」 如月律は放課後相沢陽子と一緒にとある場所を目指していた。 律「そういえばさー陽子ちゃん」 陽子「何？」 律「テニス、どうしたの？スネイクなんちゃらとか」 陽子「そんなことより!!」

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陽子「神楽だよー神楽！『奉納神楽』だよ～」とうっとりしてる。 律「そっか～今年もきたね」 陽子「そう！この町の女の子の憧れ～(*´∀`*)ﾉ｡+゜*｡代表に選ばれれば、まさにアイドル～」 律「まー神楽ってそういうもんじゃないと思うけどね(;^_^A　」 陽子「そうだ！律ちゃん」

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陽子「昔、代表に選ばれて舞ったじゃないー！思い出した!!いいな～」 律「そう言えばそんなことあったね」 陽子「今年の東町は激アツね！若き天才、高橋なつみとゴージャスな小田切先輩!!このふたりでほぼ決まりね！(o^o^)o ｳﾝｳﾝ♪　」 律「そうかもねー」 陽子「でも…」

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陽子「代表になっても、商店街の売上勝負に負けると本番は舞えないしねーil||li(つд-｡)il||li　」 律「３年連続、西町の代表が本番は舞ってるもんね～あれはどうかと思うけどね(´∀｀*)」 と、話しながら体育館に向かうと、高橋なつみが練習をしていた。

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律「なっちゃん、(_´Д｀)ﾉ~~ｵﾂｶﾚｰ　」 なつみ「先輩！今のどうでした？」 陽子「はい！なっちゃん、これ、スポーツドリンクにバナナにカロリーメイトに」 なつみ「あ、ありがとうございます」 律「いいんじゃない？」 なつみ「そうですか？」 陽子「(o^o^)o ｳﾝｳﾝ♪」

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陽子「良かったよー(*´∀｀*)　」 なつみ「わたし！小さい頃に先輩の神楽を見て、感動して奉納神楽を始めたんです！」 律「そっかー」 なつみ「だから、わたしなんてまだまだで…」 ???「オーフォフォフォ～(笑)　」 陽子「現れたわね～ミスゴージャス。小田切先輩！」

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小田切「高橋さん！今年もわたくしが勝たせていただきますわ～(￣∀￣)　」 なつみ「先輩、お疲れ様です」 小田切「あら!?これは如月さん。ごきげんよう～あなたとも一度真剣に勝負をしてみたかったのですが…舞台に上がってこないのでは仕方ないですね～」 律「先輩…神楽は楽しむものです」