異能使い第二式リプレイ「矢城町怪奇劇」第2話―分離―

Fu-ga @Fuga14

このツイートはTRPG「異能使い弐式」をプレイした時の雰囲気を残すために、ややリプレイ風になっています。興味のある方はWikipedia先生に聞いてみよう。尚、仲間内のプレイであり、公式とは一切関係ありません。 第２話　分離

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プロローグ… 月の綺麗な夜。男は車椅子を押していた。広いテラスで夜風を浴びたいという少女のたっての願いだ。 少女「ねーねー…どうして夜は暗いの？」 男「それはね…人間の心の中には闇が溢れているからだよ」 少女「じゃーどうして月は輝いているの？」 風が少女の髪を撫でた

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男「そうは言っても、人間の心の中にはまだ希望があるからだよ…」 男は月を見上げた。 少女「なら、クラウドは希望を持ってるの？」 少女も月見上げた。 クラウド「そうかもしれない…」 何も気にせず輝く月。 クラウド「風が冷たくなってきた、部屋に帰ろう」 そう言って車椅子を押す。

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少女を部屋に戻し、廊下を歩くクラウド。後ろから声をかけられた。 ？？「どうです？覚悟は決まりましたか？」 クラウド「あー…覚悟は出来た」 ？？「それは良かったｗ」 クラウド「力の無い理想に意味はないからな…守りたいものを守る」 ？？「では、これを」黒い何かを手渡す。

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オープニング 矢城町は夏の終わりを迎えようとしていた…。今年は幾分、すごしやすかったような気がする。 如月律は図書館で相沢陽子とともに夏休みの宿題の追い込みに入っていた。 陽子「ねーねー、律ちゃん。英語終わった？」 律「うん」 陽子「なら、見せて！」 律「いいよ～」

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律「その代わり、数学見せて～(´∀｀)」 陽子「も～私、九九は６の段までしか言えないよ～(*´∀｀*)」 律「…私たち中学生だよ…(;^_^A」 陽子「エヘ(´∀｀*)　ってところでさ～私って最近、推理力が大幅にupしたようなきがするの！」 律「はぁ～(´Д｀)ﾊｧ…」

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陽子「でね！！最近、世間を騒がしている『傷害事件』これを私たちで解決しようと思うの！！( ¯•ω•¯ )((ｷﾘｯ」と言うとおもむろにパイプ・ハンチング帽・外套を取り出した装備した。傍らには『シャーロック・ホームズ』が…。 律「…読んだんだ…」 陽子「私、目覚めたの！」

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陽子「名探偵には優秀な助手が必要でしょ？((ｷﾘｯ　まさに律ちゃんこそ相応しいわ！それに家が病院だし、シチュエーションもバッチリ！！」鼻息が荒い。 律「いいよ～ヾ(*´∀｀*)ﾉ面白そうだし！やろう！」 陽子「おーー！盛り上がってきた！！早速、行こう！」 律「その前に宿題！」

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陽子「うぅ(。>A<。)」事件を調べることに。 西村礼希は自宅で悪ガキ田中とこれまた夏休みの宿題をやっていた。礼希の育ての親であるちなみおばーちゃんが麦茶を持ってきた。 ちなみ「精が出るわね～頑張ってね」微笑みを絶やさない優しいおばーちゃん。 彼女の事を礼希は師匠と呼ぶ。

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田中「な～知ってるか？」 礼希「何？？」 田中「ブラジャーにはホックが付いてるんだぜ！ｓ(・｀ヘ´・;)ゞ」 礼希「は!?そんなこと、し、知ってるし！Σ(ﾟдﾟlll)　て、て言うかなんでそんな事、知ってるんだよ～(ﾟДﾟ)ﾉ」 田中「夏休みの自由研究だぜ！( ¯•ω•¯ )」

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礼希「す、( ￣▽￣)ｽｹﾞｪｪｪ　オイラのやった『水を凍らせてその中で水滴を垂らした時にどれくらいの衝撃が出るか？』っていう研究よりすげぇ～！！」 田中「オ、( ￣0￣)ﾉ ｵｩ‼　しかも知ってるか？？」 礼希「(；ﾟдﾟ)ｺﾞｸﾘ」 田中「女子はパンツの事を…」

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礼希「オ(*￣0￣)/ ｵｩｯ!!」 田中「パンツのことを…パンティーって言うんだぜ！知らなかっただろう～？o(○｀ω´○)9」 礼希「し、知ってたし！！:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):　師匠～ほんとにそういうんですか？」 ちなみ「そうね～下着って言うのよ～」やんわり諭す。

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礼希「それが何なんだよ！」 田中「実は俺、最近、『にしむらきょうたろう』ってのを読んだんだ。だから、俺のことは今日から『警部』って呼べよなぁ～。お前は今日から『亀』さんだ！俺の部下な～ｓ(・｀ヘ´・;)ゞ」 礼希「なんで、そんな事、決められなければならないんだよ！」

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田中「まー聞けよ、亀さん…実は最近世間を騒がしている『傷害事件』あれの犯人がわかった」 礼希「はぁ？？？？」 田中「あの事件の犯人は『妖怪黒マント』だ！2ちゃんねるで調べたから間違いない!」 礼希「はぁ～？？」 田中「この事件を俺らで解決して褒められるんだよ！」

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礼希「解決するにのはいいけど、どうして、オイラがお前の部下なんだよ～ブラジャーとパンティーのこと知ってるくらいで！ヽ(`Д´)ﾉ」 腕をすっーと出す田中 田中「この妖怪ウォッチャブル限定ゴールドウォッチが目に入らんか！」 礼希「そ、それは！！」 田中「これが俺とおまえの違いだ」

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礼希「くぅ～(T-T )( T-T)ﾁｸｼｮｳ…わかったよ～パンティー警部…ついていくよ～でも、見せられないけど、ここに本当はすごい武器が装備されてるんだぜ～」と腕をだす。 田中「エアーウォチャブル( ･o･)っ乙☆」 礼希「悔しい！！」 田中「早速、現場に急行だ！」

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草薙風花は甘味処『穂むら』で火神暁彦と一緒にカキ氷を食べていた。 バクバク…バクバク…バクバク…キーーーーーん(T～T；。)ｲﾀーｯ!! 暁彦「く～～～～いて～～～～ェェェェぇ」 風花「そんなにがっつかなくても…(´･_･`)　」 暁彦「だって～溶けちまうだろう～」

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風花「で、今日はどうしたの？夏休みももう終わりだよ？」 暁彦「ん～と…氷室唯さんに頼まれて、ピエロみたいな奴を探しにきたんだ」 風花「ピ、ピエロみたいな人ね…"ｧ '`,､'`,､(´▽`) '`,､'`"」苦笑い。 風花「で、特徴とかは？」 暁彦「ピエロみいたいな人…」

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風花「ね、ねぇ～もう少ししっかりしないと探せないと思うよ？(;^_^A　それに夏休みも＠３日だよ？」 暁彦「あ～そこねｗ今日中に探すだろう？明日、明後日で友達の写すから大丈夫！」 風花「ぜんぜん、自分でやらないつもり？私はちなみに終わってるよ？」 暁彦「んなことないぜ！」

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暁彦「自由研究だけはしっかりやったぜ！| ￣∀￣ |　」 風花「何を研究したの？」 暁彦「えーと『お尻に対する布の面積の黄金比率について』！！」 風花「ヾ(・д・｀ )ﾈｪﾈｪ　私、一応女性なんだけど…」 暁彦「その為に、仲間とプールに行きまくったんだぜ～！そ、な、仲間と」

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風花「は～(´-д-)-3　ま～いいか、さて、一応、ピエロみたいな人に心当たりあるから行こう」 暁彦「(*￣0￣)/ ｵｩｯ!!　っていうか…風花…おごって」 風花「？？…あ～そうね～プール通いとかでお金無いのね…(´-д-)-3　宿とかうちに泊まる？」 暁彦「助かるぜ！」

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暁彦「帰りは走って帰るから大丈夫！( ・∀・)v　」 そう言うと、ピエロに会いにいくことに。 アウレリア・エオルディウス・ヘクセン（アウル）は事務所で例によってteatimeを楽しんでいた。 爺や「おぼっちゃま。本日はセイロンティと烏龍茶と緑茶を足して３で割ったものです」

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爺や「おやつは、横浜『満珍楼』のゴマ団子でございます」 アウル「じつにいい～( *´∇｀)旦~~」 ピエロ「ハ～イ…とてもかぐわかしく、niceな甘さデ～ス」 アウル「(#ノ｀皿´)ノコラー!!!　それは私のだ！て、何しに来た」 ピエロ「オ～今日はあなたの雇い主の依頼デ～ス」

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アウル「Gloria・bloodがなんの用だ？」 ピエロ「とぼけてもダメで～ス…例の『黒い珠』についてデス～( ￣▽￣)　隠しても無駄デス～」 アウル「む～それか…(((-'д-)y-~ 仕方ないこれだ」と言って珠を差し出す。 アウル「で、これは一体、何なんだ？」

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ピエロ「それを調べるためにも～これを持って、ヨーロッパに帰りまス～。行き帰りに２時間ということで、３～４日かかりま～す」 アウル「そうか…まーいい…で、お土産に最高級イギリス茶葉を買ってこいよな」 ピエロ「オ～…アウルさん、ワタシの日当が１００円と知ってのことデスカ～？」