「土佐志民大学 ボクらの未来をデザインする」のレポート

2014年10/12(日)に、高知県で開催された「土佐志民大学 ボクらの未来をデザインする」出演:家入一真×安藤桃子×イケダハヤト3氏によるトークイベントについてのレポートおよび感想。 ツイート作者:@s_tomokazu
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sttts @s_tomokazu

家入:「東京都比べて〜」と言わなくても良い。東京と比較しなかったからこそ今の高知がある。ひとりひとりの小さな物語の総量が高知の魅力となっていく。まず自分のできることを考えて、やってみる。それをやってみてほしい。 #tsu1012

2014-10-13 10:10:39
sttts @s_tomokazu

以上が、昨日の「土佐市民大学 家入一真x安藤桃子xイケダハヤト3氏によるトークイベント『ボクらの未来をデザインする』」のまとめツイート。これからは僕の感想をいくつかツイートしておく。 #tsu1012

2014-10-13 10:15:02
sttts @s_tomokazu

正直、僕は市民活動的な話が少し苦手だった。何か分からないけど「正しいこと」のようなものを振りかざして前進していく様が。確かに僕らも建築っていう正義を振りかざすところもあるのだけど、何かが違う。きっとそれは複数ある正しさの内、たったひとつを絶対だと思っているから? #tsu1012

2014-10-13 10:19:47
sttts @s_tomokazu

ただ、僕らが工学的に考えてしまう、例えば限界集落ひとつをとってみても、そもそも発想が違う。どうやって維持していくかのアイデアも方法も違う。おそらく両者の違いは「個人を尊重している」ことの違いなんじゃないかな。 #tsu1012

2014-10-13 10:22:10
sttts @s_tomokazu

そしてもうひとつ。家入さんの話にも出てきたし、安藤さんもそれに近いことを言っていたんだけど「色々な大人がいることを子どもたちが知ってもらいたい」つまり僕らの側から空間的に言うと「様々なクラスタの人が出会ってしまう場所」をどのように設計するか、という問題。 #tsu1012

2014-10-13 10:25:37
sttts @s_tomokazu

工学的には単一の用途であったり、単一の機能を相手にする方が効率的だし機能的になる。しかし、そういう場では「様々なクラスタの人が出会ってしまう場所」は生まれない。というより、そういう場所はそもそも計画的に設計できるのだろうか、という話にまで遡る可能性もある。 #tsu1012

2014-10-13 10:27:47
sttts @s_tomokazu

例えばいま僕らが設計している「青少年センター」なんかでも、基本的には子どもから大学生たちが使う施設なんだけど、そこに地域の人やお年寄りをどのように引き寄せるかっていうのは本当はもっと大きな課題になってもよかった。というより、そちらをテーマにしても良いぐらい。 #tsu1012

2014-10-13 10:29:07
sttts @s_tomokazu

建築の機能を単純に満たそうとするのは割りと簡単で、異なる機能・異なる用途をいかに複合・統合させるかの方が難易度が高い。しかも、その統合の完成度が高くなればなるほど、本来生まれるはずだった余剰というのか隙間みたいなものがなくなってしまい、とても窮屈な空間になる。 #tsu1012

2014-10-13 10:31:00
sttts @s_tomokazu

いかに無駄をつくるか、いかに余剰をつくるかって、すでに「計画」とは相性が悪い。悪いんだけど、それをつくりだしていかないと、そういう個人を尊重できる場所をつくれないんじゃないかなぁと思う。つまり「ひろめ市場」を建築的に空間的に設計することができるのか、という問題。 #tsu1012

2014-10-13 10:36:05
sttts @s_tomokazu

最後にもうひとつの課題。家入さんの「東京と比べなくていい」という話は建築のつくりかたや、デザインにも直結する。世界でこういう建築表現が流行っている、東京でこういうファサードのビルができた、ということを追いかけても、きっと幸せな建築は生み出せない。 #tsu1012

2014-10-13 10:37:37
sttts @s_tomokazu

その場所だから実現した建築、その場所だから成立する空間をつくりだす方が、それが決して世界の建築デザインのメインストリームとは全然違っていても、その場所に住まう人、その建築を利用する人にとっては幸福度の高いものになるのではないだろうか。 #tsu1012

2014-10-13 10:38:57
sttts @s_tomokazu

そしてもちろんこれは「誰の声も拾い上げていない偉い人」に対する「身近な人の笑顔を想像して練られたアイデアが大きく成功する」という家入さんのテーマにも近い。文化的に最後尾を走っていても、周回遅れのトップランナーになる可能性はあるのである。 #tsu1012

2014-10-13 10:40:55
sttts @s_tomokazu

という訳で「その場でないと成立せず」「異なったクラスタが出会ってしまう場」「個人を尊重すること」が僕らにとってできることかなって思うので、まずそれからやってみます。 #tsu1012

2014-10-13 10:42:38
sttts @s_tomokazu

感想ツイートは以上で終わり! #tsu1012

2014-10-13 10:42:53