マザーウィル泊地　#3　イオシーン発射場防衛

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

神通「暇ですね」 提督「実戦のまっただ中なんだが」 神通「敵、来ないじゃないですか」 提督「ここまで来たら大事だぞ。最前線じゃ鬼神と9番が暴れているようだが」 神通「本来なら二水戦のお仕事なのですが」 提督「鬼神はともかく9番は、な……」 #マザーウィル泊地

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飛龍「さすがに赤いと気合が違うわねっ！」 綾波「そうなんですか？」 飛龍「9の字を入れると更に常時キラ状態、白く塗ると更に変態機動よ」 綾波「私もやってみましょうか～」 飛龍「あー、磯波と漣ならできるかもね」 #マザーウィル泊地

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提督「おかしい。長期的な波状攻撃という話だったはずだ」 叢雲「二水戦が無断出撃しちゃったわ」 提督「一応、俺に一言言ったから問題はない」 叢雲「いいのかしら。悪しき前例にならないかしら」 提督「本当に駄目ならば大破させて引き返させる」 叢雲「過激ね」 #マザーウィル泊地

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提督「SoMの索敵範囲にも引っかからないか」 叢雲「潜水艦にも反応するんでしょ？」 提督「あまりに深深度だと見えんがな」 叢雲「見えたら私達の立場がないわ」 提督「神通達が出てくれたのはある意味で幸運だな。対潜哨戒には最適だ」 #マザーウィル泊地

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神通「オーメルの潜水艦がいただけでした」 霞「最悪だな」 叢雲「…………」 神通「？」 提督「警戒しすぎたか。最初にいた敵を焼き尽くして、それきり何も出んとは」 綾波「撤退していたようですよ？」 飛龍「全部排除したからもうわからないけどね！」 #マザーウィル泊地

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イオシーン発射場「あと72時間ほど警備してくれ。発射まで保たせればいい」 提督「と言っておるが。どうしたものか」 綾波「折角なので、最後までやり遂げましょう～」 飛龍「どちらでも構いませんよ！」 神通「戦えないのなら、藪をつつきに行きませんか？」 #マザーウィル泊地

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長門「ジオマトリクスとテクノクラートの発射場が襲撃、不運にもトーラスの重役がいたらしい。両方共自爆汚染処理されてしまったようだ」 提督「……やられたな」 長門「メリエスは残ったが完全には無事とは言い難いな」 提督「陽動とはいえ腹立たしい……」 #マザーウィル泊地

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提督「ロシアに今から行っても意味は無いしな。それに契約はまだ終わっていない」 叢雲「4箇所同時攻撃、連中がこんな大規模作戦に出るなんて、珍しいわね」 提督「カルティベイターやデザインドの連中が出てくるな」 長門「人類の暗部が出てくるか」 #マザーウィル泊地

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提督「？」 GA『SoM泊地、GA社イオシーン発射場だ。知っているだろう、ジオマトリクスとテクノクラートの発射場が潰れた。これを受けてイオシーンは発射を繰り上げた』 提督「だろうな。何を打ち上げるんだ？」 GA「人類の希望だ。それ以上は言えん」 #マザーウィル泊地

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GA「話を戻すが、それまでの防衛を絶対に成し遂げてほしい」 長門「なるほど」 GA「悪いな。これだけは打ち上げなければならんのだ」 提督「了承した。防衛作戦を実施する太平洋側からも警戒しておけ」 #マザーウィル泊地

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提督「嗚呼、ロケットが征く…… 望まれることなく、浮き世から 捨てられし彼等を動かすもの。 それは、生きる意志を持つ者の 意地に他ならない」 叢雲「緩みきっていたけど、結局何も来なかったわね」 提督「ピースキーパー、いや、ミノタウルスⅣか」 #マザーウィル泊地

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提督「大破壊前に退役したポンコツをよくもまぁ飛ばせたものだ。弾頭がMIRVでないことを祈ろう」 大淀「任務完了の通達がきました」 提督「報酬をもらったらさっさと太平洋に戻るぞ。ついでにアメリカに留学していた夕立も呼び戻す」 #マザーウィル泊地

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夕立「YEAAAAAAAAAAAAAAAAAAHHHHHHH!!」（ドップラー効果） 提督「これはひどい」 夕立「ナイスランディンっぽい！」 提督「いつもの夕立だ」 #マザーウィル泊地 #メタルウルフカオス

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遠征に行っていた艦が南米の種を運んできたようで、左舷第三甲板の畑が密林と化していた。 一夜にしてこれとは、一体どういうことなのだろうか。 第二甲板に蔦が絡まって動かせなくなる。 #マザーウィル泊地

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一夜にして左舷第三甲板が密林と化したマザーウィル。 川内「これも夜戦。夜戦よね？」 如月「AMIDAちゃ〜ん、もっと奥の方で燃やせないかしら〜？」 提督「SoMで火遊びとか、これっきりにしてほしいものだ」 陸奥「あらあら。ガソリンが足りないみたいね」 #マザーウィル泊地

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早霜「朝が……燃えている……」 飛龍「第二ブロックで火災発生！第3ブロックも駄目！」 金剛「メインシャフトに被害が出てるネー！」 提督「如月、ナニカしたか？」 如月「植物は専門外ですわぁ」 #マザーウィル泊地

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提督「第二第三甲板をパージする。はぁ」 叢雲「左舷第二第三甲板の資機材を可能な限り回収しなさい」 ビス「猫はみんないるわね！」 熊野「マービン、マービンはどうやって移動するんですの!?」 #マザーウィル泊地

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F21CやC63、GAAH3が飛び交う。 大混乱そのものであるが、情報は共有され、物資や人員は残される4甲板上や艦橋ヘリポートなどに退避される。 提督「如月、AMIDAを引き上げろ。陸奥、もういいぞ。というかお前が火遊びするんじゃない」 #マザーウィル泊地

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睦月型が月光で、手すきの金剛がとっつきで甲板の根本を叩き折る。 第二甲板が第三甲板へ落ち、第三甲板もその衝撃で落ちる。 叢雲「大赤字ね」 提督「私も如月にナニカサレルか？」 如月「司令官さんは好きだけど、ナニカするなら生きた人間がいいわね～」 #マザーウィル泊地

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大和「妹に持ってきてもらった甲板が役に立って何よりです」 提督「役に立たないのが一番なんだがな」 明石「予備が左右の下段甲板ですから、第ニ甲板はちょっと見栄えが悪いかもしれませんね」 提督「見栄えはいいから射ったミサイルが甲板に当たらないようにしてくれ」 #マザーウィル泊地

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如月「検疫強化ですわ」 天龍「帰ったら手洗いうがいお風呂に洗濯、艤装の洗浄を指定位置でやれよ！」 龍田「最後は検疫艦にちゃんと診てもらうのよ～」 熊野「はい、こっちに並んでくださいませ！」 #マザーウィル泊地

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提督「戦争がやりたい連中には不足、私は不注意とはいえ腕を2つも失い、人類は梯を幾つか失った、か」 叢雲「それほど悪い気分じゃなさそうね」 提督「久々のロケットだ。男なら心躍るものだよ。最高の特等席で見れたのであれば尚更だ」 #マザーウィル泊地

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叢雲「幾つか、撃ち落とされちゃったみたいだけど？」 提督「Let it go around the cosmos! Over the pain! といういい詞があってな。宇宙には痛みを越えないと行けないらしい。宇宙開発黎明期からの恒例だな」 #マザーウィル泊地

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あの中には、生体反応があった。 恐らくは、そういうことなのだろう。 人類の敵は、今でも人類なのかもしれない。 衛星砲といい、アサルトセルといい、過去の人間の業が今もなお続く。 艦娘しか応じることのできない敵未確認兵器群も、もしかしたら。 #マザーウィル泊地