美術館の震災関係の展示を見て
- hirokiharoki
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先日、陸前高田と気仙沼に行った時。リアスアーク美術館を見に行った。震災、津波時、その後の写真、一つ一つ付いているコメント、回収して展示されているオブジェ。自転車、デジカメ、炊飯器、ファミコン、黒焦げになってたり変形してたり。 pic.twitter.com/vRAXpWsvWG
2014-11-05 11:02:02最初、何が気にかかってて気持ちが苦しいのか分からなかったので、今回の旅行を時系列で辿ったり、昔のことを思い出してゆき、そのうちの、特に気になることを列挙するというか、見ていきました。→黒焦げなものへ。
黒焦げなもの。気仙沼に最初に行った時に見た、焼け焦げたバス。焼け焦げたバスがいくつも。 pic.twitter.com/UV6EsHlKJB
2014-11-05 11:05:32中に見える、焦げた座席。その時、中の人はどうなったんだろうか、と気になった。周りは誰もいなくて、音も聞こえない。ひとけがない。動くものも見えない。水溜り。方々に落ちてる、色んなもの。死ぬって、動いてるものが動かなくなる事だと思った。 pic.twitter.com/l5sV4UB7Yj
2014-11-05 11:11:472011年の12月、気仙沼駅から降りて船着場、仮説商店街、魚市場までは少し片付けが済んでいた。その先まで行くと、そこからはまだ沢山のものが落ちていた。コンクリの建物は形が残っていた。基礎だけになってる家も。冬なのに凄い匂いだった。 pic.twitter.com/wEr8FsQWU1
2014-11-05 11:18:08焦げたバスがあったのはその先だった。何度か訪れるうちに、水は減ってて、セイタカアワダチソウが生えて、片付けも進み、匂いはしなくなっていた。景色が少しづつ変わっていってた。 pic.twitter.com/Reqt0NHzeH
2014-11-05 11:21:00何メートルか盛り土がなされ、受ける感じは最初に行った時の「黒焦げの感じ、動かない死の感じ」とは全く違っていた。 pic.twitter.com/JPWmWwIqlu
2014-11-05 11:23:42陸前高田に最初に行った時。広大な場所が、(旧)市役所のような鉄筋のビルいくつかを残して何もなくなってた。そっちこっちに水溜り、片付け途中の瓦礫などがあった。すごく広い場所に、殆どひとけがない感じ。静か。無音。 pic.twitter.com/VdWNLqizYe
2014-11-05 11:28:54でも、やっぱり段々と片付け進んで、瓦礫が無くなり、水溜りも減り、セイタカアワダチソウが増えた。市役所は残ってたけどビルも減った。 pic.twitter.com/x9YQfeuPIC
2014-11-05 11:31:29工事が進んで、とにかく沢山のダンプやショベルカーなどを見るようになった。土の山が増えてる印象。工事の人がいる。 pic.twitter.com/04qzXj3KC4
2014-11-05 11:34:01盛り土が10メートルはあるように見えた。広い範囲がすっかり土の山になった。はるか頭上を、山から土を運搬するパイプラインが張り巡らされている。前の市役所がどこにあったか、もうわからない。全く違う未来都市になったみたい。ひとけは少ないが。 pic.twitter.com/quStEazy7o
2014-11-05 11:37:42昔と今。整理がついてない頭の中。自分が記憶している、最初に行った時から先日行った時までの変化。 pic.twitter.com/ShLJtwvvar
2014-11-05 11:40:27リアスアーク美術館の展示を見た時に、最初の光景が、水溜りの中で黒焦げになってたバスや、瓦礫が残り強い匂いもしてた冬の光景が、自分の持つイメージ、動くものが動かなくなる死の感じ、などが呼び覚まされたような感じ。 pic.twitter.com/UwRpMpW2CH
2014-11-05 11:48:43まだきっちり受け止めてない。重たすぎて、奥の方に沈めることで忘れてた。もっと受け止めてよ、と、その記憶に希望されたような感じ。 pic.twitter.com/6tuNTx1Yrl
2014-11-05 11:52:05強烈すぎると、痛くて、その場ですぐは受け止められないから、奥に押し込んで、無理やり忘れる感じ。けど、受け止めてないものは、何かのきっかけで、ことあるごとにまた浮上してくる、感じ。受け止めきり終るまで。
2014-11-05 13:24:47