秋の夜長に海外文学バーテンダーでもやってみたらと言われたので。こういう雰囲気の本が読みたいとか、形容詞(ぐるぐるしている、真緑、冬っぽいなど)を2つ3つお伝えいただいたら、わかる範囲でそれっぽい海外文学を1冊紹介します。ご希望の方は #海外文学バーテンダー タグかリプライでどうぞ
2014-11-05 22:27:24@0wl_man こんばんは。よろしかったら冬の明け方のきりっとした冷えた空気を感じられるようなのを一冊お願いします。
2014-11-05 22:29:14@unknowntb140 トーベ・ヤンソン『彫刻家の娘』はいかがでしょう。フィンランドの冬を流氷のように透きとおった視線で描いています。特に本書収録の「流氷」は絶品です
2014-11-05 22:39:21@unknowntb140 今年はトーベ生誕100周年なのでぜひぜひ。もっと冬冬したくなったら「冬に読みたい海外文学リスト」もよければどうぞ owlman.hateblo.jp/entry/20091102…
2014-11-05 22:43:15「安い、うまい、はやい」で1冊、と言われたら、ポー『アッシャー家の崩壊』、コルサタル『南部高速道路』あたりかなあ。どっちも文庫で謎のスピード感がある
2014-11-05 22:52:00@egochi35 ベケット『ゴドーを待ちながら』ですね。タイトルのとおり、ふたりの男が、首をくくってみようとしたり、帽子を高速で取り替える遊びをしながら、ゴドーを待つ話です
2014-11-05 22:59:58@0wl_man 不条理演劇ですか?日本の舞台をYouTubeで拝見したことがあります。焦れったくなるけど、クセになる作品ですよね。
2014-11-05 23:01:33@egochi35 すでにごぞんじでしたらブッツァーティ『タタール人の砂漠』はいかがでしょう。こちらは人生を彩るうきうきハプニングを待ちます。気持ちの置きどころ、というご要望に添えているかはわからないですが
2014-11-05 23:08:38@0wl_man 『タタール人の砂漠』は知らないです‼︎探して読んでみますね。突然のリプライにもかかわらず、丁寧にありがとうございますm(._.)m秋の夜長、楽しみましょう。きょうは月もすばらしいです。
2014-11-05 23:10:48@egochi35 こちらこそ、おつきあいいただきありがとうございました。待つ時間を楽しくするという意味でならカルヴィーノ『見えない都市』もおすすめです。1話が数ページの超短編で、ちょっと待つあいだに架空の都市をいくつも見て回ることができます
2014-11-05 23:19:22@0wl_man 本のバーテンさん、どうもありがとうございます。もう一冊も、とても興味深いです。秋の読書リストが増えて、嬉しい限りです。
2014-11-05 23:52:33@potgraph こんばんは。オブレヒト『タイガーズ・ワイフ』はいかがでしょう。セルビア人の女性医師が、死んだ祖父の思い出である「不死身の男」と「虎の嫁」の物語を探しにいく、セルビア風おじいちゃん思い出クエストです。不死身の男とおじいちゃんの腐れ縁ディナーシーンが圧巻です
2014-11-05 23:15:16@_yuki_sk_ イサク・ディネーセン『バベットの晩餐会』はいかがでしょう。北欧はデンマークの国民的作家による、1万フランを使って開かれた、ただ1時間の「奇跡の晩餐会」の物語です。寒々しかったおなかと人生がじんわり暖かくなる、文学スープのような本です
2014-11-05 23:25:09@starry_pink これはもう、サン=テグジュペリ『夜間飛行』しか思いつきませんでした。夜間飛行のパイロットが、夜空を飛びながら地上の家々の灯りを星に見立てる、とてつもなく美しい本です。上も下も360度、見渡す限り満点の星。新潮文庫の堀口大學訳が最高です
2014-11-05 23:31:01@ozw こんにちは。ジャネット・ウィンターソン『オレンジだけが果物じゃない』をもしお読みでなければ。熱心な狂信者の母親を心から愛し、ゆえに罵り決別しようともがいた女性の物語です。中国の女性作家 残雪の作品にも、かすかではありますが、母娘の愛憎というモチーフが出てきます
2014-11-06 10:17:23