「ストーリーはどのような存在者なのか」を巡って

備忘録
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at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@at_akada_phi 再掲。「ストーリーはどのような存在者なのか」の資料

2014-11-14 12:14:13
Masashi Kasaki @kasa12345

@at_akada_phi 発表いけないかもなので、スライド読ませてもらいました。ちょっと僕アーギュメンとが追えてないので、質問してもいいですか?

2014-11-14 12:52:39
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 もちろんかまいません。これから移動するので、反応は遅れるかもですが

2014-11-14 12:53:30
Masashi Kasaki @kasa12345

@at_akada_phi では。「同じ人物についての二つの伝記が、ささいな事実に関して食いちがう時、ストーリーは A の意味では異なるが、B の意味では同じである」というのが、事態説と出来事説の相違だとすると、

2014-11-14 12:55:35
Masashi Kasaki @kasa12345

@at_akada_phi この直後に、ストーリーの同一性が厳密な同一性でないといきなり想定されるので、何が相違なのか分からなくなりました。さらに、この想定自体、出来事説と相性が悪いと思えるので、この議論なしにこの想定を認めるのが、アドホックに見えるのですね。

2014-11-14 12:58:44
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 厳密な同一性ではないという想定はしてないはずですが、どこのことでしょう?

2014-11-14 13:02:53
Masashi Kasaki @kasa12345

@at_akada_phi スライド20です。これが、厳密な意味での同一性でなくとも良いというを、構成要素とか、例化するすべての性質が同じでなくてもよいというライプニッツの法則の違反を許容できるという意味でとっています。

2014-11-14 13:06:45
Masashi Kasaki @kasa12345

@at_akada_phi 僕の理解で良いとして、質問を先に書いておくと、ストーリーの出来事としての同一性は、重要な事態や性質の同一性だとした場合、この「重要さ」を物語るという言語行為に属するファクターに訴えずに説明することが困難だと思えるのですね。

2014-11-14 13:12:27
Masashi Kasaki @kasa12345

@at_akada_phi たかだくんは、この重要な事態や性質を、物語ることから独立のストーリーの「本質」として扱えるとしていると思うんですが、これ自体が説明を要する想定で、これを擁護しないと、出来事説の説明的優位を確率できないように僕には見えるんですね。

2014-11-14 13:14:39
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 あー、とりあえずここは私の書き方に問題があります。ディティールを変えることで、ストーリーの部分が変化するかのように言ってしまっているのはまずいですね。

2014-11-14 13:17:18
Masashi Kasaki @kasa12345

@at_akada_phi だから、最初の同一性についての想定自体が出来事説と相性が悪く思えるし、アドホックにも僕には見えてしまう。僕は重要さ(relevance)とかを話者の文脈から独立に決定することはできないという考えに影響を受けているので、そう思うのでしょう。

2014-11-14 13:17:58
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 とりあえずここは書き方が悪くて、本来の想定は物語のディティールが異なっていても、厳密に同じ出来事を話題にしていると言えるだろうというものです。重要さの話はもっと実質的な論点なので、少し考えます。

2014-11-14 13:21:39
Masashi Kasaki @kasa12345

@at_akada_phi 了解です。学会で話せるでしょうから、返信はツイッターでなくてもかまいません。

2014-11-14 13:27:23
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 ひとつ念頭にあったのはこういうことです。ストーリーが経緯という出来事であるとしても、オーバーラップするたくさんの似たような経緯がある。それぞれの経緯には、どの部分出来事を含むかについて小さな違いがある。(続く)

2014-11-14 13:41:48
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 物語がその内のどれを話題にしているかは曖昧だが、ある程度は関心や意図によって絞れる(出来事の側の適格性みたいなものもあると思いますが)。関心や意図はこの意味では考慮されなければなりません。

2014-11-14 13:45:08
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 しかし、意図の役割が指示の特定にあるとすると、ストーリーが意図に依存した存在であるとは言えない。

2014-11-14 13:47:47
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 フィクションの場合はもっと微妙で、私は虚構対象が制作行為に依存することは認めます。ただ、本質が保たれていれば、同じ虚構対象が他の作品にも登場できると想定しています。

2014-11-14 14:06:54
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 ここで、本質がどういうものかはもっと説明すべきですが、実質的なキャラクターの存在論に踏み込まないと議論できないので、先延ばしになっています。

2014-11-14 14:08:30
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 説明しきれてるかわかりませんが、とりあえず以上です。

2014-11-14 14:08:49
Masashi Kasaki @kasa12345

@at_akada_phi 支持の場合は、指示する言語と支持される対象があり、後者の同一性には支持する人の側の事情が基本的にかかわらないので、形而上学的問題がないのはわかるんですが、ストーリーの厳密でない同一性の場合は、そうでないのでパラレルではないのではないと思うんですね。

2014-11-14 14:18:56
Masashi Kasaki @kasa12345

@at_akada_phi 僕はざっくりいうと、認識論的な評価をする場合の、relevantな記述とは何かということが博論のテーマで、けっこうこの辺り当時考えたんですよ。この発表のテーマについても、いろいろ議論できることがありそうですね。学会でやりましょう!

2014-11-14 14:23:25
at_akada(ブログ更新通知用) @at_akada_phi

@kasa12345 はい。レリバンスについてどう考えるかはかなり迷ってもいるので、ぜひ議論したいですね。

2014-11-14 14:25:31