ちらいむさんの祖父母の話

ちらいむ @chilime

16歳…母方祖母と祖父がそれくらいの年齢差なのですが、車窓から見かけた長刀さばきの美しい女学生に一目惚れ、勢いで求婚し断られるも女学生の親を探して結婚の許しを得る事に成功、そのツンデレ妻と幸せな生活を送るも自身は病死、死後も妻から一途に思いを寄せられている祖父…凄く…中二です…。

ちらいむ @chilime

「あの長刀さばきは本当に美しかった…少し相手をしていただいてもよろしいか？」的な事を言って軽い気持ちで新妻（掃除中だった祖母）に箒を構えた瞬間、何がどうなったのかさっぱりわからないレベルでコテンパンにやられた祖父のエピソードは何度聞いても頬が緩みます。後、照れによる武力上昇怖い。

ちらいむ @chilime

祖母は結婚するまでお女中さんに食事の支度など任せきりで、料理らしい料理も作れないまま祖父と結婚したのですが、祖父がもう祖母や子供達にデレデレで、朝の顔拭き用蒸しタオルの準備は勿論、皆の食事から子供達のお弁当まで作っていたのだそうです。…あの時代の九州ではとても珍しかったとのこと。

ちらいむ @chilime

で、祖母も何だか口惜しくて（？）料理を頑張るわけなのですが、頭も良く手先も器用なのに何故か祖父より美味しくは作れない。それがどうにも恥ずかしくて「子供達が作りました」と偽って祖父にこっそり自分が作ったおかずを食べてもらったりしていたようです。…母曰く、祖父にはバレバレだったとかｗ

ちらいむ @chilime

付け加えると、祖母の料理もちゃんと美味しかったと孫の私は思います。ただ…祖母にとって祖父の料理の方が美味しく感じられたのは、つまりその…祖母がそれだけ祖父の事を好きだった…って事なんじゃないかなって。そして多分、祖父には祖母の料理の方が美味しく感じられていたんじゃないかなって。