【レズボス鎮守府】　プロジェクトD　【ドボク鎮守府】　其の五 　バイオワープの先に在るもの

まも（C102お疲れさまでした） @Kojimamo

ドルルルウｩ 提督「ヤめぇえええええ！　そこは造成地じゃないいぃい！」 ガッコン！　ドッコン！ 大潮「ﾊｧﾊｧ…　ウチの司令官がご迷惑をお掛けしました」 ※提督はケジメ造成されました #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/wkiq8O2JlF

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初霜「…あの…艦娘の大潮タイプの方ですよね？」 大潮「はい、間違っても建機とかじゃありません。タダのブルドーザー艤装です」 初霜「他所の世界に行けよとか言われません？なんとかタワーとか」 大潮「しょっちゅう言われます」 #ドボク鎮守府

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※海軍内のドボク 海軍に所属しながら薄青色の作業服を着て重機艤装を身にまとい、起重機戦艦や消防空母を持ち、そして作業船が提督というドボクの艦隊は特殊な存在である。戦闘工作艦・原子力軽巡洋艦・水防妖精… 特殊な特殊艦船揃いだがドボクはれっきとした海軍の組織である。 #ドボク鎮守府

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統合海軍設営隊『ドボク鎮守府』 その海軍らしからぬ職務からドボクは【まともな艦隊】組から「何処かよその世界（塔建設か築城）に行けよ」と冗談を言われる事もあるが、実際に戦地で建設・防災を行い、必要とあらば戦闘工作艦をも繰り出すドボクは海軍内でボチボチ評価されている。 #ドボク鎮守府

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大潮「…という事なんです」 初霜「なぁるほど…」 大潮「我が艦隊にも初霜さんがおりますが戦闘救助艦です」 初霜「戦闘救助艦！？」 大潮「自衛消防隊がありますので。戦地に乗り込んで行きますけど」 初霜（一体なんなんでしょうか、この艦隊は…） #ドボク鎮守府

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ﾑｸﾘ 提督「うむ、ウチは他所がやらん事やるのがドボクなんじゃ」 大潮「はいはい司令官、指揮に戻ってくださいな」 初霜「それで水先案内すればイイんですよね？」 提督「とりあえず南の方に進んでるんだけど針路ええんかな？」 #ドボク鎮守府

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オガサワラの船橋… 初霜「ええとですね、このまま2時の方向へ進んでください」 ﾋｭｨｲｲｲｲﾝ 提督「了解です」 ﾋｭｺﾞｵｵｵｵｵｵｵ 提督＜＜コチラ　オガサワラ　時雨と扶桑へ　針路は…＞＞ ﾋｭｲｲｲﾝ #ドボク鎮守府

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ヒュイイイイイン　フゴォォオオオ 初霜は物凄いイビキらしき発生源を目で探った。 なんと操舵室の床に綺麗な少女が布団を敷いて、ガスタービンのようなイビキを立てているではないか。 大潮「その人が、この高速船オガサワラの主です。こちらの世界ではメンタルモデルといいます」 #ドボク鎮守府

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初霜「ああ、霧の艦隊との“イベント”にいましたが、ああいうのですか…。」 大潮「母艦だからカアちゃんなんです、提督がトウちゃん役で。ただ、高速ディーゼル機関×4基の心臓を持つ方なので、ご覧の通り燃費が悪いわでｱﾊﾊｗ」 #ドボク鎮守府 pic.twitter.com/imMMj7XMey

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初霜はトンでもない艦隊に合流してしまったと思った。 ここの提督は見た目は熟女風だが、どうやら人間ではなさそうだ…。 彼女からは船のニオイがする…。それもトンでもない特殊なニオイだ。 #ドボク鎮守府

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初霜が水先案内人役ですが実際はこんなお仕事です。 水先人（PILOT）を目指す方へ、水先という仕事についてご案内いたします。国土交通省 mlit.go.jp/maritime/shika… #ドボク鎮守府

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やがて高速船を時雨と扶桑が曳航して進んで行くに連れて、水平線の向こうに 塔のようなものが見えてきた。 提督が海上用デジタル双眼鏡で覗く。対象物の高さを算定する機能付きだ。 提督「ありゃぁ…すごいな。南洋にも“孀婦岩”があるとは…」 大潮「“孀婦岩”？」 #ドボク鎮守府

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提督「大潮“孀婦岩”知らんの？伊豆諸島にある無人島つうか岩の塔の事だよ。海軍に居たなら知っておけよ」 大潮「生憎、地理はちょい苦手でしてねぇ」 初霜「あの岩の塔を目印に1時の方向へ進んでください」 #ドボク鎮守府

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【誰得】孀婦岩つぶやきまとめ【離島・地理・岩石クラスタ得】 togetter.com/li/157242 ＞妹の学校で、孀婦岩に上陸する事が禁止になった。理由は「転落事故が起きるから」船員達が「なにか超自然的な力が突然この岩の形を変えた」と喚くから。 #ドボク鎮守府

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その岩に近づくにつれ、我々の驚きはより大きくなった。 艦娘たちが騒ぎ始めた。 最上「何か超自然的な力が、あの岩の形をあんなように突然変えたんだよ！」 木曽「魔女だ！魔女のバァさんの呪いだ！」 伊勢「提督の連結ピンより逞しい」 と強く信じたがっていた…。 #ドボク鎮守府

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提督「おい伊勢、今はその話題はするな」 伊勢「ガッコンドッコンが盛んな島行くんでしょ～。なぁに照れてるのさぁ」 提督「爆発反応装甲貞操帯お前に着けるぞ。いろんな意味で危ない」 提督は内心かなり心配していた。 レズがボスな鎮守府の島に行くのだから…。 #ドボク鎮守府

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私も人のことは言えない。 自分も #起重機概念 で生きる船魂である。 『産めよ増やせよ海に満ちよ』 国造りと称して数多の艦船とガッコンドッコンして造船してきたのだ…。 #ドボク鎮守府

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提督「大潮よ、私が比良坂さんの申し出を受けた理由はなんだと思う？」 大潮「なんですか藪からディスコン棒に」 提督「初霜さんも聞いてはもらえないか、いや船内一斉放送で流そう」 初霜「なんかお知らせでしょうか？」 提督が、船内電話の一斉放送の釦を押して話し始めた。 #ドボク鎮守府

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ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾎﾟﾗﾎﾟﾝ♪ こちら提督の三光 起 だ。仮眠中の人も申し訳ないが聞いて欲しい。 我々、統合海軍設営隊は現在別次元の世界へお邪魔させていただいている。 普段は互いの鎮守府同士は演習こそすれ、基本的には不干渉が当然だ。 #ドボク鎮守府

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だから今回は互いの価値観の尊重に十分注意を払ってほしい。 多様性こそが種族や眷属の繁栄の決め手だからだ。 そして我々はなぜ異世界へ赴くのか…？】 そこで提督は言葉を止めた。これは未だ一般公表されていない事実だ。 言っていいのか…、どうすべきか…。 #ドボク鎮守府

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傍にいる初霜が何故かと首を傾げる。 提督の脳裏には とある老人の言葉がよぎっていた。 「この世界はあと2年で消滅する…」 #ドボク鎮守府

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サルベージ船として幾多の船魂を救い上げてきたのが評価されてオブザーバーとして出席した会議…。守秘義務誓約書にサインをさせられた。 その“会合”と呼ばれる秘密の会議では、深海棲艦戦争で日本…いや艦娘やこの世界が生き残る為に喧々諤々と議論が出されていた。 #ドボク鎮守府

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提督が出席したその“会合”と呼ばれる、それは 国内の政府・民間から選抜された有志による秘密会議であった。 1999年10月、深海棲艦の反応兵器奇襲攻撃により、それまでの国際体制は崩壊。 日本はアメリカなき後の海洋覇権超国家とならざるを得なくなっていた…。 #ドボク鎮守府

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日本政府は、“運営神”と呼ばれる超バイオコンピュータの脳を持つ電脳神の電子占いを元に 海軍反省会史観的な視点で新たな世界における長期的な安全保障策を研究する“会合”を組織。 #ドボク鎮守府

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深海棲艦が跋扈する悪しき海に浮かぶ列島…、日本列島。 その悪しき海で日常生活を維持しつつ生き延びる方策として、最終的に目指すべきモノは艦隊蒐集計画【艦隊これくしょん】にしかないとの結論を得る。 だが…。 #ドボク鎮守府