【レズボス鎮守府】プロジェクトD 【ドボク鎮守府】其の十一 神様こんにちは

魔女×土木な艦これSSコラボの第十一弾です。 イブキ(@r_s_b_s)氏の #rsbs日誌 と 私どもの #ドボク鎮守府 との共同工事となっております。 プロジェクトDまとめ - http://togetter.com/li/735425 続きを読む
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前回のドボク

まとめ 【レズボス鎮守府】 プロジェクトD 【ドボク鎮守府】 其の十 あなぐら 魔女×土木な艦これSSコラボの第十弾です。 イブキ(@r_s_b_s)氏の #rsbs日誌 と 私どもの #ドボク鎮守府 との共同工事となっております。 プロジェクトDまとめ - http://togetter.com/li/735425 コラボ先のイブキ氏による艦これSSはコチラからどうぞ。 http://togetter.com/id/r_s_b_s 2329 pv 20
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

プロジェクトD 今までのあらすじ 統合海軍設営隊ことドボク鎮守府は、魔女が治める南の島の鎮守府のドック工事を受注する。深海棲艦危機よりもっと恐るべき破局「ミニマム2年で、艦これ世界は消滅する」 世界消滅回避のヒントを探鉱する為に世界線を飛翔して工事が始まる…。 #ドボク鎮守府

2015-07-02 23:28:56
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

あらすじ その2 R18コードあふれるレズボス鎮守府に超高速船オガサワラで到着したドボク。 工事の内容とは巨大潜水戦艦の地下ドックの建造だった。そして相手の比良坂提督はドボク提督の海軍時代の初仕事の解体船だった。 そして地鎮式が始まり、謎の石の箱が出現する…。 #ドボク鎮守府

2015-07-02 23:39:23

地鎮式

まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

目が覚めると地鎮式という名のアロハ踊りの儀式が始まっていた。 レズボス側の駆逐艦らが腰蓑を着けて、顔面に黄と黒の警戒色(ゼブラ塗装)のフェイスペイントを塗りたくり、踊りを舞っている。 #ドボク鎮守府

2015-06-18 00:23:50
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

蛍光反射が光る安全チョッキを羽織り、手には赤く灯るニンジンこと誘導棒を振りながら 舞風の吹く呼子笛と駆逐艦らの歌声が、島の密林を切り拓いてしつらえた現場の土ばかりの広場に響く。 #ドボク鎮守府

2015-06-18 00:29:12
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

「2時間で木を刈って均したんですよ、褒めてください司令官」 傍に座る大潮がむくれた顔で話す。大潮にはブルドーザー艤装を与えていた。 大潮が2時間で土場造成やってくれました。感謝。土砂を均してブルから降車。 ヨッシャ ヨッシャw ブレードで殴られた。 #ドボク鎮守府

2015-06-18 00:37:00
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

ドボクヤァ~ ドボクゥ~  ドゥンドゥン ガッコン  ガッコン ドッコン  トンネルン ホルンルン  ハンバ ハンバノメシウマイ  イアイア! イアイア!  ハスタァ ガンバスタァ  オクレニィイイサアンン!!! #ドボク鎮守府

2015-06-18 00:49:42
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

土場の見下ろす岩の上で那珂が歌っている。 この島の地神に捧げる歌らしいが、なにか不穏な気がする…。 「ホッホッホ…。どうですじゃ?南洋の地鎮祭は?」 ヌラリと後ろの暗闇から比良坂提督が姿を現した。 「芋虫怪獣でも呼び寄せそうな歌ですな」 「南海ですしの」 #ドボク鎮守府

2015-06-18 00:55:48
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

地鎮式の前祭?が終わり手水が始まる。 私と大潮、比良坂提督の榛名がそれぞれ海軍設営隊と天幕に書かれたテントの中に入る、 入る前に手水桶から掬った水で両手を洗い、心身を浄め…。 BOOOOO! 高圧放水が私を襲う。伊8が魔術書らしき本を開き、放水を仕掛けてきた。 #ドボク鎮守府

2015-06-18 01:12:35
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

なんだこの水は、シュワシュワするぞ…。 「キミ…これが清め水かね?」 「水も滴るÄltere Frauデスね。Gute Stimmung!起重機の魂を持つ貴方にはドイツのゲロルシュタイン 、カロリーゼロの天然炭酸水が一番デス。」 伊8がドヤ顔で答える。 #ドボク鎮守府

2015-06-18 01:20:33
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

榛名が巫女衣装風の艤装服を活かし、神職を務める。 ドボクの地鎮式でも金剛型は引っ張りだこだ。 祭壇へ酒と水の台を運ぶ。お供え物だ。 酒が無尽蔵に出てくるという河童徳利を比良坂提督が神棚に恭しく置いた。 本当に、ここはオカルトものの道具ならなんでもあるなと感心する。 #ドボク鎮守府

2015-06-18 01:35:12
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

「ところでフロイライン?なんで私に炭酸水を掛けたのかな?おばさん炭酸水、タンク車丸ごと買うほど好きだけど人に掛けるものじゃないよ?」 伊8に尋ねる。 #ドボク鎮守府

2015-06-20 23:38:55
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

「鍬入れの盛砂も盛りましたし、肥料もたっぷり鋤き込んでおきました。Crane barge Mädchen. 」 「肥料…?」 伊8が私に答えながら、赤縁メガネをフォークリフトが優しくパレットを持ち上がるように掛け直す。 #ドボク鎮守府

2015-06-20 23:55:55
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

「我々は、この島のGottにドックを造るという事をお知らせしなければイケマセン。その為にGottをお呼びする畝は作っておきマシタ。そして“作物”を作るのは海軍設営隊と私たちデス。」 「言葉は不要か……」 #ドボク鎮守府

2015-06-21 00:01:20
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

この巡潜型、遺独派遣前に呉で改修した時に私が関わった事があるのが、フロムラインじゃなくてフロム脳になってしまったのだろうか? まぁ、いい。 彼女は純粋な日本艦な筈なのに、その風貌から独逸風味な潮の香りがするのは深く考えると可笑しい事ではある。 #ドボク鎮守府

2015-06-21 00:06:21
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

恐らく彼女の遺独派遣作戦という概念が『設計者』に強烈な独逸感を与えたのだろう。 おなじ姉妹艦であっても特型駆逐艦の叢雲のように『設計者』の趣向で容姿が姉妹と変わっている場合もある。 でもそれがいい。ゆらぎは必要。 これだからおもしろいんだ…。艦娘ってヤツは…。 #ドボク鎮守府

2015-06-21 00:10:07
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

あれ?炭酸水の意味ってなんだろ?と後で気がつくが 「穿初(うがちぞめ)の儀」に入る準備が始まった。 『この土地を借りて建物を建てます』と土地の神様にその旨を奉告するのだ。 待ちに待った鍬入れだ。地鎮式でもドボクな一面でありテレビなどでお目にかかった方も多いだろう。 #ドボク鎮守府

2015-06-21 00:20:24
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

比良坂提督と打ち合わせの結果、普通の鍬入れでは芸がないというのでドボクスタイルでやる事にした。 ガッシャン シュッシュッ ガッシャン シュッシュッ ガッシャン 会場に蒸気の排気音と鉄下駄を踏み鳴らすような音で、恐竜のような機械がやってきた。 #ドボク鎮守府

2015-06-21 00:51:14
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

やってきたのはスチームショベルである。赤い機械室の煙突から煙を吐き、前方斜め上に伸びた黒いジブにはワイヤーが伸び、首長恐竜のようなバケットをもたげていた。 古き良きショベル…機械式ショベルで石炭の香りが芳ばしい。 呉の工廠を拡張する時にもいた重機の仲間だ。 #ドボク鎮守府

2015-06-21 00:57:53
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

「すすすすううすすっ…スチームショベルだぁ…。比良坂さん、ええ趣味してますなぁ!!」 起重機船はかつて蒸気機関の心臓を持っていた。故にシンパシーを感じるのである。 「フッフフ…。やはり古典機械ものは蒸気に限る。手が掛かるのじゃが、それもまた良し」 #ドボク鎮守府

2015-06-22 22:08:14
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

鉄下駄を鳴らし煙を吐きながら、蒸気ショベルが地鎮式会場に入ってくるのを提督二人がうっとりとした顔で眺めている。 操縦席に乗っているのはレズボス側の初霜だ。己の身長と同じくらいの操作レバーを両手で竹馬のように押したり引いている姿は、まるで雑技団のようである。 #ドボク鎮守府

2015-06-22 22:12:19
まも【ドボ鎮】 @Kojimamo

欧米などでは蒸気ショベルを動態保存している団体がある。 海軍でも鎮守府やドックの工事で使用された事もあるぞ。 Erie Type A Steam Shovel youtu.be/oJEin7oVajQ @YouTubeさんから #ドボク鎮守府

2015-06-22 22:15:24
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リンク YouTube Erie Type A Steam Shovel Operator Jay Staley, demonstrates the steam-powered, circa 1920, Erie Type A, Shovel. At the 2011 Sycamore Steam Show and Threshing Bee. Sponsored by the Nor...
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