ファンタジー剣と魔法世界のSF的成り立ち考察2

つれづれなるままに。魔界編
3
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

さて、容姿改造は主に創造主の趣味でもあったが勧誘された側にもメリットがないわけではない。特に老境の恵まれない立場の人間には相当な魅力であった。なにせ血色こそ若干あやしいものの20代そこらの肉体と気力そして創造主の求める溢れる美貌が手に入るのだ。その改造は契約完了時に瞬時に行われた

2014-12-07 03:57:37
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

こうして、仄暗く暗黒の魔界には地球とは異なる動植物、魔法生物が溢れ、そして自由を重んじるデーモンロードが住まう世界になった。そして人間の国も。

2014-12-07 04:01:54
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

一方、神々の住まう星、創造主の上司が建設したファンタジーワールドと魔界の管理システムは同じ組織が一括して入手したもののため当然互換性があった。いつしか魔法を覚えたファンタジー界の魔法使いたちが神々のシステムが辿る通信経路入り込む方法を神官への調査で割り出す。

2014-12-07 04:13:45
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

当時、ファンタジーワールドでは魔法が大ブームを起こしており、魔法が使えねば人にあらず状態でもあった。これは一重に大量の魔法発現用ナノマシンの地下鉱脈が発見されたのも大きい。一方の神官は高位であれば神の助力を受けられたので尊敬されたがそうでない場合は一般人と同じ扱いだった。

2014-12-07 04:24:11
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

悪い魔法使いはその神官、下級の神官を捉えて力の源泉は、自分たちが使う魔法とは仕組みが異なるその何かを調査したのである。結果は一部の神のシステムが違う世界にもつながっていることを示していた。それが魔界であった。

2014-12-07 04:26:45
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

召喚魔法。神々の転送システム、一度電子情報に分解され超高速ネットワークにて転送された情報、幽体をプリンタで具現化するシステムをハッキングする魔法が開発された。絶妙なタイミングで神官が行うべき神への祈りを模し、同じ神を奉じる神官に問い合わせるのだ。

2014-12-07 04:32:36
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

その結果、召喚される側の意志の同意さえあれば幽体から物質への変換が可能となった。もちろん神々にバレた場合は手痛いしっぺ返しを食うことになる。呪いとか。それでも、その解除技術も構築され、餌で釣って弱小クリーチャーを、デーモンを、アークデーモンをとエスカレートさせていく。

2014-12-07 04:45:02
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

そしてついにデーモンロードの召喚に成功する。成功したのは他の王族との争いで窮屈な魔界の生活に辟易した少女の姿をしたデーモンロードだった。彼女は当時のはやりのソウルクラッシャーの呪文を込めた剣と共に現れる。報酬はファンタジーワールドに溢れる魔法のナノマシンと生贄と破壊の自由だった。

2014-12-07 04:48:45
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

魔法使いは契約の義務を果たさなければならなかったが彼女の力はファンタジーワルドでは絶大だった。誰も殺すことが叶わず、血から生まれる無数のクリーチャーはそんじょそこらの人間では太刀打ちが難しく、そして何よりほぼ無休で何も食わずに行動できた。また弱いとはいえ統制が効くのは絶大だった。

2014-12-07 04:53:21
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

デーモンにとって魔法使いの粉は活力のもとで配下のクリーチャーの生産速度を早められた。また実質食料として機能していた。なのでなくなることはある意味死活問題ではあったが遊びに来ていたデーモンロードしては大した問題ではなかった。其れよりも遊べなくなる方が問題だった。

2014-12-07 04:56:28
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

しかるに魔法使いたちがこの狂犬を魔法使いの粉をちらつかせて宥め賺して戦力や建築家として動員していたが、鉱脈が尽きようとした時対決の時がやってくる。もうデーモンロードを満足させるだけの粉と破壊は残っていなかったのだ。生贄だけは蛮族を捕まえればなんとか揃えられた。

2014-12-07 04:59:10
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

結局、殺せないので封印に成功する。当初送り返そうと言う計画もあったが送り返す場合も送り返される側の同意が必要なので計画は破綻した。魔法の粉がないので交渉したがデーモンロードはこの世界でただ一人として君臨を欲したので、交渉は決裂した。「粉がなければお前たちから貰い受けるとしよう」

2014-12-07 05:02:42
汝、翼を与える@ばってん先に翼ばくれんね イベント・・(parody) @ryunosinfx

魔法使いたちはスパイを送り込み玉座の周りに魔法陣を引き、魔神、デーモンロードを封印した。神のシステムに干渉し、空間を電子への読み取り直前のロック状態に置いたのである。このロックを解除するにはこの玉座まで辿り着いた上で生贄が必要だった。

2014-12-07 05:09:10