あべさんの読書メモ

あべさん @mao_instantlife

「花井沢町公民館便り 1巻」読了 #読書メモ

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シェルター技術の開発事故に巻き込まれて、外界から丸ごと隔離されてしまった町の日常を描く。それは政府からの補助金や賠償金などで、仕事もなくなかば生かされている状態で変化のない日常でもある。 特定の主人公ではなく、隔離されてからの様々な世代の生き方を描く。 #読書メモ_サマリ

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第1号の時点でこの物語の最終的な着地点が見て取れて中々エグい。第1号の終盤の見開きカットは本当に胸が痛い。 描き方は日常なんだけど、ちょっとしたところから現実を垣間見せる表現がうまい。思った以上に重さを持っていた作品だった。 #読書メモ_感想

あべさん @mao_instantlife

「ランド 1巻」読了 #読書メモ

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四方を山と神に囲まれた小さな村では、50歳になると必ず死を迎える。四方を取り囲む神は昔人間の慢心に怒り、それ以来人間を監視している。占いと生贄によって秩序が保たれている小さな世界。 杏は目の見えない父と叔母と過ごしながら、山の向こうにあるあの世に好奇心を持つ。 #読書メモ_サマリ

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これは読み出しから名作の予感にまみれてる。山下和美の絵柄は本当好き。 最初の方にある捨吉の台詞が印象的で、これが作品の真ん中に通ってるものだと感じた。しきたりを守っても結局恐怖心に振り回されるとか。 はやく続き読みたい。 #読書メモ_感想

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「グラゼニ 1〜2巻」読了 #読書メモ

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年棒1800万円の(プロ野球選手としては)一流とは言えない選手を主人公に金の目線でプロ野球の世界を描く異色作。 #読書メモ_サマリ

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目の付けどころが違うし、普通はこのタイプの選手が主人公にならないので、プロ野球の世界をよりシビアな世界だと感じることができる。 エンジニアってプロスポーツ選手に例えることがあるけど、本当にこのやり方でやっていきたい？と思ったりはした。 #読書メモ_感想

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「死者の書」読了 #読書メモ

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謀反の罪を着せられ、無念の死を遂げたやんごとなき人が、死の間際に見た女性を忘れられず、成仏できずに目覚めてしまう。 その女性の子孫はそのやんごとなき人の思いを感じ取り、その人が眠る塚の近くの寺に向かう。 #読書メモ_サマリ

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文章が美しい。文体は昔の人のそれだけど、文章自体は難しくないし、言葉遣いが綺麗。 ろうそくの灯りの中で能を見るような、幽玄という言葉がふさわしい作品。 #読書メモ_感想

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「我もまたアルカディアにあり」読了 #読書メモ

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世界の終末に備えています、と主張する団体が建造するアルカディアマンションを巡る退屈な楽園についてのオムニバス。飽きるという人間の業と世界への影響力を持たない凡人の悲哀がありありと描かれる。 #読書メモ_サマリ

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終末って週末の間違いじゃね？というくらい、世界に取り残された話が延々と続く。基本的にはずっと三人しかいない(本質的な人数として)から、エヴァ劇場版のラストシーンをずっと見てる感じ。 良いんだけど、若干文体とネーミングが苦手。 #読書メモ_感想