原口正宏アニメ講義vol.4

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今日のアニメスタイルイベント「原口正宏アニメ講義 vol.4」のメモを元に感想を書いていこうかな。ハッシュタグはこれでいいですかね→ #アニメスタイルイベント #データ原口

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まず大きな要素としては「映像上の表記を第一とする」という点。特に原口さんご自身の目で映像をきちんと見て確認した情報を第一とするという。ただし、必ずしもそれを"公式である"とまではしないというのもまたポイントであると。 #アニメスタイルイベント #データ原口

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原口さんがデータを正確に記録する大きな目的としては、例えばこれらが仮に100年後に資料として閲覧された場合にでも、出来る限り誤解が生じないようにしたい、ということでした。"映像上ではこのようなデータであった"という確実な記録。 #アニメスタイルイベント #データ原口

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原口さんご自身がデータの魅力に目覚めたのは、なんと5歳の幼稚園生の頃！『ウルトラマン』と『キングコングの逆襲』を同時上映した映画のパンフレットに、過去の怪獣映画のリストが掲載されていてそれに魅了されたと！現在でも暗記されてるとか！(^_^) #アニメスタイルイベント #データ原口

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そしてTVで放送された『ウルトラマン』からサブタイトルと登場した怪獣の名前、さらにその怪獣の形状の模写までも、幼少期の原口さんは記録すべく熱心にウルトラマンをご覧になっていたそうです。入り口はアニメよりも特撮だったんですね～！ #アニメスタイルイベント #データ原口

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しかし『ウルトラセブン』になると、映像から読み取れる情報量がウルトラマンに比べ減ってしまうという…（苦笑）また当時のエピソードとしては、幼少期の原口さんが家族で出かける用事があって『キャプテンウルトラ』が観られないという事態となり…（続く） #アニメスタイルイベント #データ原口

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（承前）…結局見ることが出来なかった『キャプテンウルトラ』のその回に登場した怪獣の名前が知りたくて、親御さんに泣きついてTBSに「怪獣の名前を教えて欲しい」という電話をしてもらったという（笑）なんとも微笑ましいお話ではないですか(^_^) #アニメスタイルイベント #データ原口

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当時はまだビデオがなかったために、例えば裏番組同士で放送時間が重なっていた『シルバー仮面』と『ミラーマン』についても、当時の原口さんがデータを記録するという目的のためにかなりトリッキーな見方をされていたという苦労話がまた面白かったです（笑） #アニメスタイルイベント #データ原口

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そのようにして、原口さんは幼少の頃からテレビ番組のクレジットなどから正確なデータを記録する習慣が身についていたんだそうです。そんな原口さんにとって、中学～高校にかけて出会った印象深い本が、「日本アニメーション映画史」。 #アニメスタイルイベント #データ原口

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この「日本アニメーション映画史」の巻末に収録されていた詳細なリストが原口さんにとって衝撃的だったそうです。 #アニメスタイルイベント #データ原口 d.hatena.ne.jp/tsugata/200804…

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そしてもう一冊、当時の原口さんに衝撃を与えたのが、朝日ソノラマのファンタスティックTVコレクション（通称：ファンコレ）のNo.2「空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマン」こちらもアニメ・特撮ムック本界隈では大変有名な一冊ですね。 #アニメスタイルイベント #データ原口

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また鈴木克伸さんが創刊に携わられたアニメディアも、放送データが充実していていたそうです。これらの詳細な資料、データから、多くの情報を読み取ることが出来るということを原口さんは理解されたんだとか。 #アニメスタイルイベント #データ原口

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早稲田大学に進学された原口さんは早大アニメ同好会の先輩方にも強く影響を受けたそうで、アニメ会社やスタッフ等、様々な情報を豊富に持った方がいらしたそうです。そして同時に画面からの情報だけでは辿り着けない部分もある、ということも痛感されたと。 #アニメスタイルイベント #データ原口

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しかしそれでも「画面上の表記ミスや名前が記載されなかったということもまた情報のひとつである！」と、画面上のデータを正確に記録することには大きな意味があると原口さんは仰っていました。その端的な例のひとつとして、『狼少年ケン』を挙げ…（続く） #アニメスタイルイベント #データ原口

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（承前）…『狼少年ケン』1話では月岡貞夫さんの"岡"が違う文字でクレジットされていて、誤表記だと思われていたけれど、実は間違いではなくてペンネームだったという事実がつい最近になって判明したという、凄いエピソードを披露されました（笑） #アニメスタイルイベント #データ原口

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原口さんが携わられた「富野由悠季全仕事」について。「絵コンテ千本切り」の真実に迫るというもので、発売された1999年6月までの時点で正確に調べたところ、およそ586本であったと。その件を富野監督にお伝えした所、大変がっかりされたそうで（笑） #アニメスタイルイベント #データ原口

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ただし富野さんはご自身の監督作品ではどの話数にもコンテに手を入れる場合が多いので、監督作品の全話数を富野コンテと換算すれば、当時の時点で992本である！…と、拡大解釈できる案を富野監督にお伝えすると、監督は「それはフェアじゃない！」と（笑） #アニメスタイルイベント #データ原口

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同じく原口さんが携わられた「前略、押井守様。」について。原口さんは予めまとめた資料と録画映像を準備し、それらを押井監督に一緒に観てもらいながら、ペンネーム参加なども含め、押井守の過去の仕事を正確に洗い直すというインタビューをされたそうです。 #アニメスタイルイベント #データ原口

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原口さんがご自分の目で画面を観て、記録した正確な資料と、アニメ制作当時のスタッフさんなどにインタビューした際の人間の記憶やオーラルヒストリーとを照らし合わせることで、様々な「行間」が見えてくる面白さを原口さんは強く説かれていました。 #アニメスタイルイベント #データ原口

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TVアニメ『鉄腕アトム』放送開始の前年に生まれ、アニメの発達とともに成長したので、「アニメへの恩返し」がしたい。そして記録を続けることでいずれはそのデータを「統計」として役立てたいと、原口さんはその熱い想いを語ってくださいました。 #アニメスタイルイベント #データ原口

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最後に20分ほどでアニメーター吉田忠勝さんについてのご紹介（アニメ様曰く、これが第二部（笑））。でも確かに、ここからがデータ原口さんの真骨頂！と言わんばかりに、確実なデータを元に真相にぐいぐい迫る原口さんの姿は活き活きと輝いていました！ #アニメスタイルイベント #データ原口

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原口さんが衝撃を受けたという、ファンコレNo.2「空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマン」竹内博さんや池田憲章さんら当時の怪獣倶楽部の皆さんが制作されたエポックメイキングなムック本ですね。 #アニメスタイルイベント #データ原口 pic.twitter.com/5XDH0Fpc37

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原口さんが富野由悠季の参加作品データを可能な限り見直した「富野由悠季全仕事」。監督や関係者へのインタビューが多い本ですが「全仕事」という意味では原口さんの担当ページが最もあてはまるかと(^_^) #アニメスタイルイベント #データ原口 pic.twitter.com/ISmZYQYVMA

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原口さんが押井守監督へ映像や資料と突き合わせる形でその参加作品歴についてインタビューされた「前略、押井守様。」この本は自分でもよく持っていたなあと思いました。買っとくもんですねえ(^_^;) #アニメスタイルイベント #データ原口 pic.twitter.com/4nHyjCBmcK

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