香港フェニックステレビの報道姿勢をあざ笑う、日本の自民党政権首脳

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑯Q：フェニックステレビも中国政府の意向を慮るということはないのか。あるいは「問題になりそうなのでやめておこう」といった有形無形の圧力を感じることは？ リー：少なくとも私はありません。香港との生中継では誰からも何も言われません。デスクのチェックもなく、勝手に自分で喋っています。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑰日本の一部メディアのように、事前に原稿を送って許可をもらわないと話せない、ということはありません。 Q:日本のメディアは中国政府が何を考えているかよく分からないので、「フェニックステレビなら少しは中国政府の意図を把握しているかもしれない」と思っている節があります。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑱リー：彼らがこのように書きたがることは、よく分かります。すぐに関連づけて、読者や視聴者に分かりやすいシナリオを組み立てる。それでは色眼鏡で物事を見ているに過ぎません。少なくとも私たちは香港の会社ですし、東京からの報道は客観的、中立的になるように心がけています。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑲例えば、いわゆる従軍慰安婦をめぐる問題では、「謝罪は十分」とする政治家と「不十分」だという政治家の両方がいることを報じています。強制性の有無について意見が分かれていることについても、それぞれの立場の政治家に取材して報じています。中国政府寄りだと言われるのは非常に心外です。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑳Q:フェニックステレビが日中をめぐる事件の当事者になったこともありました。2012年に尖閣諸島に香港の活動家が上陸した際、抗議船に乗っていたフェニックステレビの記者も身柄を拘束され、那覇で中継していたリーさんも日本メディアから注目されました。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

21、リー：フェニックステレビの記者とカメラマンが抗議船に乗っていたのは事実、「フェニックステレビが活動家と結託していた」といった報道は誤り。この抗議船は、毎年尖閣に向けて出港しようとしては香港当局に阻止される、ということを繰り返してきた経緯がある。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

22、記者は言わば「ダメ元」で同乗取材したところ、どういうわけか阻止されずに尖閣までいくことになってしまった。カメラマンは、パスポートすら持っていなかった。この記者は、台湾沖を通過した時は「こんなぼろい船で台湾まで来られたのが奇跡だ」と話していたほど。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

23、後に「まさか尖閣まで行くとは思わなかった」とも。私が那覇で取材していたときは、現場に着いたとたんに日本のメディアに囲まれ、自分のリポートも邪魔されたような形になった。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

24、Q:現場からリポートするときに、何か気をつけていたことはありますか。 リー：できるだけ客観的に報じるということ。「日本政府はけしからん」「なぜ私たちの記者をつかまえるんだ」といったことは私の口からは言わない。ただ、中国ではこの件は大変な関心事になっていて、

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

25、冷静に考えられる視聴者が少なくなっているのも事実。単純に「中国人記者が日本に逮捕された→日本が不当なことをしている」としか報じないメディアがほとんど。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

26、そうではなくて、せっかく日本まで来て特派員をしている訳ですから、「日本人は何を考えているのか」「日本の警察は『不法上陸者』に対してどのような対応をしないといけないのか」「日本の中でどういう雰囲気が、どういう経緯でできあがったのか」といった事柄を伝えるように努めています。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

27、Q：事実関係やファクトを粛々と伝えるということですね。こういった姿勢は視聴者に伝わっていますか。 リー：なかなか難しいところです。そもそも、尖閣に関する客観的な事実関係が中国に伝わっていないことが問題です。いまだに、「尖閣は中国が実効支配している」と思い込んでいる人も多い。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

28、日本が実効支配しているという事実が理解されていないので中国の視聴者からすると「抗議船は中国の力が及んでいる場所に行ったはずなのになぜ日本に逮捕されてしまうのか。非常に問題だ」となる。こういった客観的な基礎的な事実を伝えただけでも「日本側に立っている」といった批判を多く受ける

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

29、リー・ミャオさん 香港フェニックステレビ東京支局長。中国吉林省出身、吉林大学日本語学科を卒業後、1997年に来日。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科で国際関係を学び、博士課程単位取得退学。国際放送「NHKワールド・ラジオ日本」中国語アナウンサーを経て2007年から現職。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

2012年8月16日香港での呟き：RT @niigatamama:上陸した一団が、準備不足で、食べ物が流されたり、コンパスが壊れていたり、台風の目に突っ込んだり。エラーのコメディだとしている。 p.twipple.jp/GQwle

拡大

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

2012年8月16日香港での呟き：フェニックスニュースRT @niigatamama:ニュースは尖閣諸島問題。中国、日本、アメリカに配慮した報道。香港の微妙な立場が垣間見える。 p.twipple.jp/4W6PU

拡大

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

2012年8月15日香港での呟きRT @niigatamama:沖縄返還に尖閣諸島が含まれないことを説明している p.twipple.jp/We0lp

拡大

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

2012年8月15日香港での呟きRT @niigatamama:尖閣諸島ニュース@香港 p.twipple.jp/fi4Ma

拡大

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

2012年の香港の状況のまとめ：香港と中国、尖閣問題と原発・・・ - Togetterまとめ togetter.com/li/358461 @togetter_jpさんから

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

いろいろ恥ずかしすぎますよ・・・日本政府・・・日本のメディア・・・

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

「日中偶発軍事衝突」は起こるのか（9） 日本の悪口は中国の一般人の好みに合う　だから紙面に日本の批判があふれる 香港フェニックステレビ、リー・ミャオ東京支局長に聞く（下） j-cast.com/2014/08/092126… @jcast_newsさんから

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

①日中共同世論調査では互いの国民に「良くない印象」を持つ人が9割を超え、両国の国民感情は過去になく悪化。この世論を形成するのに大きな役割を担っているのがメディアだが、中国メディアは日本批判を強めるばかりで「悪循環」だという指摘も。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

②Q:東日本大震災発生直後にリーさんが生中継で涙を流して「どうして日本人のために泣くのか」と中国のネット上で非難されたことは有名です。一方、8月15日の靖国神社の取材では、罵声を浴びせられたり石を投げられたりしています。日中双方から非難されている形です。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

③リー：　それでも、中立でなければならないと考えています。そうしなければフェニックステレビの存在意義はない。中立でなくて良いのであれば、国営メディアに行けばいい。ここは譲れない一線です。

Susanna Yukari Oseki @niigatamama

④2012年には石原慎太郎氏の会見で、尖閣諸島の中国名にあたる「釣魚島」という名称を使って質問したのに対して石原氏が反発、口論に近い状態に。最近の例では、菅義偉官房長官の14年7月11日の会見で、単に「島」と質問していた。何か名称についてルールがあるのですか。