桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』の英訳版『Red Girls』、米国ハイカソルから発売!(追記:2016年4月、ティプトリー賞の「ロングリスト」に入選)

2015年4月21日、アメリカで『赤朽葉家の伝説』の英訳版が発売になった。 http://www.haikasoru.com/red-girls/ 英訳版『赤朽葉家の伝説』を出版したハイカソル http://www.haikasoru.com/ は主に日本のSF・ファンタジーを英訳出版しているアメリカのレーベル(2009~)。伊藤計劃『ハーモニー』などもここから出ている。最近では舞城王太郎『阿修羅ガール』、佐藤友哉『デンデラ』を刊行。次の刊行作品は藤井太洋『Gene Mapper』。
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桜庭一樹 @sakurabakazuki

ほんとだったので、もっと自信を持ってもう一回…

2016-04-02 13:07:53
桜庭一樹 @sakurabakazuki

昨年刊行された『赤朽葉家の伝説』の英語版『RED GIRLS』が、J・ティプトリー・ジュニア賞のロングリストに入っていました。 tiptree.org/news pic.twitter.com/KozGZXwVF8

2016-04-02 13:14:40
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ねむい @shi15xxxgt

@sakurabakazuki 審査員の何人かが推して、もっと多くの人に読んでほしい!という内容のリストに入選なさったみたいです。おめでとうございます!!突然のリプ及び拙い訳失礼しました。

2016-04-02 13:14:57
桜庭一樹 @sakurabakazuki

@shi15xxxgt そうなのですね! 教えてくださってありがとうございます。

2016-04-02 13:22:48
K島氏 @blue_airship

素直にこれはうれしい。>RT

2016-04-02 13:48:37
K島氏 @blue_airship

『赤朽葉家』のことを思い出すと、なにをしていてもふと手が止まり、幸せな気分になる。ぶくぷく茶、イマジン、狸、地球儀、お座敷列車、花嫁行列、葬列、法螺貝、暴走族、電報、寝盗り女、製鉄、フラメンコ、シャッター街、ビューティフルワールド……。

2016-04-02 13:55:58
桜庭一樹 @sakurabakazuki

@blue_airship 飛行人間の謎! と隠し玉コーナー(?)に書いた記憶とか…

2016-04-02 14:21:45
K島氏 @blue_airship

@sakurabakazuki バイキング食べた思い出とか……(素敵な内容の話が別のカテゴリにすり替わる)

2016-04-02 14:26:03
桜庭一樹 @sakurabakazuki

@blue_airship そうだ、クレープシュゼット食べましたね~! ←話ずれてく…

2016-04-02 14:45:37
K島氏 @blue_airship

@sakurabakazuki 勢いあまって『赤朽葉家』第一部再読してました……(話を戻す)

2016-04-02 18:44:37
桜庭一樹 @sakurabakazuki

@blue_airship 英語版の出だしの「One summaer,when she was ten,Manyo Akakuchiba saw a flying man in the sky.」ってなんだかいいですね。フライングマン・イン・ザ・スカイ…!

2016-04-03 03:54:34
桜庭一樹 @sakurabakazuki

『赤朽葉家の伝説』はこちらから立ち読みできます。bit.ly/1qc3lOh 中国、韓国、台湾でも刊行されています。

2016-04-02 13:21:59
  • ティプトリー賞、2009年度には、よしながふみ『大奥』が受賞している。(2009年に英訳版が刊行された第1巻・第2巻が対象)

ハイカソルからは山本弘『MM9(エムエムナイン)』や酉島伝法「皆勤の徒」(短編)の英訳版も

東京創元社の本ではほかに山本弘先生の『MM9(エムエムナイン)』がハイカソルから英訳出版されている。

また、酉島伝法先生の短編「皆勤の徒」の英訳「Sisyphean」が、2014年9月にハイカソルから出版されたアンソロジー『Phantasm Japan』に収録されている。

MM9

Hiroshi Yamamoto

日本推理作家協会賞受賞長編の英訳

『赤朽葉家の伝説』は2007年の日本推理作家協会賞受賞作。日本推理作家協会賞の受賞長編の英訳はこれで8冊目。
今までに英訳されたのは以下の7長編(出版社はHaikasoruではない)。

  • 小松左京『日本沈没』
  • 逢坂剛『カディスの赤い星』
  • 大沢在昌『新宿鮫』
  • 宮部みゆき『龍は眠る』
  • 桐野夏生『OUT』
  • 東野圭吾『秘密』
  • 高野和明『ジェノサイド』

『赤朽葉家の伝説』は国際交流基金が2013年に作成した翻訳推薦著作リストの小冊子『Worth Sharing』(リンク)の「Vol.2 日本の地方」に含まれていた(それが英訳出版につながったのかは分からない)。

また、英訳版『赤朽葉家の伝説』の発売日と同日に、2012年の日本推理作家協会賞最終候補作、沼田まほかる『ユリゴコロ』の英訳が発売になっている。

Nan-Core

Mahokaru Numata