- uchida_kawasaki
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Elisabeth Cardis氏が、福島医大で「三味線プロジェクト」について説明。福島医大に、このプロジェクトに参加するように勧誘しに来た。 fmu.ac.jp/radiationhealt… Cardis氏の発表資料PPT fmu.ac.jp/radiationhealt…
2015-05-25 10:02:00(続)三味線プロジェクト ”SHAMISEN”とは、Nuclear Emergency Situations - Improvement of Medical and Health Surveillance(原子力緊急状態ーー医学的および健康的調査の改善」の頭字語を逆にしたもの。
2015-05-25 10:03:34(続)Cardis氏スライド49 fmu.ac.jp/radiationhealt… 三味線プロジェクト: チェルノブイリと福島での経験に基づいて、被ばく集団の健康調査と医学的追跡調査の方法およびガイドラインを構築する。
2015-05-25 10:06:57(続) ▪不必要な不安を引き起こすことを避けつつ住民の需要に応じ、住民の参加の下に、生活状況を改善すること。 ▪事故後の初期段階でのトリアージ、そして初期・後期での臨床的意志決定を助けること。 ▪そして、もしも適切である場合には、放射線誘発性リスクの集団推計値を改善すること。
2015-05-25 10:08:25スライド11 fmu.ac.jp/radiationhealt… lessons learned.pdf#11 チェルノブイリ登録 最初の計画 ⁃対象者すべてが、年に一度、10以上の専門分野で検診を受ける。 ⁃検診後、地元の総合診療所や病院の医療データを登録。
2015-05-25 10:10:32スライド11(続) ▪この提案は規模が大き過ぎたために、支持されなかった。 現在の状況 ⁃旧ソ連新独立国家(NIS)ごとに登録が存在する。 ⁃追跡調査の完全性はとても低い上、選択的である。 ⁃疾患や居住地などの情報の正確さが疑わしい。 (続)
2015-05-25 10:12:31スライド11(続) ⁃線量推計値が欠如しており、もしあっても正確さが疑わしい。 ▪しかし、被ばく集団の名簿が作られたことにはなる。
2015-05-25 10:13:09スライド31:チェルノブイリ事故後29年目での結論 fmu.ac.jp/radiationhealt… lessons learned.pdf#31 ▪小児における甲状腺がんと事故処理作業員における白血病と白内障のリスクの増加 (続)
2015-05-25 10:16:01スライド31(続) ▪事故による放射線被ばくに起因すると明確に考えられるような他のがんや他の疾患の発症率には、はっきりとした増加が見られていない。
2015-05-25 10:17:02スライド31(続) ▪増加は報告されていても、放射線量との関連がみつかっていない。 ⁃増加のほとんどは、診断、報告や登録の改善のような、他の要因によるものと思われる。 ⁃統計的パワーの限界。個人線量推計値の欠如。
2015-05-25 10:18:03スライド31(続) ▪最近の知見:今後さらに調査の必要がある。 ⁃汚染が非常にひどい地域における、閉経後の乳がん発症率の増加 ⁃心血管疾患リスクへの低線量影響の可能性
2015-05-25 10:18:55スライド45:丹羽 MELODI 2014 ワークショップ 2014年10月8日 fmu.ac.jp/radiationhealt… 「日本での見解」 我々の科学は役に立つのか? 我々は、放射線防護の科学的基盤を確立するのを目的としている。
2015-05-25 10:23:04スライド45(続) 我々研究者らは、放射線影響についてちゃんとした科学を発展させた。 だが、福島の人たちは、ちゃんとした放射線科学を無視し、いまだに放射能を恐れている。 我々の科学は、なぜ人々がまだ不安を抱えているのかを理解するまで、役に立たない。
2015-05-25 10:24:09ここからは、丹羽氏のMELODI 2014発表資料の紹介。 MELODI 2014 ワークショップ発表資料 melodi2014.org/?pagina=presen… 丹羽氏のMELODI2014でのPPT資料 melodi2014.org/files/presenta…
2015-05-25 10:25:30スライド3 melodi2014.org/files/presenta… 福島の人たちに、被ばく線量とその影響を伝えた。 事故後1年目の外部被ばく線量が1−5 mSvで、内部被ばく線量がゼロである。 急性組織反応:なし がん:小児白血病も小児甲状腺がんも成人のがんも起こらない 遺伝的影響:なし
2015-05-25 10:26:57丹羽氏スライド4 melodi2014.org/files/presenta… 問題は科学ではなく、人間的次元においてである。 福島の人たちは放射能のために日常生活のセルフコントロールを失った。 この状況の改善なしに不安を消すことはできない。 なぜ状況のセルフコントロールを失ってしまったのか?
2015-05-25 10:30:32丹羽氏スライド5&6 melodi2014.org/files/presenta… 福島第一原発で爆発があり、周囲の地域が避難区域となった。 この状況が非常に危険であると住民が認識するのは自然である。 melodi2014.org/files/presenta… 広島・長崎による負のイメージもある。
2015-05-25 10:32:07丹羽氏スライド11 melodi2014.org/files/presenta… 放射能が日常生活に入り込む。 それ以前にも放射能は日常生活のあらゆる所にあったが、匂いも色も形もないので、そこにあったとしても人々には認識できなかった。 事故により、人々が放射能のことを知る事になった。
2015-05-25 10:33:17スライド11(続) 人々は、放射能をコントロールし、放射能を日常生活の中に位置づける方法を持っていない。 人々が何かに直面した時、それをコントロールする方法がなければ、自信を失くし、誇りを失くし、尊厳までも失くす。
2015-05-25 10:34:51丹羽氏スライド12 melodi2014.org/files/presenta… 上記で描写された状況からひとつのことが分かる。すなわち、「放射線量には2つの意味がある」ということである。
2015-05-25 10:35:33スライド12(続) 研究者にとっての放射線量は、放射能という物理的なものの物理的な量である。 人々にとっての放射線量は、日常生活の質を計るものである。
2015-05-25 10:36:15スライド12(続) 人々の自立活動をサポートするために協力しあうことが、唯一、人々が自信を取り戻すことを助けられる方法である。 それが起こって初めて、放射線量の意味を共有することができる。
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