自分が見てきた景色とずいぶん違うなあ、ポスト・ロック・ディスク・ガイド。

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サンガツ @Sangatsu_PR

全ての歴史は後から作られる、にしても自分が見てきた景色とずいぶん違うなあ、ポストロック・ディスク・ガイド。

2015-06-02 22:28:10
サンガツ @Sangatsu_PR

シカゴ音響派が持っていた可能性。 それは、一つにはポストプロダクションと演奏の絶え間ない相互フィードバック、二つ目は、音楽の構成要素として音響をリズムやメロディと同レベルで扱ったこと、だと思います。

2015-06-02 23:53:20
サンガツ @Sangatsu_PR

実際の制作レベルで言いかえると、 「なんかずっと同じ感じだから、そろそろコードチェンジとかリズム変えてみない?」 「んー、でもさっき編集でやったみたいな音響の変化を生演奏で出来るんじゃね?」

2015-06-03 00:07:27
サンガツ @Sangatsu_PR

まあ実際はもうちょっと複雑だろうけど、ポストプロダクションの視点が演奏の場面にも入り込んでくる。その結果としての演奏もまた、ポストプロダクションに影響する。

2015-06-03 00:07:42
サンガツ @Sangatsu_PR

それを可能にしたのはもちろんProToolsだけど、結果、インストバンドでありながら「演奏の快楽」にも寄りかからず、分かりやすいダイナミズムも回避しながら、ある質感を湛えた曲を演奏することが可能になった。

2015-06-03 00:20:50
サンガツ @Sangatsu_PR

Tortoiseの3枚目までの進化がProToolsの進化ときっちりパラレルであるのは、まあ分かりやすいといえば分かりやすいですね。

2015-06-03 00:25:05
サンガツ @Sangatsu_PR

新しい感情を表すには新しいフォームが必要、って言ったのはティム・キンセラだったと思うけど、シカゴ音響派が持っていた可能性は音楽を構造のレベルで変えるものだったはず。ただ、2000年初め頃からか、今までの音楽の構造は温存されたまま、全ては音色の問題に矮小化されてしまった。

2015-06-03 00:34:29
サンガツ @Sangatsu_PR

音色の問題(ギターがキラキラ) 演奏の快楽の復権(なんかエモくね?)

2015-06-03 00:39:02
サンガツ @Sangatsu_PR

まああんまりネガティブなことを言ってもしょうがないので、

2015-06-03 00:45:30
サンガツ @Sangatsu_PR

音響派ディスク私選5枚 1. Tortoise "millions now living will never die" 2.Directions "Direction In Music" 3.Gastr del Sol "Camoufleur"

2015-06-03 00:48:00
サンガツ @Sangatsu_PR

4.Tortoise "TNT" 5.Joan of Arc "The Gap"

2015-06-03 00:48:22
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というか、 John McEntire, Bundy K.Brown, Jim O'rourke, Casey Rice.

2015-06-03 00:56:37
サンガツ @Sangatsu_PR

もうほぼ20年前のディスク5枚だけど、新しい音楽が生まれる予感と意志を湛えた素晴らしい5枚ですよ。

2015-06-03 01:15:34
サンガツ @Sangatsu_PR

あとポストロックという言葉は、自分もよくわからないです。 音楽の中身を指す言葉じゃないから。

2015-06-03 01:18:45
サンガツ @Sangatsu_PR

また明日、日本のこと書きます

2015-06-03 01:20:35
サンガツ @Sangatsu_PR

ちょっと取り込み中になってしまったので、明日か明後日に続きを書きます

2015-06-03 23:54:06
サンガツ @Sangatsu_PR

日本の音響派・ポストロックまわりの状況を思い出してみると、たしか98年ごろから2000年前後に一盛り上がりがあって2003年ごろに一段落した印象。レイブの流れを汲んだバンドとか、シーケンサーを無理矢理バンドに組み込んで失敗してるバンドとか、みんな実験の方向が四方八方で面白かった。

2015-06-04 23:13:50
サンガツ @Sangatsu_PR

2001年インディーズマガジンのインスト特集、この時期のカオスが伝わって面白いかも。 rittor-music.co.jp/magazine/im/00…

2015-06-04 23:20:46
サンガツ @Sangatsu_PR

で、一旦の小休止の後、2003年ごろからハードコアの流れを汲んだバンドがポピュラリティを得て行くという流れだったと。ここからシーンを作って行った人たちにはリスペクトの気持ちあります。

2015-06-04 23:43:10
サンガツ @Sangatsu_PR

まあそれは良いとしてよくわからないのは、日本のシーンを語る時にこの時期から始める言説が多いこと。1stピリオドであれだけの数のバンドがバラエティに富んだ試みを繰り広げていたことが、殆ど無かったことになってるのはなんか本当にすごい。

2015-06-04 23:48:38
サンガツ @Sangatsu_PR

2000年前後の紙媒体、faderの1〜3号とか、mapとか、もし手に入るならクワトロが出してたFlyerなど読めば、リアルタイムの状況と今でもつかえそうなアイディアが沢山のってますよ。で、このあたりの情報がネットではすっぽり抜け落ちてる。

2015-06-05 00:04:02
サンガツ @Sangatsu_PR

で、同じ時期に活動した人たちに言いたいこと。 みんなもう別のことやってるし、今自分が書き込んでることも無粋の極みだけど、それでも声を出すところは出した方が良い。でないと全部無かったことになっちゃうよ。

2015-06-05 00:12:38
サンガツ @Sangatsu_PR

後ろ向きの話はさておき、、

2015-06-05 00:25:45
サンガツ @Sangatsu_PR

可能性を孕んだ一つの音楽ジャンルが生まれてから収束するまで。 その実質5年だかを経験して実感したのは、言語化することの必要性でした。 本当に骨身に沁みた。

2015-06-05 00:31:05
サンガツ @Sangatsu_PR

現在ある環境やシステム、例えば、ライブハウスもCDもオーディエンスの期待も自分自身の価値判断も(これが一番やっかいだ)、それまでの音楽に最適化されてる。

2015-06-05 00:41:51