田舎の広告屋氏による大江志乃夫「日本の参謀本部」（中公新書）書評

@tigercatver2

ようやく大江志乃夫「日本の参謀本部」（岩波新書）読める。買ったままやった。

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「国民の利己主義はその国を強大にしたいという概念から片時も離れる事は無い」(フォン・ゴルツ「国民皆兵論」大江志乃夫 日本の参謀本部)

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「生命を捨てやすいのは若者である。若者は一身上の様々な関係に拘束されず、家庭に煩わされない」(フォン・ゴルツ「国民皆兵論」大江志乃夫 日本の参謀本部)

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大山巌が軍制ドイツにすっから、誰かくれって言ったら、当初はゴルツが来る予定だったのに、モルトケがこいつでいいやってメッケルになったんだよな。ゴルツは「現代の軍政と統帥(国民皆兵)」で一躍有名になった。メッケルは少将で退役とw

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ドイツは後期帝国主義で、モルトケは、対ロ思考からトルコを重視して同国にゴルツを軍事顧問として派遣し、極東の蛮族にはメッケル送った訳w まあ、メッケルさんは「大日本帝国陸軍のメッケルです」と自己紹介するまで熱狂してくれたけど。こ～いう外人、バカ愛国市場で需要あるよなw

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「年長者は(中略)平安を楽しむが、若者は頓着せず、深い思慮も無く勇んで戦争に行く。これは残酷な職務を果たすに必要な資質である。だから一国の兵力を整備するには若い男子である」(ゴルツ)

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ゴルツの古典の前では集団的自衛権は解釈改憲で行けるが、兵役は苦役であり、それは憲法で禁止されているので「しない」と言いながら、とりあえず18才まで選挙権下げっぺよという所作が見透かされているような感じだよな。次の内閣が「苦役じゃない」って閣議決定したらイスラエル出来上がりw

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メッケルは戦術教官として優秀、ゴルツは大戦略家として秀逸で、モルトケがメッケルを送っちゃったのが「戦略無し」「白を黒と言う議論達者」(飯村穣)「人格、徳望、実行力、肚よりもヒラメキ、口舌、図表筆記の優秀な者」(那須義雄)な参謀の量産という、大江本は冒頭で結論書いちゃってるなw

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ゴルツは元帥、メッケルは少将w

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明治16年、陸軍大学校制で参謀科廃止したの誰かわからんのかw(大江志乃夫) 山縣じゃねえのかwww

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太平洋戦争で完敗の要因を作る参謀専制の根源的な問題なのに、こういうの時としてあるんだよな大日本帝国ってw

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先行研究が少ないんだよなあ

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大江志乃夫「日本の参謀本部」読んだら、如何にこの国が戦争向かないのかわかるよw