【ホットライン・ソウカイヤ】 #4(最終セクション)

忍殺×Hotline Miamiな忍殺二次創作その4、最終セクション。7/5になんとか完結を見ました。
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しまな @cimana_ns

「グッ…」顔を上げたボスの目前にはバイオパンサーの顔の異形、その首には鮮血が流れる。「クク…ハハハハハ!」ボスは何かを悟ったように哄笑する。「…お前をニンジャと思って相手した私がバカだった、と言う事か。お前はニンジャですら無い…唯の殺戮を求める獣だ」 #HL_SOUKAI

2015-07-05 21:58:05
しまな @cimana_ns

ホットラインは答えず、ポケットへと手を突っ込む。《…お前らは人を痛めつけるのは好きか?》「知れた事」ボスが顔を上げる。「出来ない奴から死んでいく…ほら、やってみろ」レッグホルスターからチャカを抜き、投げ渡す。ホットラインは拾い上げ、トリガーを引き絞る。#HL_SOUKAI

2015-07-05 22:00:18
しまな @cimana_ns

BLAMN!眉間に穴が空き、痙攣したように跳ね、ボスはそれきり動かなくなった。『オールクリアな』サイバネアイの通知をシャットダウン。…もう殺すべきヤクザは居ない。ホットラインは左手に階段を発見、本能的に上へと向かう。 #HL_SOUKAI

2015-07-05 22:02:02
しまな @cimana_ns

ドアの先はバルコニー、中央にミラーめいた装束の人影。「ドーモ、ホットライン=サン。ソウカイヤのゲイトキーパーです。」《ドーモ、ホットラインです》新手か。ホットラインは最早覚束ぬカラテを構える。「そう構えなくてもいい。私は君のクライアント…だった者だ。」 #HL_SOUKAI

2015-07-05 22:04:02
しまな @cimana_ns

「君をソウカイ・シックスゲイツへスカウトしに来たが…」「AAAARRRGGGHHH!!」「…どうやら限界か。ダークニンジャ=サンの言が正しかったようだな」「AARRGGGHHH!!」ホットラインは叫び、マスクとしていたバイオパンサーの皮を掴み、投げ捨てる。 #HL_SOUKAI

2015-07-05 22:04:02
しまな @cimana_ns

ホットラインはゲイトキーパーへは目もくれず、バルコニーへと出る。眼下には重金属酸性雨の降りしきるネオサイタマ。ゲイトキーパーが近付く。「君はソウカイヤに多大に貢献してくれた…後は好きにするといい」「…火を」ホットラインは煙草を取り出す。 #HL_SOUKAI

2015-07-05 22:06:03
しまな @cimana_ns

ゲイトキーパーが火を点ける。遠くからNSPDのサイレン。「君が望むなら逮捕されずとも済む」「放っといてくれ」「そうか…残念だ。オタッシャデー!」そしてゲイトキーパーは去った。 #HL_SOUKAI

2015-07-05 22:08:07
しまな @cimana_ns

「フウーッ…」ホットラインはふと、思い立ったかのようにポケットへと手を突っ込む。そして一枚のポラロイド写真を取り出す。手を伸ばし、離す。写真は風に吹かれ、瞬く間にネオンの光へと溶けた。彼はバルコニーに手をつき、その光景をただ見続けていた。 #HL_SOUKAI

2015-07-05 22:10:07
しまな @cimana_ns

【ホットライン・ソウカイヤ】終わり。 #HL_SOUKAI

2015-07-05 22:12:04
しまな @cimana_ns

【ホットライン・ソウカイヤ】今回更新分(最終セクション)→ bit.ly/1QRAwli 完結できました、この場をお借りし #忍殺深夜の真剣創作一本勝負 タグ、主催らせん=サンへの謝辞とさせていただきます。--マイアミ研修より戻ったたんとう者

2015-07-05 22:13:03