『放課後のプレアデス』はなぜ生まれたかーSUBARUとGAINAXの「スピリッツ」を考える
- Fuji_Midoryzaka
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導入
(と言う名の関係しそうで関係ない少し関係するつぶやき)
プレアデス星人をふにふにさせながら、「すばる」の意味を教えていて、そういえばすばる望遠鏡ってあったなと思い調べると、「望遠鏡の役割はまず光を"集める"こと」とあって、ああ、全てはつながっていることよ。
2015-06-28 10:04:22・すばる望遠鏡の名はプレアデス星団の和名「すばる」から。
・「すばる」(昴)は「統ばる」からなり、集まって一つになる、の意。
・プレアデス星団の近くには牡牛座のα星アルデバランがあり、牡牛座でその次に明るいβ星はエルナトとも呼ばれる。
「スバル」雑評
※このつぶやきは名古屋旅行中のものです。
トヨタのお膝元でスバル礼賛なんかできないけどさ、考え方は一貫してるよね。まず安全であること、そして先進的であること。中島飛行機時代から変わらない、あるいはその反省に立ったものづくりへの熱意で動いてる、気がする。
2015-06-28 10:15:22頑丈な(そのせいで重たい)フレーム。自動ブレーキサポートをeyesightとして真っ先に実用化。乗る人の安全をまず第一に。私たちの作るものが、人を命の危険に-もう二度と-さらさせないように。「隼」「呑龍」「天山」の"過ち"を、繰り返させないように。
2015-06-28 10:26:54誤解を避けたく付け加えれば、挙げた航空機が過ちだったとは思わない。パイロットの安全とニーズを考えた名機たらんとしたことは、承知の通りだ。問題は、これらが兵器として、そして実戦投入されざるを得なかった、その時代にを作ってしまった、先人たち(政治家に限らず国民らも)の「過ち」である。
2015-06-28 10:31:52先進性について、具体例については(カーヲタの方がよほど詳しいため)割愛するとしても、根底にあるのは、役に立つ新技術をつくり、すぐ実装し、そして広めたい、という技術者たちの"魂"といえよう。真摯な研究姿勢、それをサポートする経営方針。それは第一義「安全」に向けられている。
2015-06-28 10:37:45ここから本題
『放課後のプレアデス』がYouTubeで公開された時、意味不明だった。なんで自動車メーカーが、アニメ会社と「コラボ」して、クルマもろくにでてこない「魔法少女アニメ」なんか作ったんだ?と。 #sbr_gx
2015-06-28 10:39:45この企画の経緯について「ものづくりへの誇り、それを貫き通すスピリッツ」という言葉が用いられる。この点で共感した両社が、『放課後のプレアデス』(YouTube版)で「つくり」たかったものとは、なんだろう? #sbr_gx
2015-06-28 10:58:11TVアニメ【放課後のプレアデス】感想と考察と 魔法少女x宇宙SF=無限の可能性の物語 shibayamablog.net/nijigen/17635/ きれいにまとめきっている。(ネタバレを含む)作品解説として、秀逸。
2015-06-28 15:00:08YouTube版『放課後のプレアデス』については、この「感想(考察)」が、主にガイナックス側について注意深く書かれているので、紹介したい。 #sbr_gx (ブログ「失われた何か」さまより) nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-129…
2015-06-28 11:02:24「宇宙へのこだわり」と「世代交代を経ての変革」
ポイントはガイナックスの「宇宙へのこだわり」そして「世代交代を経ての変革」である。それは富士重工にも重なる。そらを目指して始まった中島飛行機、戦争を経て分割された後、各社が統合される=「統ばる」ことで始まった同社もまた、同じものを抱いている。 #sbr_gx
2015-06-28 11:12:42(富士重工の変遷について縷々述べるが、もっとわかりやすい記事があったのでご紹介(「乗りものニュース」さまより) trafficnews.jp/post/38572/ ) #sbr_gx
2015-06-28 14:17:48「宇宙へのこだわり」(1)…中島飛行機に遡る。創業者中島知久平が飛行機開発に苦心する頃は「成金」「米騒動」といった物価騰貴の時代。「お米はあがる、何でも上がる、あがらないぞい中島飛行機」との揶揄にも折れず、飛行機をそして東洋最大の航空機メーカーを創り上げた。 #sbr_gx
2015-06-28 11:31:07「宇宙へのこだわり」(2)…戦後GHQは航空機の研究開発を禁止。中島飛行機の優秀な技術者たちは、航空機とは程遠い、自転車や自動車修理、果ては鍋や衣類箱などを作り生活していた。生きるために、技術力を、研究意欲を、抑圧せざるを得ない、そういう時代だった。 #sbr_gx
2015-06-28 11:35:56「宇宙へのこだわり」(3)…驚くべきは技術者たちの底力だ。米軍スクーターに着目し、「ラビットスクーター」を、その後乗物繋がりか、リアエンジンバス「ふじ号」を製作。そこには航空機で培った技術力、ノウハウが十分に発揮された。脱軍事産業化は技術者たちの手で行われたのだ。 #sbr_gx
2015-06-28 11:44:14「宇宙へのこだわり」(4)…皮肉にも朝鮮戦争が、富士重工への「統ばる」道を開いた。GHQから資本を得、また発足した保安庁(現防衛省)が購入する練習機の製造ライセンス獲得のために高まった統合機運が、富士重を生んだ。航空機への、空への想いが「統ばる」を導いたのだ。 #sbr_gx
2015-06-28 11:49:53