天上院照樹の憑魔録 外伝~魔物娘『ウェンディゴ』編~
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そもそもウェンディゴって何?って思う方はこちらから↓ twitter.com/k_cross/status…
2015-06-27 09:24:36照樹君にウェンディゴ光ちゃん犯させるのもすごくたぎるけど図鑑のアへ顔見てるとむしろ雄化して戸惑ってる光ちゃんを何とかしようと無防備にフードの下を見せてずっこんばっこんされてアへ顔晒すウェンディゴ照樹君が見たくなってくるよね(ゲス顔
2015-06-27 07:32:07「光……!!大丈夫か、しっかりしろ!!」 「はぁっ、はぁっ……て、照樹君……」 洞窟の岩肌に仰向けになって寝ている光は、顔を赤く染めながら苦悶の表情を浮かべる。 くそぉ、ミコトとアオもいないみたいなんだ、俺がなんとかしないと……!! どうしてこんな事になったのか、俺もわからない。
2015-06-27 07:43:33ただ、気がついた時には光と二人っきりで雪山に飛ばされていて、俺はミコトと融合した時ではない変な牛みたいな女の姿に変わっていて……そのせいなのか、始めてきた場所なのに洞窟の場所がすぐにわかったから、ここに光を連れてこれたのはいいけれど。 ここに来てからずっと、光は調子が悪い。
2015-06-27 07:45:47俺はこんな姿になってるからいいけど、光は普通の人間なんだ。 「て、照樹君……熱い、熱いよ……」 こんなに苦しそうにして……なんとか、しないと……!! 光は雪山で吹雪にあったせいで、今は全身ずぶ濡れだ。こんなの着たままにしてるとなおさら悪化する、よな…… …………仕方ない。
2015-06-27 07:49:23今は非常時なんだと言い聞かせて、俺は光のスカートに手をかける。 濡れた服よりも、自分が羽織っている変な外套を着せた方がマシにはなるだろう。そう思って、俺はその未知の領域に手を伸ばして、ゆっくりと引きずり下ろす…… 「はぁっ、はぁっ……照樹、君……♪」 「……え?光、これ……」
2015-06-27 07:52:47パンツをおろした途端にぼろん、と音を立てて飛び出すものがあった。それは俺にとってはよく見慣れた、けれど光の股についている事がありえないもの。男の、象徴…… 「照樹、君……♪照樹君、照樹君照樹くんてるきくんっ……♪」 光がうわ言をつぶやきながら上体を起こしたのは、その時だった。
2015-06-27 07:56:51「おわぁっ!?ひ、光……!?」 何事かと思った次の瞬間には、俺の体は洞窟へと押し倒されていた。小さい体だからか光に抵抗する事もできず、外套を剥がされて俺の体が露わになる。 「すっごく、かわいい……ボクの、ボクだけのてるきくん…♪」 「ひ、光……!?な、何すんだよ、やめ……っ!?」
2015-06-27 08:00:23「んむっ……!?」 「ん、むちゅっ、れるっ……んぢゅぅっ……♪」 次の瞬間には、光に唇を奪われていた。荒々しく入り込んだ舌が、いやらしい音を立てて俺の中に入ってきて、激しく動き回って。いやだ、とは思えなかった。まがりなりにもずっと好きだった相手からのキスなのだから。
2015-06-27 08:03:09光の唾液が喉を通過する度に甘い味がして、口内で舌が触れ合う度に愛されてると感じて。 実際には何分も経っていなかったはずのその時間は、とても濃厚に感じた。 「ん、むぐっ……ぷはぁっ……!!」 「はぁっ、あはぁっ……♪」 やがて唇が離れ、お互いの荒い息だけが洞窟に響き渡って。
2015-06-27 08:07:07「はっ、はっ……あがっ、うぐぅっ……うごぉっ……!!」 「ひ、光……?」 しかし、半分とろけた意識の中で光の叫び方の質が変化したのを感じ取る。まだ女の子の、もっと言うならば人間のようだった声は、まるで獣の鳴き声のように変わっていく。 「うごっ、ふぐぅ……ぐぉぉぉぉぉぉ!!」
2015-06-27 08:11:01絶叫と共に、纏っていた服が爆ぜた。その服の下から現れたのは綺麗な肌色ではなく、硬質化した闇のような色。胸には柔らかい乳房の代わりに胸筋がめきめきと音を立てて加えられていく。手や脚も細くしなやかなものがガチガチと張り詰め、肥大化してその体躯もつられて増していく。
2015-06-27 08:15:36「う、うぅっ……!!」 光が光じゃない何かに変えられていく光景を、俺はただぼんやりと見つめる事しかできない。立とうとしても、体から力が抜けていくのだ。体の変化に合わせて固く、張り詰め、天を向けてそそり立つ……雄の証から漂う匂いを嗅ぐだけで、俺の体は自由が効かなくなるのだ。
2015-06-27 08:20:23「ごぉぉぉぉっ!!」 体の成長が止まると、わさわさとした漆黒の毛が光を覆い始めた。それは全身を覆い尽くすと頭にまで侵入して、『彼女』の象徴である赤い髪までもがその中へと消失する。 「う、ごぉ……がぁぁぁぁっ!!」 咆哮が、洞窟に響く。
2015-06-27 08:24:00その毛むくじゃらの腕で抑えられていた頭から、硬い角が音を立てて生じた。 尻からもしゅるりと毛の束――尻尾が生じる。 「うごっ、ぐぅっ、ごぉっ……ごぉっ……!!」 それで……光の変化は、完全に止まった。 人間よりも巨大な体躯をした、漆黒の雪男。それが、今の光をよく表す言葉だった。
2015-06-27 08:29:11「っすん……うぐ……?」 その双眸が、俺を捉える。その瞳に映ったのは変化による混乱でもない、不安でもない―――― 「ごぁ……♪」 ーーーー雌を見つけた事による興奮で、彩られていた。 「ひ、光……やめ……」 ずしり、ずしりとその巨漢が迫り来る。恐怖を感じる心と裏腹に、体は動かない。
2015-06-27 08:34:07「や、やぁっ……♪」 動かないまま、光によって両手を片腕で掴まれて宙へと持ち上げられてしまった。光が目と鼻の先に近づいて、濃厚な雄の匂いを至近距離で嗅がされる。髪の下に隠れていた可愛い顔は、今ではたくましさを感じる立派なものへと変わっていた。 俺は男なのに、男なのにぃっ……♪
2015-06-27 08:39:32光の顔を見ていると、胸がドキドキしてくる。匂いをかぐ度に、下半身が熱をためていく。その匂いの元へ、俺の体はゆっくりと狙いを定められていく…… や、ちがう……俺、こんなの、期待なんて…… 「……ひぎぃっ!?」 ズン、と。次の瞬間、体の中に異物が割って入ってくる感触がした。
2015-06-27 08:43:57「うごぁぁ……♪」 恍惚とした光の、雄々しさを感じる声が上がる。自分の体の中と光の物が擦れて、もみくちゃにされるような訳の分からない快感が一気に俺の体をかけめぐる。 「ひか、り……め、さまし、ぁがっ……♪」 ろれつが回らない自分は今、きっと酷い表情をしているのだろう。
2015-06-27 08:47:10「うご、うごぉっ……♪」 重力に従ってズルズルと、何の抵抗もなく光は俺の中を進んでいく。それが痛かったらまだ本能に溺れずに済んだのかもしれないけれど、それを自分で締め付けるのも、最奥を勢い良く突かれるのも、強引に持ち上げられてズルズルと抜かれるのも、何もかもが気持ちの良いもので。
2015-06-27 08:52:02「うぐ……」 めちゃくちゃにされて、どれだけが経ったのだろうか。中でブルリ、と光がこれまでとは違う震え方をする。元は男であった俺が、それは何を意味するのかに気づくのにはそう時間はかからずに…… 「や、やらっ……♪ひかり、それ、らめっ……らめ、なのぉっ……♪」 「ごぁっ……!!」
2015-06-27 08:57:11「ごぁぁぁぁっ!!」 「やらぁぁぁぁぁぁ♪」 その熱は、まるでマグマのように感じた。 体の中を満たされて、これが欲しかったのだとばかりに全身がとめどない快感で満ち溢れて、体がビクビクして、頭が、ついて、いかない……!! 「ひゃぅぅぅぅぅ♪」 雌の快楽、ずっと、つづい、てーー!!
2015-06-27 09:02:31ーーーーーーー 「うごぉぉぉぉっ……♪」 「あぁっ♪ひかり、ひかりぃっ♪」 あれから、『私』達は何度も何度も交わり続けた。光は何度やっても決して満足する事はなくて、むしろ私の体を味わえば味わう程に私をいつまでも求め続けた。光の名前を呼びかけても、まともな返事が来る事はなかった。
2015-06-27 09:06:35けれども、私が女のように甘えると……その時だけは、問答無用ではなく優しい手つきになる。その事に気づいてから、私は口調も女っぽくなるよう努めて、『彼』に優しくするようにねだるようになった。そうした時だけ、優しい光を感じられる。そうやっていれば、いつか光が戻って来るかもしれないから。
2015-06-27 09:10:51