2015/6/27 月末ボードゲーム会 「ストラグル・オブ・エンパイア」(邦題:「帝国の闘争」)
- antonioyosida
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①「ストラグル オブ エンパイア」 神デザイナー マーティンワレスが放つ帝国主義マルチ。 ザキニエ公が「どうせ二時間くらいで飽きるだろうから、別のゲームも持ってきたよ!」というシベリアなみにお寒い空気で始まった今回。 pic.twitter.com/5mSdmJywzP
2015-06-27 20:32:13②「ストラグル オブ エンパイア」 結論から言うとかなり面白かった。プレイ時間も当初4時間くらいと思われていたが、思ったよりコンパクト(3時間くらい)。合従連衡が熱い良ゲーでした。これをスマートにすると「インペリアル」になる。面白い面白いまたやりたい。
2015-06-27 20:35:51ストラグルオブエンパイアは、19世紀欧州列強になって植民地支配を広げながら醜い勢力争いをする我々好みの地政学的ゲーム。結果的に植民地経営から早々に排除されたフランス担当山田氏とオーストリア担当のruno氏が欧州を席巻。最終的には欧州有利な得点の効果もあってフランス勝利で終わった
2015-06-28 12:33:01オレ担当のオランダはインド、アフリカ、東南アジアの利権を現地徴兵軍で広げて、奴隷商売で潤った金を産業革命に突っ込むという非の打ち所のない純経済重視プレイをした結果、びっくりするほど債務と社会不安チットが積み上がり、社会主義革命によるゲームオーバー寸前でゲーム終了。何が悪かったw
2015-06-28 12:40:06最後の最後のオランダ国王ザキニエ公の「この産業革命で俺の国も革命されてしまうかもしれない」は吉田朝スペインに足りなかった覚悟を感じる
2015-06-28 12:40:54「ストラグル オブ エンパイア」で国を選ぶ際にほぼフリーハンドにもかかわらず悩むことなくスペインを選んでしまったのが自分でもわからなかった。これあれだ「ヒストリー オブ ザ ワールド」のせいだ。
2015-06-29 12:24:44先日の月末ボードゲーム会は「ストラグルオブエンパイア」と「長征」。「長征」はまぁともかくとして、「ストラグルオブエンパイア」は色々と誤解していたが、改めてやり直してみると、名作と言われる所以が理解できた。ワレスゲーのルールは、素人翻訳では歯が立たぬぐらい複雑だなぁ。
2015-06-29 21:41:15今回は正攻法を貫いたフランスが勝ったけど、結局正攻法を貫ける余裕があっただけのことで、ドイツ諸州とヨーロッパ中央部にオーストリア以外の列強も積極介入してきていたら様相はだいぶん変わってきたんだろう。
2015-06-29 21:45:35植民地経営で稼いだ資金を、欧州で勝利点を稼ぐのに使うのが基本路線として考えるのが良いのかな。植民地経営に肩入れ過ぎると、どうしても勝利点の高い欧州を疎かにしてしまうことになるし。
2015-06-29 21:48:49進歩タイルは、「市民軍」は必須として、地味に侮れないのが「外交官」。上手く使えればとても戦況を有利に展開できる。同盟国の力は侮れない。
2015-06-29 21:54:34あと、海軍は移動手段と割り切ることは大事ね。ことこのゲームに至っては、海軍は本当にそれぐらいの価値しかないので、いくら帆船偏重主義者の俺でもほぼ作らない。
2015-06-29 22:01:10吉田朝スペイン大反省会 ①開幕でプロイセンの力を借りずに軽い気持ちでインディアンに殴り掛かったら、いきなりファンブルで1師団壊滅。インディアンと互角ってどういうことだよ!コルテスなら200人で3万人殺せるぞ!
2015-06-29 21:57:37②対フランス戦 第二戦役はカリブの仏軍を襲撃するべく独と条約を締結。 盟約に従い北米から海軍をカリブに移動させようとするも移動判定失敗。 西一師団と普二師団で仏一師団を包囲。 多少アクシデントはあったが修正は勝ってるし勝てる! 普軍は精鋭ぞろいだ。 結果引き分け。壊滅する派遣軍。
2015-06-29 22:05:17③欧州政策 北米戦争に熱くなるあまり神聖ローマ・中欧権益を早々にほったらかしにして気がつけば欧州の足がかりがない。苦し紛れにオスマンに植民するもオスマン1位は神聖ローマの2位より安い。どう考えても軍の派遣先を間違えている。
2015-06-29 22:08:44⑤内政 他の列強が同盟国や社会政策を買いあさる中、スペインには市民軍と南米金山の二枚しか買う余裕がなかった。 それというのもクソザコスペイン軍はあちこちで壊滅するせいで四六時中徴兵と移動を繰り返さなければならないからだ。 植民地も少ないが軍隊も少ないので一応財政黒字。 くそが。
2015-06-29 22:19:23⑥外交政策 普と組んで仏を追い出し、しかる後に普との北米大決戦というのが長期戦略だったのだが、最初にインディアン相手に師団が溶けて消えたあたりでほぼ不可能になり、その後はどうしようもなかった。 その後欧州政策で相争わせるべきだった仏墺をくっつけるなど失策も続く。
2015-06-29 22:23:23⑦プレイングとして なぜ欧州は固いのか考えた結果。欧州は勝利点が高いので利権を守るため軍が集中。そこに同盟セリが重なったときこのゲームの真の姿が見えてくる。 すなわちセリで味方に引き入れたライバルの兵を無理やり使う。 金をつかまされると拒否権がない。 すごいゲームだ。
2015-06-29 22:27:53⑧総評 なぜスペインはクソザコだったのか。 それは戦争に負けたからだ。 なぜ負けたのか。 外交によって必勝の形を作っていなかったからだ。 次は負けない。
2015-06-29 22:29:48ストラグルオブエンパイアは、昨今のゲームと比べてはっきり言って洗練されていない。ルールもコンポーネントもゲルツ作品と比べると非常に胡散臭い。でもだからこそ面白い。ノイズが多いからこそ楽しい。
2015-06-28 12:38:46