軍パロしょくんばの簡単で雑なプロット

こんな軍パロしょくんばが欲しいと欲望のままに呟いていたのをまとめました。フリーなんで是非かいてください。
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はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

軍パロしょくんばというか国広兄弟の設定を呟くから誰かかいて欲しい。こまかく肉付けされた素敵な作品を読みたい(他力本願)

2015-07-01 06:22:10
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

前も呟いたどこにも所属しない傭兵兄弟の三男と軍のエリートのしょくんば。フリーで雑多に呟くから好きにいじってくださいませ。

2015-07-01 06:25:18
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

とにかく紛争の多い世界設定で、燭台さんは大国の軍部の幹部。 あるとき視察に出向いた地域でテロリストに襲われるけど、たった一人の青年がそれを全滅。彼こそはここ最近戦場をたった三人で制圧すると言う噂の国広兄弟の三男だった。一人で出向く燭台さんを心配して部下が秘密裏に雇っていたのだ。

2015-07-01 06:29:30
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

国広兄弟は謎が多い。わかっているのはどこにも所属せず、昨日の敵にも明日は味方なんて節操のない戦い方をするけど、兄弟一人がそこに味方をすればほかの二人は離れていても敵にはならない。逆に敵方に一人でもいたら後二人にも狙われていると思えといわれるくらい結束が高いこと。

2015-07-01 06:33:20
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

今回燭台さんの前に現れたのは山姥くん一人だけど少なくとも護衛の期間中は長男にも次男にも狙われないのはわかる。 見た感じサブマシンガンとナイフくらいしか装備していないのに敵の集団を全滅させた山姥くんに燭台さん噂どおりだと内心おののく。 とりあえず「ありがとう」というけど無反応。

2015-07-01 06:37:08
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

そのまま彼を乗っていた車(運転手もボディーガードも連れずに燭台さん一人で視察していた)に押し込んで自分は運転席に。荒っぽいハンドルさばきで軍の本部まで強制帰還、部下に引き渡したあとはどこかに行ってしまう。 無愛想すぎる彼に目を白黒させたままの燭台さん。 「なんだったんだ一体…」

2015-07-01 06:44:52
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

どこかに行ってしまったあと、山姥くんの姿は本部内では見ず、あれ、依頼はこれで終わり?と首をかしげるしかない燭台さん。ロクに話せずにいたし、そういえば顔も布が邪魔して見えなかった。となんだかモヤモヤしたけど、エリートなので切り替えは早い。すぐに仕事に取り掛かり山姥くんのことは忘れる

2015-07-01 07:44:36
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

ところが3日後、今度はボディーガード付きで本部の外に出ると見たことのある布男が待っている。当たり前のように燭台さんにくっついて目的地までしっかりガード。そして帰りも待っていて本部までガード。あえると思わず護衛されている間いろいろ話しかける燭台さんだけど、山姥くんは黙ったまま。

2015-07-01 07:48:44
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

そして本部に着けばあっという間にどこかへ行ってしまう。 それが3回くらい続いてとうとう我慢できなくなった燭台さん。山姥くんを雇った部下に問い詰める。部下曰く、 「契約を結ぶ際に国広兄弟の次男が分厚い契約書と料金プランを出してきた。あまりに法外なので外部視察のみをお願いしました」

2015-07-01 07:59:27
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

契約書を見せてもらうと確かに分厚い。値段もべらぼうに高い。 「何この料金。全部護衛コースなんて国一つ買えるよ?」 「私もそう思ったんですが嫌ならこの話はなかったことにと言われて……」 部下の泣き言聞きながら契約書を確認すると「護衛中は弟の気が散るので話しかけないでください」

2015-07-01 08:05:34
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

「仮にそれを破っても弟は仕事に集中しているので返事をしません」 「プライベートなお誘いにも応じません」 「しつこいようなら契約を強制的に終了させていただく場合もあります」 などなどこれわざわざ書く必要ある?なことばかり。 とにかく話しかけても無視される理由が判明して腑に落ちる。

2015-07-01 08:09:34
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

過保護な契約内容は置いておいて、ひとまず会話ぐらいしないと居心地が悪い。 「これ、契約主を僕に変えることはできないのかな?」 「本人に聞いてみないことには……。いつもこの無線で連絡していますが」 部下から無線を受け取り、早速通信を図る燭台さん。 『なんだ、今日の仕事は済んだぞ』

2015-07-01 13:06:55
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

すごい不機嫌そうな声に燭台さん、意外に低い声だねとどうでもいいことを考える。 「やあ、いつもご苦労様」 『………ッ!』 「あ、切らないで。今は仕事外なんだから会話はOKでしょ?」 『……なんのようだ。契約を打ち切ると?』 いきなりそんなこと言われて燭台さん、鼻白む。

2015-07-01 13:13:12
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

「君の仕事ぶりは完璧だよ。愛想がないことをのぞいたらね」 『その手のクレームは受け付けないが』 「違う違う。君仕事中しゃべってくれないから今日はお礼を言いたくて連絡したんだ。ついでに契約の変更をしたくてね」 『礼を言われる覚えはないが…。契約なら兄弟を通してくれ』 「兄弟?」

2015-07-01 13:20:29
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

『あんたの部下と契約を結んだ兄弟だ。俺はそういうことに不向きでな』 正直に言われて燭台さんこの子大丈夫?と少々心配になる。 「そう、でもお兄さんはどこにいるかわかるのかい?君と簡単に話をしてからお兄さんに通してもらっても」 『俺たちをなめるな。すぐに連絡がつく』 「へ、へえ……」

2015-07-01 13:26:44
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

少し待ってろというと無線は切られたけど、10分もたたずに山姥くんから連絡が。 『今夜には来れるそうだ』 「え、今夜?」 『今依頼を済ませたらしい。あんた、運がいいな』 それって運がいいのだろうか……?と疑問に思ったけど迅速なのは嫌いではないので燭台さん深入りはしないことにした。

2015-07-01 17:32:52
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

「わかった。どこでおちあえばいいかな?」 『護衛対象のあんたを外に出して危険に晒すわけにはいかない。本部の会議室にでも開けてくれれば兄弟が直接出向く』 「え、直接くるの?」 あっさり言われて燭台さんが点。アポを取っていても夜は門前払いだし、本部のセキュリティは厳重で浸入はまず無理

2015-07-01 17:45:54
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

いくら百戦練磨の国広兄弟でも難しいのではと思っていたら山姥くんなぜか誇らしげ。 『兄弟はこの程度の要塞軽く入ることができる』 「軽く入られたら困るんだけどな……」 この子本当に大丈夫なんて思いながらも彼が自分の護衛をしている限りその次男に寝首をかかれることはないから了承することに

2015-07-01 18:10:58
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

そしてその夜。 燭台さんと山姥くん、そして山姥くんと最初に契約した部下と彼がどうしても同席させたいというボディーガード数人でとある会議室に。 「室内でも布を被ってるんだね」 と軽口を叩くも仕事モードに入りまったくの無反応。 「今は喋ってもいいんだよ?ほら、顔を見せて」

2015-07-01 19:21:50
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

無線で会話をしたことで山姥くんの中身は意外と単純と思っている燭台さん。おもむろに近づいて布を剥ごうとするが瞬間突き飛ばされ、同時に電気が消える。 受身は取ったものの暗闇で対応ができない燭台さんのすぐ傍で誰かが戦っている音とボディーガードがうめき、倒れている音のみが響く。

2015-07-01 19:35:20
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

目が慣れてくると山姥くんが何故かボディーガード相手に戦っている。体勢を立て直し、加勢しようと銃を握った燭台さんに強烈な殺気が。 振り向いた先には白目を向いて倒れている部下と刃物を構えた小柄な影。 もう一人いると思う間に影は燭台さんに襲いかかり、その首に向かって刃を向ける。

2015-07-01 19:42:29
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

速い、間に合わない…! 万事休すかと思われたとき目の前を布が翻り、刃を止めた。 キンッ…と刃がぶつかる音が響き、同時に復旧したのか部屋の電気がつく。 結局立ち上がれずにいた燭台さんが見たのは金色の髪。 「守って、くれたんだ」 やっとのことで声を出すと布も直さずに彼が振り向いた。

2015-07-01 19:48:06
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

「仕事だからな」 戦場を駆け抜けているとは思えない、傷ひとつない白い肌に翠の瞳。整った顔立ちは戦闘に高揚している。 今まで見たことないくらい美しい顔に燭台さん声が出ない。 「どうした、どこかぶつけたのか?」 立てるかと差し出された手を取ろうとした時、すばやく二人の間に割り込む影が

2015-07-01 19:55:57
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

燭台さんの手を取って無理矢理に起こす。自分はもちろん、山姥くんより小柄なのに結構な力持ちである。 「大丈夫ですか、光忠さん?長らく安全地帯にいて感覚鈍っているみたいですけど」 いきなり皮肉を言われてピクリと口元が引きつるけど燭台さんすぐに調子を戻して笑顔を彼に向けた。

2015-07-01 20:04:24
はるさぎは燃えて野菜の肥料となる @harusagi2

「弟さんのおかげで傷ひとつないよ。でも契約していないとはいえ僕に殺気を向けるのは兄弟の仁義に反するのじゃないかな?」 挑発返してみるけど相手は全く動じない。 「兄弟が守るに値するかテストしただけですよ。それに僕らを利用して反乱分子を狩ろうとした人に文句を言う権利があると?」

2015-07-01 20:13:07