2015.7.2報道【 疫学調査:低線量でも白血病リスク 国際がん研究機関】について マキノさんのツイートまとめ

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Jun Makino @jun_makino

mainichi.jp/select/news/20… 疫学調査:低線量でも白血病リスク 国際がん研究機関

2015-07-02 22:23:10
Jun Makino @jun_makino

引用: 低線量の放射線を長期間にわたって浴びることで、白血病のリスクがごくわずかだが上昇するとの疫学調査結果を、国際がん研究機関(本部フランス)などのチームが英医学誌ランセット・ヘマトロジーに発表した。

2015-07-02 22:23:12
Jun Makino @jun_makino

引用:欧米の原子力施設で働く30万人以上の被ばく線量と健康状態のデータを分析した。低線量被ばくの健康影響を統計的に示した研究は少なく、東京電力福島第1原発などで働く作業員や、放射線機器を扱う医療従事者の健康管理に役立つ可能性がある。

2015-07-02 22:23:14
Jun Makino @jun_makino

引用:リスク上昇が非常に小さいため、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づいて政府などが定める被ばく線量限度の再検討は必要なさそう。ただ一定の線量を超えないと健康影響は出ないとする考え方は見直しを迫られそうだ。

2015-07-02 22:23:16
Jun Makino @jun_makino

引用:チームは過去約60年間、フランスと英国、米国の原発や核燃料施設などで1年以上働いた約30万8300人の健康状態と被ばく線量の関係を統計的に分析した。

2015-07-02 22:23:17
Jun Makino @jun_makino

引用:結果は、被ばくがなくても白血病を発症する可能性を1とする「相対リスク」を考えた場合、1ミリシーベルトの被ばくごとに相対リスクが1000分の3程度上昇するという内容。100ミリシーベルト以下の低線量でもリスクはなくならないとした。

2015-07-02 22:23:19
Jun Makino @jun_makino

引用:作業員の年間被ばく線量は平均1.1ミリシーベルト、積算線量は平均15.9ミリシーベルトで、531人が白血病で死亡。リンパ腫なども調べたが、明確なリスク上昇は確認できなかった。

2015-07-02 22:23:21
Jun Makino @jun_makino

引用: ICRPは100ミリシーベルトを超すと発がんリスクが高まると指摘。それより低い線量では、健康影響を懸念する専門家と、心配ないとする専門家で意見が分かれている。 今回の研究費は、米エネルギー省や日本の厚生労働省などが拠出した。

2015-07-02 22:23:23
Jun Makino @jun_makino

アブストラクトでは、白血病の ERR が 1Gy あたり 2.96 (90%CI 1.17-5.21)

2015-07-02 22:23:26
Jun Makino @jun_makino

なので、まあ色々いえなくはない。

2015-07-02 22:23:28
Jun Makino @jun_makino

但し、割合重要そうに見えるのは、Chronic myelogenous leukemia 慢性 骨髄性白血病に限るとERR が 1Gy あたり 10.45 (90%CI 4.48-19.65)まで上がること。

2015-07-02 22:23:30
Jun Makino @jun_makino

つまり、慢性骨髄性白血病に限ると、かなり確からしいといえるようである。

2015-07-02 22:23:31
Jun Makino @jun_makino

あと、もうひとつ重要なことは、LSS ではいわれていた2次曲線的(低線 量では LNT より影響が小さい)という傾向がみられていないこと。さらには LSS と比べるなら、低線量かつ低線量率領域だが 1GyでのERR はあまり変わらない。

2015-07-02 22:23:33
Jun Makino @jun_makino

有意といっても90% CI だしとか CI が沢山でてくる論文だからたまたまいくつかが有意になってる可能性は高いとか色々書いてあって面白い。

2015-07-03 00:01:50

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