箱根は人類初の水蒸気噴火制御をした町か?

大涌谷の蒸気井と水蒸気噴火制御についての考察
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月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

火山と向き合って生きるすばらしい町じゃないか。ジオパークにふさわしい。そういう意識を住民全体がもっと持って観光に生かせばよいのにと思う。

2015-07-12 12:40:34
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

昨日からの説明をまとめるとこういうことになる。箱根町は大涌谷に蒸気井をつくって過熱状態の熱水だまりを消滅させることで水蒸気噴火のリスクを低下させ、同時に温泉をつくって供給してきた。さらに実際の噴火危機に際しては蒸気井が圧力逃し弁として作用し噴火規模を制御してる可能性がある。

2015-07-12 12:37:58
早川由紀夫 @HayakawaYukio

湖尻のビジターセンターでやるのがいいね。

2015-07-12 12:37:01
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

あちこちの大涌谷カメラ映像を動画でどこか1箇所に集めて中継し、そういう説明つけたら観光客くると思うよ。阿蘇博物館がやってるみたいに。

2015-07-12 12:27:07
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

52号蒸気井は火口の圧力逃し弁、いや人類初?の水蒸気噴火制御装置なのかもしれない。

2015-07-12 12:23:19
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

52号蒸気井と火口の噴気ずっと見ていると連動してるみたいで興味深い。たいていは52号が元気なのだが火口が元気になると52号が衰えるようにも見える。

2015-07-12 12:19:18
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

地図との対応がついたのでNHKカメラも気象庁カメラも見飽きなくて困る。他の仕事がぜんぜん進まない。

2015-07-12 12:17:26
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

直してるときりがないんだけど火口の地形を小修正。箱根山2015年噴火の火口周辺地図 pic.twitter.com/OI1Sd63BTs

2015-07-12 11:57:27
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月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

つまり、今回の水蒸気噴火は過去600年に1度ほど繰り返されてきた10万-100万トンクラスの水蒸気噴火になったはずだが、はからずも蒸気井群をつくっていたおかげでそこまでの噴火規模を回避できたのかもしれない。もちろんまだ噴火は終わっていないので、今後どうなるかは不透明だが。

2015-07-11 11:58:21
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

大涌谷噴気地帯における過熱蒸気 — その歴史と消滅の理由(萬年2009温地研報告)きわめて重要な論文だ。onken.odawara.kanagawa.jp/files/PDF/houk…

2015-07-11 11:55:27
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

温泉供給会社によればこの蒸気井群は1930年ころから整備されたらしい。いっぽう萬年さんの論文によれば、大涌谷の過熱蒸気は1933年を最後に観測できなくなった。つまり、蒸気井をつくったことによって小さな水蒸気噴火のリスクを過去80年ほど回避できてきたのかもしれない。

2015-07-11 11:54:35
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

NHK大涌谷カメラずっと見てると火口もたまに噴き上がるが、連続的にずっと吹き上がってて量が圧倒的に多いのが52号蒸気井だ。他の蒸気井も含めて図らずも噴火制御できているのではないだろうか。蒸気井群がなかったらもっと規模の大きな噴火になっていたかもしれない。

2015-07-11 11:49:11