対性暴力システム“女性護身術A.S.A.S.”紹介【護身の基本・境界線とは?】

対性暴力システム“Anti-Sexual Assault System” Parabellum(パラベラム)のツイート紹介第四弾。 今回は女性の護身の基本である「境界線を引くこと」についてのツイートを中心にまとめました。 ※日本対性暴力研究所(@PARABELLUM_ASAS )は、Anti-Sexual Assault System を開発しているNPO法人日本対性暴力研究所の公式アカウントです。 なお、PARABELLUM(パラベラム)は日本対性暴力研究所のNPO化に伴い、Anti-Sexual Assault Systemのペットネームとなりました。 続きを読む
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日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

身体的な抵抗能力を試す機会がないので女性は自分の能力を把握出来ていません。それが怪我への恐れとなって現れてしまいます。私が護身術を教える度に身を守るのは無意味だと思い込んでしまっている女性生徒がいます。攻撃者が出現したら死ぬかもしれないと思ってしまったら、(続く

2015-04-04 15:29:21
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

続き)あなたはその時点で既に死んだも同然なのです。また「私は虫も殺せない体質だから」とか「そんな戦うなんてレベルの低い事はしたくない」とか「常に凛として動揺を見せてはいけない」とか「何かを言ったら馬鹿にされる」とか「どうせ誰が60歳のお婆さんの言う事を聞くもんですか」(続く

2015-04-04 15:29:59
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

続き)などの考え方も同じです。女性は抵抗に対する能力の過小評価に加え加害者の力を過大評価をしてしまいます。試しもせず加害者を殴っても相手は何も感じないだろう恥ずかしい外野が加害者側に付くかもしれないという全世界が自分の敵になってしまったみたいな状況を想像してしまうのです。(続く

2015-04-04 15:31:17
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

続き)これはメディアの発する情報が根源になった反応です。スーパーヒーローやターミネーターなんて存在しないのです。映画だけの話です。現実的には攻撃者は生身の人間で女性達と同じく弱かったりしますし歴史的にも何度も女性が自分の境界線を示す事で生還者となっているケースは存在します。(終

2015-04-04 15:32:32
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

【境界線とは?1境界線とは自分にとって許せる範囲とそうでない範囲の事を言います。これには個人差があります。育った環境、文化的要素、人生経験、性格、その時の気分など。誰も自分の境界線の位置を示してはくれません。自分にしか分からない事ですし人にはそれを想像する事は出来ません。

2015-04-04 15:37:16
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

【境界線とは?2】人の考えを読む事は出来ませんし、その意図を完全に理解する事も出来ません。問題が発生したら、大事なのは自分の境界線であり、それが踏みにじられた、アラームを鳴らすのは自分の身体です。同時に境界線を示したり相手に止めて貰うのを求めるのも相手に対する尊敬に繋がります。

2015-04-04 15:38:09
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【境界線とは?3相手に私という存在をより深く知って貰うチャンスを与えているからです。あなたが何も言わなかったら変わりに言ってくれる人は誰もいません。愛関係の中の罠として良くあるのが愛の力で自動的に相手が自分の求めている事や境界線を理解出来ると思い込む点です。

2015-04-04 15:39:07
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

【境界線とは?4】でも相手を愛しているからと言って本当に相手をよく知っているのでしょうか?愛していても対立しなければならない場合もたくさんあります。人間関係の基本は境界線を示すところから始まります。このプロセスを踏まなかったり境界線の範囲が狭すぎる、

2015-04-04 15:39:46
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

【境界線とは?5】境界線がアバウトすぎていたりすると攻撃へと状況が発展していきます。最初はあなたが境界線を示すと相手は嫌がるかもしれませんし相手と対立する事になるかもしれませんが、それは相手があなたに抱いていたイメージや信じていた事を考え直さなければいけないからです。

2015-04-04 15:40:18
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

【境界線とは?6】嫌な事を口にするのは気分の良い物ではありませんが、人間関係に於ける重要なポイントなのです。(終わり

2015-04-04 15:40:44
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【精神的護身術の妨げになるもの1例えば見知らぬ人にあなたは苛立ちを感じています。誰でも経験したことがあることでしょう。地下鉄に乗ろうとして自分の前に突然割り込んできた男性や感じの悪い販売員、目の前で自分の車のタイヤに犬におしっこをさせた飼い主など、その時あなたはどうしましたか?

2015-04-04 00:58:24
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

【精神的護身術の妨げになるもの2】まあいいや、大した事ではない、相手もわざとやったわけではない、きっとストレス気味だったんだろう、悩み事があるのだろう、と思いましたか?注意する必要も無いし、面倒事が嫌だ、反撃されたら嫌だ、と思いましたか?

2015-04-04 01:00:38
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

【精神的護身術の妨げになるもの3】悪く思われるのが嫌ですか?一日中そのことが頭から離れずいらいらしますか?何時間も経ってから、ああ言えば良かった、こう言えば良かったと思いますか?やっぱり注意すれば良かったと結局思ってしまいますか?

2015-04-04 01:01:19
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

【精神的護身術の妨げになるもの4】これらの質問への答えが一つでもイエスだったら自分の精神的護身術を鍛える事を考えた方がよいと思います。いつ何時でも境界線を引いて下さいと言う意味ではありません。

2015-04-04 01:02:18
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

【精神的護身術の妨げになるもの5】相手を正さないとその行為は一般的に普通となったり、その行動に言い訳を探したり自分の無反応に理由付けをしてしまいます。よろしいですか仕方がないではなくキーワードは選択なのです。相手にどう思われるかではなくあなたがどう感じどうしたいかが重要なのです。

2015-04-04 01:03:49
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

女性の護身術について語り出すと「どうせやっても意味ない」とか「生半可な抵抗は被害を増やす」という人が居ますが、それは嘘です。抵抗が効果的であることは研究によって証明されています。結局、彼らが言っているのは「私は女性の護身術について何の知識もありません」と言っているだけなのです。

2015-06-03 00:57:10
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

「どうせ抵抗しても意味ない」と思うのなら意味のある物を発案する「生半可な抵抗は被害を増やす」のなら被害を増やさない抵抗を発案する、といった前向きな活動をやったらどうなのでしょうか?ただ「女性の抵抗は意味がなく有害」というメッセージで女性を洗脳したいだけにしか思えません。

2015-06-03 00:59:53
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

人はどうしても他人からのメッセージが頭に残ってしまいます。日々「襲われたら終わり」というメッセージに曝されていると女性の抵抗する力が奪われるのです。お前は「ダメだ」と言われて育った子供の将来が害されるように。そもそも、ごく簡単な抵抗で、多くのレイプが防げることが解っているのです。

2015-06-03 01:02:11
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

そもそも「襲われた時に抵抗しても無駄」という男性は女性が襲われた時にどうすれば良いと思っているのでしょうか? そう言っている男性は自分ではとても敵わないような屈強な男性に肛門性交を強要されそうになった時に抵抗したらボコボコにされるからという理由で抵抗しないのでしょうか?

2015-06-03 01:11:13
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

護身術とは「身を守る術の全て」です。身体的な抵抗は護身術の一部には違いありませんが全てではありません。心理・言語・態度による抵抗があって初めて護身術なのです。例え身体的抵抗が難しくても出来る抵抗はとても沢山あるのです。その事を理解していない人が「抵抗しても無駄」と言うのです。

2015-06-03 01:14:26
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

男性に護身術の事を聞くと、ほとんどの場合に見ず知らずの人間から襲われる状況を想定します。これは男女で暴力によって攻撃される状況が異なる為です。男性は見知らぬ相手から、女性は顔見知りから攻撃される場合が多いので、男女の間でこのような状況想定の差が現れるのです。

2015-06-04 17:34:10
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

女性が性暴力、身体的暴力や精神的暴力を受ける相手は顔見知り、特に、夫や元夫、恋人や元恋人、家族などの親族が多く、それらは自宅や加害者宅で行われる為に人々の目に触れにくくなっています。そのため女性に対するあらゆる暴力は社会の中で見えにくくなっています。

2015-06-04 17:54:57
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

暴力から身を守るためには、それがどのように見えるかを知る必要がある。恐ろしい暴力を振るう人も普通の人と変わらない外見をし普通に行動している。況して凶悪であるほど自らを人の中に巧妙に隠す。だから「あの人に限って暴力を振るう訳がない」という否認を捨てなければならない。

2015-04-05 12:30:44
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

暴力には目的と意味があるので必ず予想できる。暴力を予測するには敵と自分の類似性と敵の人間性を理解することだ。敵の人間性を認めたからといって敵の行動を認めた事にはならない。敵と自分には必ず同じ部分がある。敵にレッテルを貼って自分とは違うと思い込むと安心だろうが安全にはならない。

2015-04-05 12:49:19
日本対性暴力研究所 @PARABELLUM_ASAS

護身術では「自立していること」が最も重要です。自立していれば、あらゆる暴力を受けにくくなりますし実際に暴力に備えることが可能になります。自主独立とは、経済・精神・身体などの自分の境界線を自分の力で守る事です。誰かに守って貰うことを当てにしている状態を運任せと言います。

2015-04-05 23:10:05